今年の去るひと・吉井 |  うさぎおやじ日記

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 FC町田ゼルビアのことなど、気の向くままに

ここ数日、録画しておいた「J3リーグハイライト」で、少しずつわれらがFC町田ゼルビアの一年をふり返っています。

今日は第21節のガイナーレ鳥取戦を観てみました。ホーム野津田での大雨のなかでのゲームです。


この試合では前半にゼルビアは、サポーター側へ攻めるかたちになっていました。その22分のこと、暴風雨をものともせずに遠藤のフリーキックにに左足で合わせて見事にネットを揺らすと、一直線にサポーターの元へ走っていった選手がいました。

その時の写真はありませんので、別の時に撮って小野路でサインをいただいたものを載せてみましょう。



この鳥取戦でのものが、ゼルビアの選手として唯一の得点となった吉井直人選手です。カターレ富山への復帰が決まったとの発表がありました。


シーズン半ばごろ、後ろの方に怪我人や出場停止が出て手薄になってきた状況で、ボランチやセンターバックとして重要な存在になってきていた吉井、わずか数試合後には自らも怪我でピッチを去ることになってしまいました。

そしてその後背番号2のユニフォームは、ベンチに吊るされた状態でしか見ることはできませんでした。


彼にとって唯一の得点試合であったと共に、初スタメンで唯一の90分フル出場の試合であった鳥取戦は、結局その先制点も実らず引き分けに終わったのでした。

ゴール裏へまっしぐらに走って行ったあのよろこびをそのままに、試合後のヒーローインタビューの場に立たせてあげたかった・・・


降格の決まった富山への復帰、良い決断ではないかと思います。

もちろんゼルビアに残って欲しかったのですが、再昇格の為に元のチームの力になりたいというのは素晴らしい気持ちだと思います。


「ゼルビアの選手とサポーターはがんばっていたよ」

そう富山の仲間たちに伝えてあげてください。降格はとてもとても悲しいことだけれども、またやり直せばいいのだと。


かつて野津田で、J2残留争いの試合で対戦したこともある吉井選手。こんどは昇格争いで対戦ですね。


2014・12・22