“Visakha Bucha”はタイの仏教にとって非常に大切な日です。そもそも「それは何ぞや」ということですが、一説によるとお釈迦様の誕生日だそうです(日本では4月8日の花祭りがお釈迦様の誕生日になってますが)。年によってその日は変わります。月の満ち欠けの関係だそうです。今年は明日5月22日がその日に当たります。

 

 

たまたま今日のお昼ごろ、チェンマイ市内にある“祈りの喫茶店”にYと立ち寄ったら、その行事に出くわしました。この写真↑にあるロン・プ・ドゥーの誕生日は1904年の“Visakha Bucha(ウィサカー・ブシャー)”に当たる日でした。だからお釈迦様とロン・プ・ドゥーを合わせて誕生祝の行事を行うということのようです。(私は正直訳がわかりませんが・・・)

 

 

お昼過ぎ、チェンダオのお寺から超人気の高僧ロン・タ・マーが儀式を行うために白いベンツに乗ってやってきました。そして信徒の女性たちからロータスの花を受け取りました。花を師に献上するのは「自分の過ちを懺悔する」という意味があるのだそうです。

 

 

 

花を受け取る時、ロン・タ・マーが何か面白いことを口にしたらしく、あとでフェースブックの写真を見ると、女性たちが笑っています。私には訳が分かりませんが・・・

 

 

そしてその後、自動車の登録証(青い帳面)を見ています。あとでわかったのですが、高僧が乗ってきた白いベンツは女性信徒の一人から貰ったばかりの車でした。しかも、その女性は何と私の隣に座っていたのでした。

 

 

行事を終えて喫茶店を去るロン・タ・マーです。ベンツの登録証をまだ持っていますね。髪の毛だけ見えている手前の女性が実は最近ベンツを献上したのです。相当の美人で、間違いなくすごい金持ちです。最初私の隣に座った時、「あなたはタイ人じゃないみたいですね?日本人ですか?」と日本語で話しかけてきたのでビックリしました。

 

聞くところによると、この79歳の高僧はベンツやBMWなどの高級車をすでに10台くらい信徒から貰っているそうです。もちろん僧侶は運転が禁じられていますから、自分では乗りません。人にあげたり売却することもできないでしょう。毎日運転手を付けてあちこち移動しています。本拠地のチェンダオのあるタイ北部はもとより、バンコク近郊や、最近ではイサーン地方へもよく巡回布教に出かけています。移動のない日は月に2~3日もないのではないでしょうか。ロン・タ・マーのような超人気の高僧は引っ張りダコで、まったく休まる暇がないと思います。それはそうと、最近は持病の大腸がんが手術もせずに奇跡的に治ったそうです。さすが、です。

 

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