結婚の結果、二人の関係にはガールフレンドから妻へ、ボーイフレンドから夫へという変化が生まれます。そのとき男性から女性へ何かプレゼントするのが普通でしょう。でも、わが家では図らずも逆になってしまいました。昨日、Yが私にプレゼントをくれたのです。

 

 

ネックレスにお寺(ワット・タム・ムアンナ)で作られたお守りが付いています。

 

 

純銀製のお守りです。背後に仏陀がいて、左手前がロン・プ・ドゥー(1904~1990)、右手前にその弟子のロン・タ・マー(1945~)が彫られています。最近になって彼女がワット・タム・ムアンナから取り寄せたものです。ネックレスはLazadaの通販で買ったもので、4ミリ幅の純銀製(92.5%)です。

 

私自身はペンダントとかネックレスを身に着けたことがありませんし、お守りにも縁がありませんでした。何度か結婚していますが指輪も付けたことがありません。しかし、これは単なる装飾品とか、結婚の記念とかいうものではなく、お祈するときに手で触って使うものです。Yは24時間ずっと身に着けてほしいと言っています。

 

 

首から掛けると、このようにちょうど心臓のあたりにきます。チェーンの長さがピッタリのサイズに調整されているような気がします。彼女の言う通り、できるだけ身に着けようと思います。2月に不整脈と診断されていることもありますから、お守りとして。

 

ところで私の不整脈(心房細動)ですが、薬を飲んでいても心拍は一日中安定しなくて不安を抱えていました。10日ほど前にYと一緒に日帰りでチェンダオのワット・タム・ムアンナに行って帰ってきてから、急に症状が消えてしまいました。ピタッと不整脈が止まりました。ロン・プ・ドゥーに「Yのために長生きさせてくださいね」とお祈りしていたら良くなりました、はい。

 

これを私なりに“科学的に”説明すると、薬のプラセボ効果に似ています。ニセモノの薬を飲んでも、本物の薬だと思い込んで飲むと、かなりの確率で効き目が出ます。それと同じように、「ロン・プ・ドゥーにお祈りすれば、きっと良くなる」と信じていれば、本当に良くなることは十分に考えられます。心理学的に説明してもそういうことが言えるでしょう。不整脈なんていうのは心理的な問題も関係しますから、特にそうです。

 

話が横道に逸れてしまいましたが、Yが昨日くれたネックレスも、そこには「長生きしてね」という彼女の祈りが込められていることを、私はよく知っています。彼女は口癖のように「100歳まで生きてね」とずっと言い続けています。そうなるかどうかは別として、“パートナーの健康と長生き”を何よりも願ってくれる人と一緒に暮らすのはとても幸せなことです。彼女の信奉する仏教も長生きというものに価値を置いているようです。長生きは人間に限らず、生き物の本能のようなものですね。確かにもっとも自然に適った欲望だと思います。

 

午前7時撮影

 

今朝は雲がほとんどなく、わが家の近くからドイステープの山容がくっきり見えました。

 

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