ここまで8戦無敗のFC町田ゼルビアが、フクダ電子アリーナでジェフユナイテッド市原・千葉に挑んだ試合です。
ゼルビアの先発メンバーに、ついに杉森が! それはそれで良いのですが、前節に途中で引っ込んだ戸高が、肉離れで復帰まで6週間なのだそうですね。これは痛いなあ・・・
ヤマト(町田って書くとまぎらわしので)のシュートがゼルビアのゴールを脅かしたのをはじめとして、ラリベイ、船山と千葉にはシュートが多かったですね。それに比べてこちらはあまりその機会が無く、もう少し積極的に打っても良いのではないかと思って観ておりました。
しかし少ないチャンスをものにしたのはゼルビア。
杉森のシュートがネットを揺らしたのは副審の旗が上がってオフサイドでしたが、その後すぐにロメロのゴール!
平戸から前へ出して中村が受け、そして中央に折り返したところを決めてくれました。これまでの試合でも惜しい場面はあったような気がしますが、ようやくゼルビアに来ての初ゴールですね。
前半の終わりごろにも、平戸からの良いスルーパスが杉森に通りそうになりましたが、ここは千葉のキーパー佐藤にエリアを出てクリアされてしまいました。
出来れば前半にもう一点欲しかったところです。
後半になると千葉に立て直されて、ショートコーナーからエベルトのヘディングで同点にされると、立て続けに失点。2点目はヤマト、最初のシュートを髙原が弾いたところを素早くもう一度打って天井に突き刺す豪快な一発。
ヤマトはこれがシーズン初ゴールだったそうですね。ということは2年連続でゼルビアからってことか・・・
追いかける展開になったゼルビアはまず吉濱(平戸アウト)、続いてドリアン(中村アウト)を入れました。ですが次の得点も千葉。
ペナルティーエリア外からの船山の素晴らしいシュートでした。DAZNで観るとかなり変化していたようですね。これはさすがに髙原も無理だったか。
船山というと過去の対戦で、決定的な場面ではずしてくれる選手、というイメージがあったので、まさかこんなのを決めるとは思いませんでした。
残り時間も少なくなって2点差。かなり苦しくなりあきらめかけたところでゼルビアの2点目。細かくパスがつながって最後はまたしてもロメロ!
これまでセットプレーの得点が多かったですが、この日の2点はいずれも流れの中からきれいにつないでのゴールでしたね。こういうのがもっと観られたらうれしいです。
1点差に迫った後にも裏へのパスに中島が飛び出してあわやというチャンスがありましたが、佐藤が中島と交錯しながらもしっかりキャッチ。
後半は両チームのキーパーの好プレーが目立っていました。
最後は奥山に代わって入っていた森村のフリーキックが、ゴール前の壁にはね返されたところで試合終了。ここまで続けて来たゼルビアの無敗にも終止符が打たれました。
いずれは負けるものですが、ここからは連敗しないことが大事。今度は「○○試合勝ち無し」なんてことにならないように、次節からのゼルビアに期待します。
負け試合とはいえ、2点目の美しいパス廻しからのゴールが近くで観られたのは、個人的にはとてもうれしかったです。
やっぱりフクアリは観やすくていいなあ。
【試合日4・15 4位 勝ち点16】
【DAZN実況・田中雄介 解説・都並敏史】
2018・4・16