先月チェンマイ市役所に婚姻届けを出しに行ったのですが、「時間がかかります」と言われて電話が来るのを待っていました。私たちはしびれを切らして昨日市役所に行きました。「順番がありますので待ってください」と言われました。「いつ頃順番がきますか?」と聞いても窓口の女性は「待ってください」としか答えませんでした。

 

本当に受理するつもりがあるのかどうか、疑心暗鬼になってもおかしくはないでしょう。そこで他の役場に当たってみました。まず電話したのは家から近いA役場。もちろん私ではなくYがタイ語で聞きました。

 

「うちでは外国人との結婚を認めていません」と木で鼻をくくったような答えが返って来たそうです。信じられませんね。結婚は役場が認めるかどうかというより、独身で一定の年齢に達していて双方に結婚の意志があれば、婚姻届けは受理するのが当たり前のことではないでしょうか?それとも、役場に拒否する権限があるのでしょうかね?タイの民法や役場の規則を知らないので、私が間違っているかもしれませんが・・・

 

次に、6年前予約なしで行って即座に婚姻登録証を出してくれたことのあるB役場へ電話。「上司の予定を確認するので4時にもう一度電話ください」と言われたので、4時前にYが再度電話すると「担当者は子供を学校に迎えに行って今日は戻ってきません」という返事。役場は4時半までなのに、子供のお迎えなんですね。

 

それで今朝改めて電話すると、何度掛けても電話が通じません。5~6回粘ってみると、「予約がいっぱいです」という返事。そんなに外国人との結婚が多いのでしょうかね???

 

お次はC役場。ここは何と「向こう6か月は予約がいっぱいです」と断られました。どうして田舎の役場なのに6か月もかかるんでしょうかね?チェンマイ市内ではなく郡部の役場に婚姻届けを出そうとするカップルがそんなにいますかね?タイ人同士ではなく、外国人との結婚の話です。何かが変だと思いました。

 

そこで日本の総領事館に問い合わせてみました。すると最近はタイ政府の方針が変わって簡単には外国人との婚姻届けを受理しないようになっていることが分かりました。以前は1か月くらいの待ち時間で済んでいたのが、今では数か月かかるのが当たり前になっているそうです。

 

それにしても「外国人との結婚は認めない」というA役場は論外として、「予約がいっぱいです」ということにして受け付けるのを避けようとしている役場が多いのではないでしょうか?タイ政府がどういう理由で方針転換しているのか、それはわかりません。偽装結婚が多いのでしょうかね?タイでは日本と違って外国人がタイ人と結婚しても労働許可がない限りは働くことができません。なので偽装結婚のメリットが分かりません。何か政府に不都合なことでもあるのでしょうかね?外国人と結婚するタイ国民には大いにメリットがあると思いますけどね・・・

 

ということで、時間がかかるというのは断るための役場の口実では必ずしもなさそうです。事情をYに丁寧に説明してあげたら彼女は納得しました。今朝あちこちの役場に電話しても、よい返事が皆無だったので落ち込んでいたYもだいぶ機嫌が直りました。自分だけが不運なのではないと分かったからでしょう。

 

私が心配していた日本の戸籍謄本の期限切れについて、領事館は「3か月が過ぎた古いものを出されても構いません」というので安心しました。日本の書類が使えなくなる心配がなくなったので、Yは「チェンマイ市役所からの返事を何か月でも待ちます」と言ってくれました。そして返事が来るまで市役所に足を運んで、「まだですか?」と問い続けるつもりです。

 

それにしても普通のタイ人は、役人に対して「どうしてそんなに時間がかかるの!一体何組の予約があるというの?きちんと説明してよ!」というような詰問は決してしないものなのですね。間違っても一部の日本人のように「あんたらは税金で食ってるんだから!」というような乱暴な言い方は絶対にしないのではないでしょうか・・・

 

 

昨日の夕食はサケのハラスとご覧の特製スープ。豆腐、卵、大根、ワカメその他が入っている味噌味のスープでした。もはや「味噌汁」とは言えないでしょう。

 

 

今朝はちょっと辛い焼きそばでした。麺は極力少な目です。昨日は夜雨が降ったので夕食後のウオーキングは中止。朝の4,000歩どまりでした。

 

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