大手のマスコミのやってきたことは異常です。自民党参議院議員の青山繁晴さんは去年の11月の時点ですでに「次の自民党総裁選には出馬します」とはっきり公言していました。最近もyoutubeチャンネルなどで何度も出馬の意思が変わっていないことを述べています。にもかかわらず、どの新聞もテレビ局も、揃いも揃って石破茂氏や小林鷹之氏など「11人が立候補の予定」だとして、その名前と顔写真を何度も何度もニュースに載せているのに、そこに青山さんの名前が一度たりとも出たことはありませんでした。

 

参議院議員でも総理大臣になる資格はあります。日本国憲法では「国会議員でなければならない」というのが唯一の総理大臣の条件です。青山さんが推薦人20人を確保できるかどうかは不明ですが、その点では他の11人の立候補予定者の多くもまだ20人を確保できていないのが現状なので、実に不公平な扱いです。

 

私が青山繁晴さんに興味を持つキッカケは安倍政権だった数年前の事です。コロナ禍で国民一人に10万円が支給されることになりました。ところが海外に転出している日本人は対象外でした。そのとき青山議員は当時政調会長だった岸田現首相に会って、「海外の日本人にも支給しなければ不公平だ」と直接訴えました。岸田さんは「わかった。何とかする」と答えたらしいのですが、岸田さんの力では実現しませんでした。

 

青山繁晴議員は元共同通信社の記者で、保守政党の自民党の中でも“完全な右派”です。でも政治に関してはどちらかというとリベラルな私も青山さんのyoutubeはよく見ます。外交問題などに関しては異議がありますが、とくに政治姿勢に関しては賛同することが非常に多いです。一切の政治献金を企業からも個人からも受け取らない非常に稀有な議員です。バックに付いている組織や団体もありません。歯に衣着せぬ物言いで有名で、私は人物としても政治家としても立派だと高く評価しています。

 

昨日その青山繁晴さんが総裁選に関して記者会見を開きました。たくさんの記者たちが集まりました。そしてNHKや朝日新聞など、ようやく立候補の意思のあることだけは短いニュースにしたところがありました。これまでなぜニュースにしなかったのでしょうか。記者会見を開かなくても立候補予定者とされている人はたくさんいます。衆議院議員しか報道しないとでも言うのでしょうか?閣僚経験者しか報道しないのでしょうか?国民一般ではなく自民党の議員と党員だけの選挙だとしても、自民党総裁になれば今のところ直ちに日本国の首相になるわけですから、どういう基準で報道しているのかメディアは明らかにすべきでした。

 

青山さんは昨日の記者会見で「消費税の減税」と「裏金問題の徹底解明、政治資金に関する新たな法律の制定」など、ほかの立候補予定者にまったくない政策を表明しました。それだけ聞くと自民党の議員とは思えないわけです。ということは、自民党がメディアに圧力をかけて青山繁晴の総裁選出馬のニュースを報道させないようにしていたと勘繰られても仕方ありません。もしそうなら“メディアの死”を意味します。太平洋戦争中の嘘っぱちの大本営発表しか載せない新聞に似たものを感じさせます。今の日本の大手メディアの酷い現状に気が付かない国民が相変わらず多いと言う点でも、昔とかなり似ていると思います。言い過ぎではなく、メディアの危機、民主主義の危機、ひいては日本の危機です。青山さんが出馬の意思を持っていることは、どの新聞社も放送局もとっくに知っていたからです。

 

青山繁晴さんが総理大臣になってほしいとは言いません。でも、利権と自分の保身のために動く議員とは違う、骨のある筋の通った国会議員として今後も活躍してほしいと思います。

 

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今朝の妻の体温は36.6度でした。昨日は38度近くに上ったり、36度台に下がったりと不安定でした。上がれば解熱剤を飲み、下がれば薬をやめる。その繰り返しだったからでしょう。強く病院行きを促しましたが、彼女は頑として行こうとしませんでした。

 

関節の痛みもおさまってきて、ほかに症状がないので大丈夫と言えば大丈夫なのでしょう。もしデング熱だったとしても、悪性でなければ、水分を十分に摂って休んでいれば数日でおさまるはずです。私としては熱が出た理由を知りたかったわけで、結果として自然に元に戻れば、病院へ行かなくても文句はありません。

 

それより気になるのは彼女の言動です。昨夜も寝る前に、寝ているふりをしていた私の耳元で、聞こえないような小さな声で「ごめんなさい。ごめんなさい」と何回も繰り返したのです。「ごめんなさいって、何のこと?」と急に声を出したら、彼女はびっくりして私の傍から飛び退きました。でも謝る理由は決して言ってくれませんでした。

 

ただ「貴男が望むのなら、愛人を作っても構わないです」と、またまた言い始めました。先日も、熱が出る前に同じことを言ったのです。それと「ごめんなさい」との関係がはっきりしません。でも関係がありそうです。と言うことは・・・

 

ここからは完全に私の想像です。的外れかもしれません。Yは、私のかつての愛人で妻にもなったキャディーのMのことがいまだに頭から離れないのではないでしょうか。2匹の犬を遠くへ追いやることを彼女が言い出したのも、「その2匹はMが可愛がっていた犬だから」というのが一番の理由でした(相当にYの勘違いですが)。Yは、Mが妻カタイが生きていた頃の愛人だったことを私から聞いて知っています。Yの心の中のどこかに「自分がMとこの男(私)を無理やり引き離した」という思いがあるのでしょう。それが一種の罪悪感になっているのかもしれません。

 

今はMとLINEがつながりませんし、電話の連絡先も消去されています。写真は1枚も残っていません。でも私がMのことを忘れてしまったわけではありません。会いたいという気持ちはなくても、Mの幸せを祈る気持ちはいささかも変わっていません。ひょっとして、Yはその私の思いを知っているのではないでしょうか。

 

そのせいでしょうか、ここ数日私に対して「あなたは淋しいですか?」と何回も聞いてきます。そのたびに「いいえ、淋しくないよ」と私は答えます。実際そうだからです。これも想像ですが、Yは「この人(私)はMと一緒の方が幸せだったのかもしれない」と、心のどこかで思っているのかもしれません。私からそんな話を切り出すことはできませんが、もしYの方からそういう話が出れば、私は迷いなくこう答えるでしょう。

 

「いま僕がこの世で一番愛しているのは貴女だよ。貴女だけだよ。そして、これからもそうだよ。愛人なんていなくても、妻が一人いれば十分です。過去にはいろいろあったけど、Yと結婚してよかったと、僕は心の底から思っているよ」

 

急に思いついて、この数行の文章をタイ語に翻訳してYのLINEに送ったら、彼女は大笑いしました。そして、「心配しないでね」と言ってキスしてきました。

 

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今朝、遺族年金のことを書いたばかりですが、本当は今日は別のことを書くつもりでした。石丸伸二さんのことです。

 

ご自分のyoutubeチャンネル「石丸伸二の まるチャンネル」で8月18日にライブ配信があり、その内容の一部がネットニュースに取り上げられました。それに対して立憲民主党の議員や立憲支持者から大人げない反応がありましたので感想を書いておきます。

 

その日の夜、石丸さんは視聴者とチャットでやり取りする1時間ほどのライブ配信の途中、「自民党の総裁選、みなさん関心ありますか?」と切り出して、数分間だけ政治の話題になりました。

 

石丸さんは「僕は自民党の総裁選より、立憲の代表選がメディアや国民にほとんど注目されていないことが気になります」と言い始めました。「万年野党で満足していていいんですか?本気で政権を取りに行こうとするのなら、何か思い切ったことをしないといけないんじゃないですか!」「たとえば立憲を盛り上げる方法の一例として」と断ってこんな話をしました。

 

立憲の代表が決まった後、新しい自民党の首相による衆議院解散が必ずある。その時、たとえば私が立憲の新代表の選挙区に出馬して一騎打ちの戦いをする。そうすればメディアも取り上げてくれて話題になる。もし私が勝てば、私が党首になって立憲を乗っ取らせていただく。私は負けても失うものがないので、ちょっと卑怯かもしれないが、それくらいのことをしなければ、国民の関心を向けさせることはできない。立憲の代表はそれくらいの覚悟を持って、政治生命をかけて国民に訴える姿勢を見せることが必要なのではないか・・・

 

そういう趣旨の話でした。立憲代表の選挙区に自分が出馬するというのはあくまでも例え話です。これは立憲をバカにしている発言でしょうか?いいや、石丸さんなりに国民の関心をなかなか集められない野党へエールを送っているつもりだと私は解釈しました。ついでに共産党に対しても、「ずっと一貫している姿勢を評価しています。ほかの政党が気づかないことにも気づく政党だと言う点で私は高く評価しています」と述べました。私も全く同感です。ただし立憲が本気で政権を取りに行くというのなら、共産党と組むなどと言う話では国民は本気度を信用しないでしょうとも述べました。石丸さんの政治に対する考え方が明瞭に見える発言でした。

 

ところが・・・こういった石丸さんの、石丸ファンに向けたライブ配信中の“緩いノリの発言”に対して、バカみたいな反応を見せたのが一部の立憲の議員や立憲支持者です。

 

たとえば米山隆一議員は「立憲の代表はこの人物の勝手な挑発で決められない。馬鹿げた挑発に乗るわけがない。石丸氏はほぼ100%惨敗する。選挙で負けたら政治から引退する覚悟を持つべきだ」と述べ、石丸氏の発言が立憲へのエールだということを全く理解していません。

 

熱烈な立憲支持者のラサール石井さんは「立民から『うちの党首になって下さい』と請われたいのか。選挙に勝つことだけが政治家にとって一番大事なことなのか。お前は選挙屋か。またまた2位になって悦に入れるかもな」と、こき下ろしています。思ったよりもラサール石井さんはウイットもユーモアも分からない懐の浅い人のようですね。それとも、「選挙屋」とか「2位」がユーモアのつもりの発言だとしたら、もう少しうまい表現の仕方があるでしょうに。

 

本気で政権を取る気なら、覚悟を決めて国民の関心を引くもっと思い切った行動をとれ!昔の名前で出てるような議員ばかりが代表選に出るようでは沈没するのではないか・・・それが石丸さんの立憲民主党への注文でありエールです。それが分からないのでしょうか。立憲の議員や支持者は、ある意味で真面目過ぎるのはわかっていますが、石丸さんの思考の幅広さ、柔軟さとの違いが際立っているように思います。

 

ところで昨日、枝野幸男さんの立憲代表選への立候補表明の記者会見がありました。記者の一人が、この石丸さんの「立憲新代表の選挙区に自分が出て、もし勝てば立憲の党首になるのはどうか」という話について質問しました。枝野さんは「どなたがどこの選挙区に出ようが、それは自由です」とだけ素っ気なく答えました。その意味では、枝野さんは米山さんとは違って十分に大人だと思いました。

 

ただ枝野さんの立候補の弁自体は、細かい政策を幾つも並べて説明していただけなのはどうかなと思いました。自分は「国民のためにこれだけは命がけでやる」というものがないのでしょうか?「立憲が政権を取れば日本をこうする」というシンプルなメッセージがあるのなら、その一言が国民に響けば十分支持されると思います。経済、外交、防衛、そして憲法・・・どれをとっても自民党とそれほどは変わらないのであれば、今の立憲に魅力を感じますかね?今の自民党は、裏金問題を本気で解決する覚悟のない議員ばかり、そしていまだに統一教会の影響を受けている人が総裁選に立候補するようですから、次も全く期待できませんが・・・

 

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日本人同士の結婚なら、ひと回り(12歳)も差があれば「キミは犯罪者だ」と言われたりしますよね。でも相手がタイ人なら、それほど違和感がありません。20歳か30歳くらいの歳の差はザラです。私の場合は、最初のタイ人妻が21歳差(死別)、二人目は37歳差(離別)、そして現在の妻は26歳の差です。

 

この歳の差が将来の遺族年金の受給に大きくかかわってくることになります。

 

来年度以降に実施される予定の制度変更については、社会保険労務士や行政書士の方がyoutubeなどで詳しく解説しています。素人の私は細かく説明できませんが、要点だけ書いておくと・・・

 

〇夫が亡くなった場合と妻が先に亡くなった場合の差がほぼ解消される。

 

(以下、子供のいない夫婦で夫が亡くなった場合について)

〇これまでは30歳未満の妻の遺族年金は5年間支給。30歳以上は再婚などをしていなければ終身支給でした。それが60歳未満は5年間だけの支給となります。最も大きな変更点です。ただしその見返りとして、若干の支給額上乗せがあります。

 

〇ただし激変緩和措置として、20年程度をかけて少しずつ段階的に「60歳以下は5年限りの支給」にしていきます。つまり、概ね現在40歳以上の人はこの制度変更の影響を受けない可能性が大きいということです。

 

→私の妻の場合を例にとると現在47歳ですから、激変緩和措置のお陰で、私がいつ死んでも遺族年金をそのまま終生受け取れると思われます。

 

→仮に妻が35歳だとしたら、夫がいつ死ぬかによって「終身支給」か「5年支給」かが決まります。(激変緩和措置の内容によりますが)妻が45歳になる10年後あたりが分岐点になるのではないかと思います。その頃には5年支給の対象は40歳~50歳の間になっていると思われるからです。20年後の55歳であれば「60歳以下は5年支給」となっているので終身支給はありません。


〇これまでの遺族年金は夫が亡くなった時点で40歳以上だった妻には64歳までの間、年間およそ60万円が上乗せして支給される「中高齢寡婦加算」がありました。それも段階的に廃止されます。

 

子供のいない夫婦で、先に夫が死んだ場合の主な変更点は以上です。すでに遺族年金を受け取っている人については一切変更がありません。

 

要するに、妻が40歳以下の場合は、将来的に夫が亡くなっても遺族年金は5年間しか貰えない可能性が出てくるということです。たとえば夫が60歳で妻が30歳というような、タイではよくあるケースでは、たとえば20年後に夫が80歳で亡くなった場合、妻はまだ50歳なので5年間しか遺族年金は支給されません。もし誕生日の一日違いで59歳か60歳だったら、終身(60歳)か5年間だけ(59歳)かという、天と地ほどの差が出ることになります。

 

遺族年金のことを考慮してカップルになる人は少ないとは思いますが、相手がそれを期待している場合はきちんと説明しておく必要があります。私のような高齢の場合、いや高齢でなくても、もしもの時にどうすればいいかだけはタイ人の妻にメモとして残しておくのが日本人の夫としての責任だと思います。

 

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昨日の昼間、Yが突然妙なことを言い出しました。彼女が1時間ほどソファに座って一人でお祈りをした後のことです。

 

「私がしてきたことを許してください。貴男に対して酷いことをしてきたのかもしれません・・・」

 

酷いことと言われても、何のことを指すのかよくわかりません。思い当たるのは、嫉妬に狂って以前の妻だったMの写真をすべて消去させたこと、やはり嫉妬が原因で一般道を暴走運転して15万バーツを要求したこと・・・それとも過去の女に嫉妬ばかりして私が困ったことの全体だろうか?あるいは先月、私が可愛がっていた犬3匹のうちの2匹を遠くへ追いやったことかもしれません。

 

私は何も彼女に問いませんでした。Yを許すも許さないも、彼女と正式に結婚したこと自体が私の答えです。犬2匹のことだとしても、それは私が了承したのですから。

 

夕方になってYの体に異変が起きました。38度ほどの熱が出てきたのです。夕食の後に測り直してみると38.7度。本人は「大丈夫、大丈夫」を繰り返しましたが、かなりの高熱なので心配になりました。彼女の保険が使えるランナー病院へ行きました。24時間オープンです。私が車を運転すると言うのに、彼女はハンドルを譲りませんでした。相当の頑固者です。

 

病院で改めて熱を測ると39.3度もありました。でも医者は「48時間経って熱が下がらなければ、また来てください。そしたら血液検査などをします」と、そっけなかったです。随分と冷たい対応のように思えます。考えられるのはインフルエンザ、新型コロナ感染症、デング熱などでしょうか。どれも39度くらいの熱になります。「48時間後」というのは意味不明ですが???

 

家に帰ってからYはパラセタモル(アセトアミノフェン)1錠を飲んで寝ました。寝室を別々にすることを彼女の方から言い出しましたが、それはしませんでした。

 

今朝6時半に起きると、彼女はすでに朝ご飯の用意と子猫への餌やりを済ませていました。熱は37.6度。お粥を少し食べた後、また解熱剤を1錠飲んで今は寝室で休んでいます。外ではシトシトと小雨が降り続いています。

 

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(追記)

午前中にインフルエンザと新型コロナの両方の感染を調べる検査キットを薬局で買って来ました。100バーツでした。結果はどちらもネガティブ。この種の検査キットは精度がそれほど高くないので断定はできませんが、風邪のような症状もないので、まずその2つの病気の可能性はなさそうです。あとは、あちこち関節が痛いと言っていますからデング熱かもしれません。最近は蚊に刺された覚えがないから違うと本人は主張していますが、デング熱の可能性はあります。明日も熱が高めで関節が痛ければ、病院へ行って血液検査を受けさせます。デング熱は飛沫感染の心配はありません。

 

 

愛犬のレックレック(チワワ9歳)です。人間で言えば50歳くらいの年齢になるので、1か月前に腎機能などの血液検査を受けました。腎臓は問題ない数値でしたが、フィラリアの幼虫(マイクロフィラリア)が見つかりました。

 

マイクロフィラリア

 

フィラリアは成長すると犬の心臓に寄生して命を脅かします。愛犬には幼虫を駆除する薬を1か月間毎日与えました。明日また獣医さんのところに行って血液検査を受けます。幼虫が駆除されていれば、これから毎月1回、予防のために別の薬を飲むことになっています。

 

フィラリアは蚊が媒介する寄生虫です。犬以外の動物も蚊に刺されますので、たまに猫に移ることがあるそうです。人間の体内にも(間違って)入ることがあるそうです。他の動物や人間では、犬のような心臓の症状は出ないそうですが、怖いですね。

 

 

子猫のレモンちゃんは混合ワクチンの接種を既に2回受けました。犬と一緒に暮らしているので、フィラリアを貰ってなければいいなと思います。

 

ペットを飼っていると必然的に心配の種が出てきます。人間の家族のことをお互い気遣うように、犬や猫の健康も気にかけてやるのが飼い主の義務ですね。人間よりも大事にするのはいけませんが・・・

 

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妻は借家でなく自分の家がほしいと言っています。20年前に買った自分の家が近所にあるんです。今は3歳年上のお姉さんが一人で住んでます。私としては、その家を改築して3人で住めないかと考えて、改築プランを書いてみました。

 

 

敷地は160㎡(50坪弱)あります。狭いですが、もし日本の都会にあるなら十分な広さです。左が現在の間取り。右は、私が5分ほどで書いた改築プランの一例です。私たち夫婦が寝る部屋(Bed room 1)と、その隣にトイレ・シャワーのスペースを増築すればいいのではないかと考えました。今のままでも寝室は2つありますが、狭いのと、2つの寝室が近くてNGです。

 

新築してから20年以上経っていますので、そろそろ家全体の本格的な手入れが必要です。どうせなら改築した方がいいでしょう。新しい家を買う資金はありませんが、改築ならそのうち何とかなりそうです。

 

ところがYに話してみたところ、色よい返事がありません。「お姉さんは家の中を散らかすので貴男が我慢できないだろう」とか、「お姉さんはたまに煙草を吸うので貴男の健康に悪いだろう」とか、「お姉さんは犬が嫌いなので無理だろう」とか・・・ネガティブなことばかり並べ立てます。

 

本当は、Yはお姉さんと3人で暮らすのが嫌なのかもしれませんね。Yのお姉さんは性格の良さそうな人なので、私は平気ですけどね・・・でもひょっとして、お姉さんに(私を)取られるかもしれないと心配してるのかもしれませんね。何しろYは嫉妬深いですから。もしそうなら、改築は諦めるよりありません。もしそういう心配がないのなら、もう少し粘ってみる価値はありそうです。

 

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タイでは昨年首相になったばかりのセターさんが憲法裁判所によって解任され、新しい首相に変わりました。タクシン元首相の次女ペートンタンさん、37歳です。一気に若返りました。

 

ペートンタン新首相(37)

 

セター首相は過去に有罪になったことのある人物を閣僚に起用した“倫理規定違反”で解任されました。でも実際はセターさんの経済政策への批判が強かったのと、軍部との関係がよろしくなかったようです。もしセターさんが前科のある人物を閣僚に起用できないというルールがあることを知らなかったとすれば驚きです。事前に誰も首相に説明しなかったのでしょうか?

 

セター前首相(62)

 

驚きなのはタイ憲法裁判所の絶大な権力です。日本は首相を解任しようとすれば衆議院で不信任案を通すしかありません。それでも首相は内閣総辞職か衆院解散のどちらかを選ぶことができます。つまり簡単にはやめさせられませんね。タイの憲法裁判所は先日、去年の総選挙で第一党に躍進した前進党の解党を命じたばかりです。前進党は40歳代前半のピターさんが率いる新興政党で、若い人たちの絶大な人気を集めました。今度は首相の解任とくれば、恐るべき権力が憲法裁判所にあることがわかりますね。

 

ピター氏(43)

 

さて、日本の政治状況はご存じの通り混沌です。自民党は60代のベテランを中心に10人ほどが立候補する可能性がありますが、40代の若手もコバホーク(小林鷹之)さんと小泉ジュニア(進次郎)さんの2人が立ちそうです。そして小泉ジュニアが決選投票で石破茂さんに勝つ公算が最も大きいと言われています。それで日本も43歳の若手が首相になるので目出度し目出度し?いいや、若ければいいというものではありません。

 

タイの30代の女性首相にはバックに強力な父親の存在があります。操り人形になるのかどうかは知りませんが、タイの経済は正念場を迎えており、下手をすると来年あたり大不況に陥って国が混乱する危機もいわれています。日本も同様です。とくに小泉ジュニアは過去にとんでもないことを発言している人物で、その資質は疑問符だらけです。つまり「日本の人口1億2000万人が今の半分に減ったとしても、6000万人がちゃんとしてれば、もっといい国になれる」というような頓珍漢なことを言ったのです。頭が悪いどころか、理性のある人ならだれでも理解できる人口減少問題の重要性がわからないで首相が勤まるでしょうか?

 

とにかく、国のリーダーは若ければいいというものではありません。先日の都知事選挙でほとんど無名だった石丸伸二さん(当時41歳)が20代~40代の無党派層に支持されて165万票も取ったからといって、自民党はあわてて若手に顔を挿げ替えようとしているようなものです。果たしてそれが正しい選択と言えるでしょうか・・・

 

若手が暴走したら国民は悲劇です。かと言って年寄りが裏で操る政治になれば、今までと何も変わりません。世襲のボンボンやお嬢様ではない、真に実力のある人物に登場してほしいと願わずにはいられません。30代でも40代でも50代でも60代でも、さらには70代でも?年齢に関係なく、まっとうな政治をする嘘のない人物に権力を握ってほしいものです。

 

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今朝もいつものように新聞のデジタル版に目を通していたら、スリの記事が目に止まりました。パリ五輪に行った日本人選手団の関係者でスリに遭った人が結構いるようです。卓球のメダリスト早田ひな選手のコーチは電車の中で被害に遭ったそうです。

 

フランスでは電車の中でも、道を歩いていても、そこらじゅうに“集団スリ”の連中がいますので油断なりません。私も30代から40代にかけて何度かフランスに出張しましたが、そのたびにスリに遭遇しました。

 

パリでは、私ではなく一緒にいた先輩が地下鉄に乗ろうとして狭い階段を下りている時に二人の女性に纏わりつかれました。私はそのすぐ後ろを歩いていたのですが、ちょっと滑稽な姿に笑ってしまいました。先輩が犬を追い払うように「シッ!シッ!」と声を出しながら、若い女性たちを手で払いのけようとしているのです。スリたちは私には目もくれません。身なりがかなり違っていたからでしょうか。裕福そうな紳士と、いかにも貧乏くさい若めの男。幸い先輩は被害には遭いませんでした。でも・・・スリに遭遇して「シッ!シッ!」って言いますかね?

 

私自身は40代の頃、パリではなく南部のニースという町でスリに遭いました。同僚3人でホテルを出て食事をしようと通りを歩いていると、前の2人は何でもなかったのですが、一番最後を歩いていた私に赤ちゃんを抱いた女性がすり寄ってきました。「なんだなんだ」と思っていると、あっという間に女性は私から離れて姿を消しました。「もしかして」と思ってショルダーバックの中を確かめると、革表紙の手帳がなくなっていました。赤ちゃんを抱いた女性の他にもう一人いて、そっちの女性がショルダーバックに手を入れたのだと思います。2人一組のスリです。

 

そのとき私は実は財布は持たず、お金はズボンのポケットにほんの少しだけ入れていました。ショルダーバックに気を取られたスリは、ポケットには手を入れなかったのです。でもその手帳には大事な取材メモが記されていました。困ったなあと思いながら、前を歩く同僚2人を追いかけました。彼らは私がスリに遭ったことに気づかなかったのです。

 

100メートルほど歩くと、さっきの女スリが、今度は赤ちゃんを抱かずに急に路地からのっそり出て来てきました。そしてたどたどしい英語?らしき言葉で「これ、あなたのモノじゃありませんか?」と言うではないですか。実際には意味はハッキリしませんでしたが、とにかく私の手帳を返そうとしたのです。瞬間的に謝礼を求めているのだと感じた私は、すぐさま自分の手帳を彼女の手から奪い取ってさっさと歩き去りました。もちろん一円も謝礼を渡しませんでしたし、「ありがとう」も口にしませんでした。スリの女は良心的と言えばそうかもしれませんが、財布を取れなかったのでその代償を求めただけです。「貴男の手帳を拾いましたので、謝礼をいただけますか」というわけです。あなたなら、可哀想だと思って少しお金をあげますか?絶対にそれはしてはいけません。乞食ならまだしも、スリをしたのですから。

 

今朝読んだ新聞の記事でも、卓球のコーチから財布を奪った女スリは電車を降りるときにパスポートだけは投げ返してきたそうです。まあ何というか良心的と言うか、「少しお金が欲しいだけで、それ以外のモノはいりません」というのが彼らの掟なのでしょうね。強盗とは別だということだけは理解できますが・・・

 

ところでパリで地下鉄に乗ろうとして女スリに纏わりつかれた先輩は、彼らのことを「ジプシー」と呼んでいましたが、差別用語なのだそうですね。赤ちゃんまで動員して仕事をするとは、可哀想と言えば可哀想なんですけど、何十年経っても相変わらずフランスの女スリ達は健在なようです。

 

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チェンダオのお寺から戻って来て4日目。今日は午後に日本語のレッスンをしなければなりません。「しなければならない」・・・こういう言い方をすると何となくイヤイヤするような感じを受けるでしょう。そう、実際のところを言うと少し飽きてきたのです。生徒が飽きるのならわかりますが、先生の方がイヤイヤでは生徒が浮かばれませんね。ここは頑張るよりありません。

 

そもそも日本語を外国人に教えるのは結構むずかしいのです。ちゃんと日本語を教える訓練を積んだことのない素人の私には結構な重荷です。「日本語教授法」を独学で勉強しようと思ったことが10年ほど前にありましたが、結局果たせませんでした。というのは、チェンマイの本屋にはその手の本がまずありません。

 

Yの従姉がどう思っているかはわかりませんが、Y本人はやる気満々です。チェンダオのお寺にいる間もよく日本語を口にしていました。でも発音が不明瞭なので、というか間違っているので、何を言いたいのかよくわかりません。いちいち直してあげるのですが、そのうちイライラしてきて相手にしたくなくなるのです。レッスンの時ならいざ知らず、四六時中日本語を教えるのは疲れますので、勘弁してほしいわけです。

 

たとえば昨日は、正式のレッスン以外でこういう日本語を教えました。

 

「私の猫は可愛いです」「でも私の猫はバカです」「私の犬は賢いです」「私の夫はいい男です」・・・そして「私の妻は美人です」と言うのを教えたら、「いいえ、私は美人ではありません」と彼女は言えました。大したものです。でも、こういう1対1のレッスンを30分も続けているとだんだん疲れてきます。愛情が足りないのでしょうかね?

 

今日は午後にYの従姉が久しぶりにやってきます。2人を相手にすると気合を入れて教えなければならないので、かえって疲れません。Yが日本語をうまく言えないときは、隣の従姉に振ればいいのです。逆もしかりです。だから教える側にはあまりストレスが溜まりません。ところが一人を相手にしていてちゃんと答えられないと、こちらがイライラします。わかりますよね?

 

さて、久しぶりの今日のレッスンでは「文法はどうなってるの?」というのだけはナシにしてほしいと思います。会話以外は教え方がほとんど分からないので・・・

 

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