喧嘩せずに仲良くしている時が何日続いたのか思い出せないくらい、今日は久しぶりに険悪になりました。まだ夫婦になったわけではないので、厳密には夫婦喧嘩ではありませんが、まあ似たようなものです。
ここ数日、私の方が少し体調がすぐれなかったのであまり外出せず、家でパソコンで遊んでばかりいました。遊ぶと言っても、日本のニュースをチェックしたり、youtubeを見て時々大笑いしていたくらいです。Yはそれを不満に思ったようで、「家にいるばかりで飽き飽き。どうして貴男は四六時中パソコンばかりいじって外に出ないの？私はどこか遊びに行ったり、一緒に買い物したりしたいのよ！その気持ちが貴男には分からないの！！」とぶちまけたのが始まりでした。
「体調の悪いときくらい家に居たっていいんじゃない？」と反論したところ、何の関係もない過去のことをほじくり出して、私を批難し始めました。そうなると、もう止まりません。私が喉をいためて声が出にくくなり、３日前に病院に一緒に行ってたくさん薬を貰ってきたばかりだったのですが、そんなことはお構いなしです。
Yは私の車で一人でどこかへ遊びに行くと言い出しました。「勝手にしろ」と突き放すと、今度は「一緒じゃないとイヤ」と言い始めました。こちらも外出できないほど具合が悪いわけではなく、現に今日の午前中は２か月ぶりにゴルフの練習に行ったばかりなので、「体調の悪い時くらい・・・」という、こちらの言い分は少し分が悪かったわけです。
二人で出かけた先は車で２０分ほどの丘の上にある「ワット・ドイカム」です。１３００年前に建てられた古いお寺で、チェンマイの寺の中でも、たくさんの人が訪れる有名なお寺のひとつです。
この寺は、商売などの成功を願う人々が「ジャスミンの花輪」を捧げることで知られています。いつ訪れても、このような大きな花輪が境内で売られているのです。
お寺に来るとYも不満を忘れて明るさを取り戻してくれました。割と単純なところがあるのです。
「ワット・ドイカム」は小高い丘の上にあって、チェンマイ市内を一望のもとに見下ろすことができます。でもPM2.5の影響でしょうか、今日は遠くが霞んで見えました。私たち二人の前途にも、まだまだ不透明なところがあります。でも、小さなことを気にしていられるほど私たちは若くはないので、少々のことには目をつぶって仲良くしていこうと思います。いや、４０代の彼女はまだまだ若いのかもしれませんが・・・
