大安吉日の今日、チェンマイの日本総領事館へ二人で行ってきました。予定通りです。持って行った書類に訂正箇所があるかもしれないとは思っていたのですが、まさか大量になるとは・・・

 

一番気になっていたのは住所です。「チェンマイ県チェンマイ市〇〇町・・・」と書いたのですが、記入見本を見ると「チェンマイ県ムアンチェンマイ郡〇〇町・・・」となっていました。日本では「市」と「郡」は別のモノで、市の方が人口が多いというくらいの認識しかありませんでした。なのでチェンマイ市部以外は「●●郡」というのは理解できますが、中心部も「郡」とは認識していませんでした。チェンマイは「市」ではなかったんですね。タイ語の「ムアン」は通常は「市」と訳すので、「チェンマイ市」でいいような気がするのですが・・・

 

次にYの父母の氏名です。彼女のタビアンバーン(日本の戸籍にあたるもの)にある父母の欄は「名」だけで「姓」が書いてありません。なので婚姻届けにも名前だけ書きました。でも婚姻届けの用紙には「氏名」と書いてあるので、「姓」も書かなければダメと言われました。カタカナで書いた名前を二重線で消して、その横の狭いスペースに、ものすごく小さい字で父と母の「氏名」を書き直しました。

 

翻訳でもNGが出ました。気になっていたタイの役人の肩書です。私が「チェンマイ市役所次長」と訳したところは「ムアンチェンマイ副郡長」、「特別行政官」は「上級行政官」というように訂正させられました。日本語で「副知事」とか「副市長」とか言いますから、「副」と言う単語を使うのはありでしょう。でも日本語に「郡長」とか「副郡長」とかありましたっけ?調べてみると、日本では1926年まで「郡長」と言う官吏の肩書があったそうです。でも100年ほど前になくなり、死語になっている「郡長」と言う単語は思い浮かびません。そもそも私は、チェンマイは「郡」ではなく「市」だと思っていたのですから。「市」ならすぐ「副市長」という肩書が自然に出てきますね。

 

というような具合にあちこちあちこち訂正させられて、窓口で30分ほど立ち往生したでしょうか。6年前に同じ領事館で婚姻届けを出した時はフリーパスで、全く訂正させられた記憶がありません。住所が「ムアンチェンマイ(チェンマイ市)」ではなく「ハンドン郡」だったので、間違えることがなかったのでしょう。今回は婚姻届けが3か所の訂正と1か所の追加、彼女の氏名変更証明書の翻訳でも住所と役人の肩書の訂正が必要でした。そして彼女のタビアンバーン(住居登録証)の日本語訳に至っては全部手書きで書き直しました。

 

何はともあれ、これでタイ側と日本側の両方で婚姻届けをしました。後日私の本籍地の市役所がこれを受理すれば、Yとの国際結婚は本日付けで成立したことになります。あとは将来離婚届を出すようなことにならなければ、面倒くさい手続きは終わりです。ただし、この先私が先に逝ってしまえば、遺族年金という、もっと面倒くさい手続きが必要ですが、私の出番はもうありません。

 

さて、最後に今日のドイ・ステープです。いつもとは1キロほど離れた場所から撮影しました。チェンマイ市(ムアンチェンマイ郡)は、昨夜今年一番の大雨が降りました。山の様子を見ると、今日もまた降るかもしれません。

 

 

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