前に読んだ本がぽろっと目に入ったので、ブログに...。
なんだか、いかがわしい内容に思われるタイトルに、さすがに購入までに時間がかかった本です。(なんのこっちゃ...)
ただ、書店でぱらぱらとページをめくっていて、ずっと気になっていた図形があって、それを
「記憶しておくのは...無理だ!」(立ち読みでって、また厚かましい思いですよね)
と思って、購入を決めたのです。
書店で何度も立ち読みしているのも、なんだか怪しいですし、書店さんのご迷惑だろうし...と本当に悩ましい気分になった本です。
ある意味、思い出深いというか...。
それくらいに、あの時は図形、というものにすごく興味をひかれていたんですよね。
買おうか買うまいか散々迷った本は、
「イニシエーション」
なんだか、すっごい読む人を選ぶタイトルでしょ??
そのタイトルは、スピリチュアルまんまですが、読み終わった時には、早大な映画を見たような気分でした。
ボリュームたっぷりの本を読み切った時の快感もあるんでしょうけれど、情景がすぐに想像できる表現も映画のような感覚にさせてもらったのかもしれません。
そして、図形に関しての面白みを感じて、素直に楽しめました。
内容的には、ある女性が古のエジプト時代に生きていた過去世を思い出していく、というものです。
断片的なイメージと、現在の人間関係を深く考えると合致していく過去世での関係性。
そして、思い出していくのは、霊的な指導者となるべく生きていたというのに、道を外れたゆえの大きな大きな代償。
それでも、また段階的に過去世を重ねていくことで、ただただ生きていたレベルから、霊的なことへと思いをはせる余裕と資格を有することに至ったレベルアップへの道。
そして、人として恵まれていなかった時の生ですら、今の自分には必要だったのだ、と感じられるようになる、という流れは、誰にでもあるのでは、と思わされます。
一足飛びでなくてもいい。
いつか、絶対に分かるはずだから。
と、はるかに進んだ精神性を持つエジプト時代の師とも言うべき方は、はるかな時をもずっと待っていてくれるものだ、という安心感を最後には実感されていきます。
私は過去世にこだわりはありませんが、もし、過去世に色々な思いがある方には、意味深い内容なのでは、と思います。
とはいっても、私個人的には過去世的内容にどっぷり傾倒して、ということもなく、そういうストーリーが存在していてもいいな、という感覚になれた本でした。
とてもニュートラルな気分(否定も肯定もなく)で読み終えました。
素直に楽しめる本との出会いって、そうそうないものですから、貴重な読書時間となりました。
とはいえ、いつも移動の時に読んでいたので、分厚い本を持ち歩くという、普通だとご遠慮するような荷物の量となっていましたが。
こういうのは直感で読みたくなるか、そうでないか、に分かれると思いますので、
あれ?ちょっと気になるわ~
と思われて、読書の秋を考えておられたら、分厚い本にチャレンジしてみても良いかと思います。
読みごたえは良いです!
よぉし、こい!
って感じのボリュームです。
....台風がやってきています。
こういう時には、ボリュームたっぷりの本でも読むと気晴らしにもなるかもしれませんね。
とにかく、今回も大変な威力を保持したままに列島縦断の様子。
気を付けましょう!
そして、来てしまったら、もう様子を見るだけなのですから安全な場所で、身の安全を確保するようにしましょう。