レーザー治療の甲斐あってか、ようやく歩けるようになった子猫のレモンちゃん。推定生後3か月です。

 

 

Yの知り合いの金持ちの女性が引き取るはずでした。その女性はすでに猫を5匹も飼っているので、引き取り手としては申し分ない人です。でもここまで面倒を看てきたYの気持ちを察して、私がわが家で育てることを主張しました。生きるか死ぬかの瀬戸際にあった子猫を毎日見てきた私も、他所に行かせる気持ちになりませんでした。

 

レモンちゃんは生まれてすぐの時に母乳を与えられなかったので、免疫に問題があるだろうと獣医さんは指摘していました。そのせいでしょうか、体の数か所に皮膚病が出てしまいました。それだけなら薬の内服で治せるのですが、事故でダメージを受けた首に3日前から問題が起こりました。首の傷跡のところが再び化膿したのです。

 

昨日初めて行った近所の獣医さんから治療を受けるレモンちゃん

 

1か月以上前に子猫が遭遇した事故とは何だったのでしょうか?最初は交通事故だと思われていたのですが、どうやらそうではなく、他の猫に首を咬まれたのではないかと思われます。傷口が小さいので犬ではなく猫でしょう。路上で発見されたとき、首に小さな穴があいていて、ほとんど虫の息だったそうです。最初に治療に当たった獣医さんは、命が助かる確率は20~30%と見立てました。

 

足の力は日に日に、目に見えて回復しています。自力で歩けるようになってきたのは1週間前ですが、一昨日は少し走れるようになりました。昨日は階段をジャンプして登れるようになりました、そして今朝はものすごい速さで飛び跳ねて走りました。さすがに子猫の回復力、生命力は目を見張るものがあります。自然がその力を与えてくれているのです。

 

今朝のレモンちゃん

 

免疫が弱いのだとすれば、これからもいろいろな病気をするかもしれません。わが家に心配の種が増えたようなものかもしれません。でも、それ以上にレモンちゃんは命のチカラを毎日見せてくれるだけでなく、心を癒してくれます。これまでは犬が大好きで猫には全く興味のなかった私ですが、犬とはまた違った猫の可愛らしさに惹かれています。人間を見る眼つきと、猫独特の甘え方が犬とは全然別なのです。猫こそ愛玩動物なんだなと感じます。それは経験してみなければ分からないものです。自分は100%犬派だと思っていたのですが、何事も決めつけてはいけませんね。猫を飼っている人の気持ちがこの歳にしてようやく理解できました。

 

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