初めて見ました!

ごつごつした見た目やら、つるんとした石のような感じのものもありましたが、手元に来たのはごつごつしたタイプで、奈良に居た子です。

鳴石

奈良県生駒郡平群町産。

形が独特で、小石を巻き込んで形になった状態なのが、「かわいい...」と思います。

 

 

 

振ると、ころころ音がします。

音がはっきりわかるものと分からないものがありますが、音が鳴るというのがまた楽しい。

今はもう造成地になって住宅が立ち並んでいるところから出た石なので、もう新たに出会うことはないのだそうです。

古代に火山の噴火で溶岩が流れ出た時に、粘土や小石を巻き込んでいき、それが固まりになったものとのこと。

中で粘土が乾燥して剥離するので、音が鳴ります。

不思議ですよね...。

禹余粮(うよりょう)とも言うそうです。

中身は漢方薬に使われたそうです。

人間が生活のために石を活用した歴史は長くて、驚きます。

石を砕いてお薬に、というのもちょこちょこ聞きますよね...。

現代に生きていると、何をどういう風に活用したのか、というのは分からなくなっていますが、そういう歴史みたいなものに触れると、面白いな!と思います。