今朝、子猫のレモンちゃんが4回目のレーザー治療を受けました。
治療室に入ったレモンちゃん。いささか緊張気味でしょうか?
獣医さんがレーザー治療機器について丁寧に説明してくれました。でもタイ語だったので、殆どわかりません。
理解できたのは、この機械が100万バーツほどすることと(約400万円)、犬猫はもちろんのこと、馬や鳥など、あらゆる動物に使うことができるということくらいです。一緒に聞いていたYは理解できたでしょうか。
レーザー治療を受けるときは、普通は動物でもサングラスをかけるのですが、レモンちゃんの場合は顔が小さすぎるので、ご覧のように黒い覆いをすっぽりと掛けて治療が行われました。これを撮影している私も、メガネの上から黒い特殊なサングラスを掛けさせられました。
患部の首にレーザーを当てています。こうすることで、動かない手足が動くようになるのでしょうかね。確かに、少しずつ動くようになってきているので本当でしょう。
治療中レーザーの痛みは全くないそうです。治療時間は3分くらいでした。これを1週間に1回続けます。治療費は本来は1回1,200バーツなのですが、レモンちゃんには飼い主がいないので、特別に300バーツにしてくれています。
今日までBMWに乗っている金持ちの女性が治療費を出してくれているのかと思っていましたが、実は獣医さんこそ、その大半を出してくれていることになります。利益を度外視して治療してくれる、とても素敵な獣医さんですね。今日はYが我が家の財布から300バーツを払いました。900バーツは獣医さんの負担ということです。
ところでレーザー治療というのは人間に関しては皮膚科や整形外科では以前から使われていましたが、近年は結石の治療や癌の治療にも使われるようになっているようです。手術と違って浸潤が少なく、痛みもあまりないということで、いいことずくめのようです。しかしレーザー治療機器は決して安価ではないので、獣医さんで使う人はまだまだ少ないそうです。そして使いこなすにはかなりの経験が必要で、どの医者でも使えるというものではありません。レモンちゃんにレーザー治療を受けさせると判断したのはYです。Yはいい獣医さんの存在を知っていて、レモンちゃんはラッキーだと思います。