今日日曜日は東京都知事選挙の投票日。私は東京に住民票がないので投票はできません。でも、6月に入ってからは都知事選に関して5~6回はこのブログに感想を書いてきたような気がします。書いた回数は少ないですが、ほぼ1か月間、選挙がらみの新聞や雑誌の記事、そしてとくにyourubeを見まくりました。今までこれほど選挙に強く関心を持ったことはありませんでした。

 

私自身はもう日本に暮らすことはないと考えていますが、日本のことは常に気になっています。日本の政治状況についても、遥か昔に亡くなった祖父が自民党の前身の保守政党の国会議員を長く務めていたこともあり、子供の頃から選挙には関心を持っていました。

 

さて本題です。これまでyoutubeと言えばゴルフレッスン番組だったり、時事的なテーマをよく取り上げているチャンネルを視聴するくらいでした。でも今回は全く名前も知らないチェンネルを随分と視聴しました。再生回数が1000にも満たないチャンネルを偶然見て、中身の濃さに感心したりもしました。ほとんどは都知事選がらみの話です。そして発見したのは、当たり前の事なのですが、人それぞれいろんな考え方があるものだなということです。今更のように気づいたのです。そして、例えば石丸さんにエールを送るyoutubeチャンネルであっても、「人まね」ではなく自分で考えてオリジナルの意見を述べている人も多いなと思いました。これこそまさに「社会参加」です。

 

外国に暮らしている私でもネットを使えばいくらでも社会参加することができます。社会参加はテーマが政治でなくても何でもいいわけです。大事なのは自分で考えて、自分の意見を持つことです。そして社会参加と言うからには、自分の中だけにとどめておかないで発信をすることです。Xでも、youtubeでも、ブログでも、何でもいいと思います。私は今回ほどその思いを強くしたことがありませんでした。その意味では、石丸伸二さんという、普通の人なのに普通ではない魅力を持った人間に出会ったのは自分にとって有益でした。

 

選挙の結果は、私は東京都民ではないのでどうでもいいと言えばどうでもいいのです。しかし、どう転んでも彼のような人材を大事に育てていく日本であってほしいなと思っています。「恥を知れ!恥を」と言っている動画の中に、彼の本当の姿は見えません。強いて私の不満をひとつ言えば、彼には「反権力」というエネルギーがまだまだ不足していることです。下手をするとこの先既成の権力に擦り寄り、「政治屋」に堕してしまう可能性がないわけではありません。権力は必ず腐っていきます。これは世界の歴史が証明している真実です。そうなるかどうかは、彼本人の今後の精進にかかっていると言うべきでしょう。

 

私は政治の世界をほとんどのメディアのように、「右か左のベクトル」では見ていません。「既成政党のように現在志向か、それとも石丸さんのように未来志向か」と言っていたyoutuberがいて少し感心しましたが、私は政治家を「権力か反権力か」で色分けするようにしています。右左ではありません。反権力の人間こそ権力を持つべきだという考えです。そして反権力だった人間が保身のためだけに権力をふるい始めたら、その政治家の賞味期限が切れたという風に理解します。

 

何はともあれ、ネットを通じた社会参加の大いなる可能性を示してくれた選挙戦だったと思います。その立役者である石丸伸二さんの今後の活躍を願ってやみません。

 

 

 

今朝7時前のドイステープ。自宅から1.2キロの新発見の場所で撮影。

 

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