今シーズン、というか昨シーズンのプレイオフからと言うべきか、東京ヴェルディの試合は終盤にスコアが動くことが非常に多いですよね。失点して勝ち点を落とすケースもあるようですが、逆の方が多いような印象です。3点差あったところ最後は93分の得点で追いついてみせた前々節の鹿島戦など、その最たるものでしょう。
サポーターの感情は上がったり下がったり毎試合忙しそう。中立の立場で見るひとにとってヴェルディの試合は最高のエンターテインメントかもしれません。
ひるがえってわれらがFC町田ゼルビアはというと、良くも悪くも終盤に試合が動きません。たとえどちらかに得点が入ったとしても、勝敗には影響を及ぼさないことがほとんどです。開幕のガンバ大阪戦で84分に追いつかれたのが唯一でしょうか、前節のセレッソ大阪戦までは。
先行逃げ切りのパターンが多いゼルビアとすんなりいかないヴェルディとの対戦。終盤に何かが起きるのか、起きないのか。終盤に点が入った方が良いのか、入らない方が良いのか。劇的な終わり方になるのか、ならないのか。
野津田で迎える2年ぶりの東京クラシック。開幕前には残留争いを予想するひともいたかもしれませんが、互いにそこから離れた位置で戦えることが幸せです。
私にとって追いつかれた国立の記憶がまだ鮮やかなので、今回はしっかりと勝ちたい。たとえどのような試合展開であったとしても。
2024・5・18