トイレには神様がいて、きれいにしていたら、美人になれる、とか金運が舞い込む、とか...聞きますよね?

まぁ、毎日絶対に使うところですし、きれいにしておくと、使う時に気持ちいいですから、掃除はまめにするのがいいとは思いますが。

それでも、トイレの神様話を聞くことは多い!(ヒット曲もありました!)

改めて調べてみました。

 

トイレの神様、としては密教では、

烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)になるそうです。

なんでも、おトイレは昔から、怨霊や悪魔の出入り口とされていたそうで、 烏枢沙摩明王の炎の功徳により、常に清浄にする、という信仰があったそうです。

烏枢沙摩明王は火の仏様で、火頭金剛とも不浄潔金剛、とも呼ばれ、この世の一切の不浄を清めてくださるそうです。

烏枢沙摩明王は財運の神様としても知られていますので、それも伴ってのトイレを清浄にすることが財運につながる、ということにリンクするのかもしれませんね...。

婦人科系のトラブルにもお力をお持ちだそうですし、お腹の中で女の子だった子が男の子に変化させる力もある、とのことから、戦国時代には武家などでは広く信仰されていたようです。(家督とか、とにかく男の子が生まれないといけない時代でしたからね...)

今では、「男の子より女の子がいい!」なんてご希望の方が多くありそうですから、時代に合わせて頂けるのでしょうか?とかいろいろ考えてしまいます。(他の神様のご担当なのかもしれませんね~知らないだけで、あるやもしれません)

 

今回は、神様の方ですと、厠神様、と仰るそうで、恥ずかしがりの神様なので、おトイレに入る前には扉をとんとんと叩いて入るといいそうです。

罔象女命( ミヅハノメ )という神様も厠の神様として知られているそうで、なんでもおトイレで私たちが出すものを手で受け止めてくださって、健康を守ってくださっているとか...。(えらいこっちゃ...大変なお仕事です)

日本では古来より、妊娠と厠にまつわるものとは関係が深く、神様が誕生する際にも舞台になったり、厠関係のものからも神様が誕生しています。

なんというか...日本人は、そこにも尊さや大自然を感じる、稀有な感覚を持っているのかもしれません。

すごい想像力でございます。

 

出口王仁三郎の「霊界物語」には、金色の玉が美しい女神に変わり、われは大便所の女神、と仰ったそうです。

しかも、金の玉が水晶のように澄んだ、美しい大きい玉となり、美しい女神になる、というのですから、また絢爛豪華です。

そして、「霊界物語」では、この神様は 金勝要神という由緒正しい善き神様、と説明されているので、またすごいです。

まぁ、大本教の出口さんのお話なので、どこまで信じるのか、は個人個人に任せられるところですが、それでも面白いなぁ、と思います。

 

どう思い、おトイレを掃除するか、でまたその場所の空気も変わりますもんね...。

どの考え方にも共通するのは、美しくしておくことが基本ですので、やはり「出す」ところを綺麗にすることで、口から「入れる」ものも美しいものとなり、良い循環になり、健康にもなれて、元気なら金運にも通じる、ということでしょうか...。

まず最初に出す時のこころいき?や状態を美しくすることが、入る時の良い状態につながる、という考え方は、あらゆることに通じますよね。

お金を出す、支払うという行為についても色々言われている通りで...。

 

さて、記事を書くきっかけにもなったお札のことに移りましょう...。

前から気になっていたのが、大山祇神社のおトイレのお札。

 

どうだろう??

どうなんだろう??

と思い続けて、〇年。

こういうのって試してみないと分からないもの!

というわけで、やっと試してみる気になりました。

 

月初めの神棚のお世話とおトイレの掃除を済ませて、いざお札をば!

後ろに両面テープがあるのですが、そのまま壁紙に貼るのは気が引けるので、白い紙をまず貼ってそこにお札を貼りました。

他のお札の邪魔にならない方向も考えて、

セット!

 

....うん。

空間がパキッとします。

なんだか有難いなぁ...。

しばらくお世話になります。感謝です。

 

今回、おトイレのお札をお迎えした代わりに、通常の神棚のお札を忘れていました...。

(そんなもんです...結局汗抜けるんですよ...)

またお宮にお伺いしたいと思います。

 

大山祇神社

愛媛県今治市大三島町宮浦3327

Tel. 0897-82-0032 

主祭神は、大山積神

日本総鎮守とされています。

懐がふか~~い感じがして、伺うといつもほっとします。