新作開発決定おめでとう記念。シリーズの原点「餓狼伝説宿命の闘い」の作品紹介 | ニワトリ小屋

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2022年8月8日の早朝、格ゲー好きの僕にとって吉報と呼ぶべき驚きの情報が舞い込んできた。

 

あのSNKの人気格闘ゲーム「餓狼伝説」に新作の開発が決まったのである。

 

僕はそれを知って飛び上がるほど喜んだ。

 

知らない人からしたら、「いい歳した大人が、たかがゲームの新作に何を喜んでんだか」と思うだろう…。

 

確かにその通りかもしれない。

 

ゲームの新作でガッツポーズする四十過ぎのおっさんの姿なんて痛々しいにも程がある。

 

だがしかし、この餓狼伝説だけは喜ばずにいられない。

 

この餓狼伝説、前作の稼働開始時期が1999年、23年もの歳月が経っているのだ。

 

しかも、まだ開発が決定しただけの段階であり、完成にはさらなる年月を要するだろう…。

 

それでも僕は、20年以上の時を経て再び餓狼の新作が遊べることに喜びを噛みしめ、早くこの手にとってストーリーを読みたいとリリース日が待ち遠しくてたまらないのであった。

 

 

──というわけでブログ復帰2回目の今回は、餓狼伝説新作おめでとう記念と称しまして、シリーズ第1作目『餓狼伝説 宿命の戦い』を取り上げさせていただきます。

 

 

いやいやいや…長すぎる、冒頭のなんなの?書く必要あった?これじゃタイトル見て訪れた人すぐ帰っちゃうでしょ。

 

ご、ごめんなさい。その…私ボケたかったんです。ずっと真面目に書いてきたから、その反動でつい……。

 

いや、「いい加減しろ!」ってマジで思われてそうだから、そろそろ始めますね。

 

餓狼伝説 宿命の闘い/Fatal Fury:King of Fighters

 

餓狼伝説のオープニング(ネオジオROM)

概要

餓狼伝説の広告

当時の広告

稼働日 :1991年11月25日

ジャンル:対戦格闘

開発元 :SNK

発売元 :SNK

 

餓狼伝説 宿命の闘い(欧米版タイトルFatal Fury:King of Fighters)は、1991年にアーケードおよび家庭用向け(12月)にリリースされたSNK初となる対戦格闘ゲーム。

 

主人公のテリー・ボガード、弟のアンディ・ボガード、大会優勝を目指すムエタイ選手ジョー・ヒガシ(東)の中からひとりを操作し、ボガード兄弟の養父を殺した仇敵ギース・ハワードを倒すのが目的です。

 

操作方法は8方向レバーとパンチ・キック・投げの3ボタン。当時インストカードには必殺技が一つしか記載されておらず、物語が進むごとに使用キャラの必殺技が明かされるという手法を取っていました。

 

91年2月にリリースして爆発的人気を得たCAPCOMの対戦格闘ゲーム『ストリートファイターⅡ』にはない斬新なシステムとストーリー性が話題を呼び、餓狼伝説はたちまちSNKの看板タイトルになりました。

 

Pick Item

キング・オブ・ファイターズ

キングオブファイターズシリーズ

キング・オブ・ファイターズの名が初登場したのも餓狼伝説が最初。

キング・オブ・ファイターズの設定を元に、餓狼伝説から独立したSNK作品のお祭りゲーとして作られ、SNKを代表する大人気作品へとなりました。

 

ストⅡのパクリ?

餓狼伝説のヒットを皮切りに、その続編や「サムライスピリッツ」、「龍虎の拳」などの新作を立て続けにヒットさせて、CAPCOMと双璧をなす格闘ゲームメーカーとして90年代のアーケード業界を牽引してきたSNK。

 

この餓狼伝説ですが、CAPCOMのストリートファイターⅡよりもリリースが遅かったため、当初は格闘ゲームブームに乗っかったパクリと言われたこともありました。

 

Pick Item

ストリートファイターⅡ
ストリートファイターⅡ
本当に凄まじかった当時のストⅡブーム。怒やサイコソルジャーなどのヒット作を世に送り出してきたSNKも、このブームに乗っかって類似作品を出したと思われていましたが……。

情報が乏しかった当時、多くのプレイヤーがストリートファイターと餓狼が似てると思ってしまうのも無理はありません。

 

なんと餓狼伝説を設計したのは、ストリートファイター1作目の生みの親である西山隆志さん。

 

西山さんは、ストリートファイターを開発後にCAPCOMを退社。SNKで自身の手掛けたストリートファイターの後継作として餓狼伝説を構想したそうです。

Pick Item

ストリートファイター
 ストリートファイター
必殺技が隠し要素扱いで、コマンド入力もシビアだが、その分威力が高すぎることで有名だった初代ストリートファイター。
当時「必殺技」という存在を快く思っていなかった西山さん。
本当は威力も低めに設定するはずでしたが、担当のスタッフが「必殺技とはこういうもんだ」と威力を上げてしまったそうです……。

 

その後、CAPCOMのストリートファイターは、コンボと対戦に重点を置いた作品へと進化。その一方で、餓狼伝説は物語、いわゆるストーリーテリングに重点を置いて開発されました。

 

西山さんは過去のインタビューで、「CAPCOMに残っていたらストリートファイターⅡは餓狼伝説のような作品になっていた」と答えています。

 

西山さんがCAPCOMからSNKに移ったことで、結果的にストリートファイターⅡと餓狼伝説を始めとした多くの作品たちが誕生して業界を大いに賑わせてくれました。

 

餓狼っぽいストⅡも見てみたかった気もしますが、西山さんのこの選択が無ければ、その後の格闘ゲームの発展はなかったかもしれませんよね。90年代のアーケードを中心としたゲーム業界もどうなっていたことか……。

 

ちなみにこのニ作品、開発は同時期らしいですよ。

 

Pick Item

スパルタンx
スパルタンX
現在はディンプスの代表取締役社長である西山隆志さんは、CAPCOM入社前のアイレム時代に「スパルタンX」のゲームデザイナーとして参加し、大ヒットさせました。
このスパルタンX、ジャッキーの同名映画を題材にしてると思いきゃ、ブルース・リーの「死亡遊戯」だったのは、あまりにも有名な話。

ストーリー

サウスタウンの支配者ギース・ハワード。今年も最強武闘会「キング・オブ・ファイターズ」を主催する彼の実力は今や絶頂期にあった。しかし、彼は知らない。”宿命の戦い”が待ち受ける自分の運命を・・・。

10年前ギースに養父を殺されたテリーとアンディのボガード兄弟は、それぞれに厳しい格闘技の修行を積み、復讐のためにサウスタウンに帰ってきた。しかし、影で街を牛耳るギースに近づくことは容易ではない。テリーとアンディは苛立ちの日々を過ごした。

そんな時、2人の前に1人の男が現れた。彼の名は東丈。最強武闘会に出場するためにこの街にやってきた彼は、テリーとアンディに大会の主催者がギースであることを教えた。これこそ、ギースに近づく絶好のチャンス!2人は武闘会に出場することを決意する。
そして、いよいよ大会当日。果たして、”宿命の対決”の結末は・・・?

 

出典:餓狼伝説公式サイト

システム

餓狼伝説の対戦画面

1対1の3ラウンドマッチ制。先に2ラウンド先取すればステージクリアになり、新たな強敵が待つ次のステージに進むことができます。

 

勝利条件は、相手のライフを0にするか、タイムアウト時の残りライフによる判定勝ち。敗北条件は、自分のライフが0になるか、タイムアウト時の残りライフによる判定負け。

 

まぁこの辺は基本中の基本。どの格闘ゲームも一緒だよね。

操作キャラクターとステージ構成

キャラクター選択画面
登場するキャラクターは、全部で11人。しかし、操作できるキャラクターは、テリー・ボガード、アンディ・ボガード、ジョー・ヒガシの3人のみ。残りの8人はCPU専用キャラクターとして立ちはだかります。
 
ステージ選択画面
最初に闘う相手はこの4人。対戦順を任意で選ぶことができます。
 

リチャード・マイヤ

マイケル・マックス

ダック・キング

タン・フー・ルー

 

テリーvsビリー

4人全員倒したら、新たに4人の対戦相手が登場。ホア、ライデン、ビリーの順で闘い、最後に待ち受けるギース・ハワードを倒せばエンディングという流れになります。

 

ホア・ジャイ

ライデン

ビリー・カーン

ギース・ハワード

 

アームレスリング

ボーナスラウンドのアームレスリング。2ステージ攻略するごとに挑戦できるミニゲームで、ルールはシンプルに連打するだけの簡単なもの。

 

なお、スーファミ版は技の間合いとタイミングが重要なタイヤ壊しに変更されています。

乱入対戦

ステージ選択画面

スーファミ版とメガドラ版は対戦モードが完備されており、対戦限定でCPUキャラも使用可能。ネオジオ版はアーケードと同じく乱入対戦のみ対人戦が行え、主人公3人の中からしか選ぶことができませんでした。

 

1P&2P対CPUの対戦画面

対人戦を選ばない(1Pvs2P)、もしくはCPU戦中に乱入すると、1P&2P対CPU戦が楽しめたのも本作の魅力の一つ。

 

従来の対戦で競い合うのもいいけど、プレイヤー同士で協力してCPUと闘うというのも乙なものですな(画像は一人でだけどね…)

 

ただし、2対1の闘いは1ステージのみ。クリア後に強制的に対人戦がスタート。また、当然ながらラスボス戦は2対1は行えません。

 

ちなみにスーファミ版とメガドラ版は、1P&2P対CPU戦が廃止されてます。

操作方法

Howto画面

使用するボタンは、操作キー(レバー)と、パンチ・キック・投げるの3ボタン。ネオジオ(4ボタン)やスーファミ版(6ボタン)なども、同様の3ボタンのみの仕様です。

 

この頃の必殺技は1キャラ4種類のみ。超必殺技もありませんでした。

ボーナスステージ終了後の必殺技コマンド公開画面

アーケード版のみインストカードに1種類しか記載されていなかった必殺技コマンド(家庭用は説明書があるからね)。

情報収集していない初見のプレイヤーは、各ボーナスラウンド終了後に公開される情報で必殺技コマンドを知りました。

 

奥と手前、2ラインバトルを説明するための画像

餓狼伝説といえばフィールドに設置された複数のライン。従来の1ライン制の2D格闘にはない奥行きを利用した戦略が楽しめるのも餓狼伝説の魅力の一つ。

 

1作目では手前と奥の2ラインありましたが(一部1ライン)、任意で移動できるのはCPUのみ。相手のラインの位置に合わせて、こちらも移動したり、移動しながらの攻撃が行えました(ライン移動時の攻撃判定は1作目のみ)。

 

一部ステージは1ラインのみ。また、スーファミ版は全てが1ラインのみで、メガドラ版は任意でライン移動が行えました。

 

キャラクター紹介

テリー・ボガード

テリー・ボガード

1971年3月15日

182cm

75kg

O型

マーシャルアーツ+喧嘩殺法

※1作目のプロフィール

 

10年前ギース・ハワードに殺された養父ジェフ・ボガードの仇を取るため、ギースが主催するキング・オブ・ファイターズに参加する。

バーンナックル

バーンナックル

↓↙←+パンチ

 

クラックシュート

クラック・シュート

↓↙←↖+キック

 

ライジングタックル

ライジング・タックル

↓↑+パンチ

 

パワーウェーブ

パワーウェーブ

↓↘→+パンチ

 

テリー・ボガード

 

アンディ・ボガード

アンディ・ボガード

 

1972年8月16日

170cm

67kg

A型

骨法

※1作目のプロフィール

 

テリーの弟。兄と同じくギースに復讐するため、キング・オブ・ファイターズに参加する。

 

斬影拳

斬影拳

↙→+パンチ

 

空破弾

空破弾

↙タメ↗+キック

 

飛翔拳

↓↙←+パンチ

 

昇龍弾

↓↘→↗+パンチ

 

アンディ・ボガード

 

ジョー・ヒガシ(東 丈)

ジョー・ヒガシ

1972年3月29日

180cm

72kg

AB型

ムエタイ

※1作目のプロフィール

 

ムエタイ最年少チャンプ。異種格闘技戦にさらなる強敵を求めて、キング・オブ・ファイターズに参加する。

スラッシュキック

スラッシュキック

↙↗+キック

 

爆裂拳

爆裂拳

パンチ連打

 

タイガーキック

タイガーキック

↓↘→↗+キック

 

ハリケーンアッパー

ハリケーンアッパー

←↙↓↘→+パンチ

 

ジョー・ヒガシ

ダック・キング

1967年2月2日

179cm

62kg

B型

マーシャルアーツ+ストリートダンス

※1作目のプロフィール

 

かつてテリーにストリートファイト(路上の喧嘩)で敗北した苦い経験を持つ。その悔しさから特技のダンスを取り入れた独自のマーシャルアーツを取得。テリーに雪辱を果たすためキング・オブ・ファイターズに参加する。

マイケル・マックス

マイケル・マックス

 

1966年9月17日

176cm

93kg

A型

ボクシング

※1作目のプロフィール

 

ルールに縛られていることに嫌気がさし、自ら地位を捨ててリングを去った元プロボクサー。鍛え上げたヘビー級のパンチを武器に異種格闘技戦キング・オブ・ファイターズに参加する。

マイケル・マックスの攻撃

マイケル・マックスの攻撃

タン・フー・ルー

タン・フー・ルー

1924年4月14日

163cm

46kg

A型

太極拳

※1作目のプロフィール

 

ジェフ・ボガードとギース・ハワードの師匠。ジェフを後継者に選び、格闘技の世界から身を引いて長らく隠居生活を送っていたが、風の噂でジェフが暗殺されたことを知る。暗殺がギースの手によるものだと確信し、かつての弟子と闘うためキング・オブ・ファイターズに参加する。

タン・フー・ルー本気

タン・フー・ルーの攻撃

タン・フー・ルーの攻撃

リチャード・マイヤ

リチャード・マイヤ

 

1962年2月22日

185cm

79kg

O型

カポエイラ

※1作目のプロフィール

 

カポエイラの名手で、料理店「パオパオ・カフェ」の経営者。その実力に比してマイナーで人々にあまり認知されていないカポエイラを世界の格闘家たちに広めるため、キング・オブ・ファイターズに参加する。

リチャード・マイヤの攻撃

リチャード・マイヤの攻撃

ホア・ジャイ

ホア・ジャイ

 

1964年6月24日

181cm

70kg

AB型

ムエタイ

※1作目のプロフィール

 

「ムエタイの英雄」と称された元ムエタイチャンプ。ジョーに敗れてチャンプの座を奪われてから、チャンプの座を取り戻すために必殺技「ドラゴンキック」を編み出す。しかし、その絶大な威力に心をとらわれ、狂人へと変貌を遂げてしまう。ムエタイ界を永久追放されるが、ギースに腕と凶暴さを買われて用心棒になった。

ホア・ジャイのパワーアップ

ホア・ジャイの攻撃

 

ライデン

ライデン

 

1964年3月3日

202cm

210kg

O型

レスリング

※1作目のプロフィール

 

人気のあった元正統派レスラー。タッグを組んでいた親友の裏切りによって心を深く傷つけられ、正義や友情が信じられなくなる。ギースの「力あるものこそ正義」に感銘を受け、彼の手下に志願。以降、非道なヒールレスラーへと変貌を遂げてしまう。

ライデンの攻撃

ライデンの攻撃

ライデンの攻撃

ビリー・カーン

ビリー・カーン

1967年12月25日

179cm

77kg

B型

棒術

※1作目のプロフィール

 

ギースの右腕。棒術使いの天才で、その実力と残忍さから「歩く凶器」としてサウスタウンの人々から恐れられている。ギースもビリーには一目置くほどで、彼と戦った参加者は見るも無惨な姿になるという。

ビリーの攻撃

ギース・ハワード

ギース・ハワード

 

1953年1月21日

183cm

82kg

B型

古武術

※1作目のプロフィール

 

キング・オブ・ファイターズの主催者で、ジェフ・ボガードを殺した張本人。大会には私腹を肥やすために都合のいいシナリオができあがっており、優勝させないため部下たちを参加させている。

ギースの攻撃

ギースの攻撃

やっぱCPU専用だから技のモーション撮るの大変。全然使ってくれなくて何個か撮れなかったのあるけどごめんね。

        デモとエンディング(テリー)         

あとがきを書くつもりが…

文字数制限に引っかかったので、あとがき部分をブログとして次の記事に掲載します。
 

マジで余裕ないので詳しくは次回で!

 

ではでは、最後まで読んでくれてありがとうございました。


それじゃまたねー(´∀`*)ノシ バイバイ