母が出合い頭の事故に会ったのは、

私と、久しぶりに、お昼ご飯を食べて、おしゃべりをした翌日でした


自転車の母と、自動車

意識不明でした


仕事を辞めたばかりだった私は、平日の日中、ICUに付き添いました


 私が、仕事を辞めたことは、母をガッカリさせたことでしたが、

仕事を辞めたので、毎日付き添っていられる


何だか不思議な巡り合わせのような気がしました


手も足も温かいのに、目は覚めず、声も聞くことができない


耳元で呼びかけながら、ひたすら、手足をマッサージするだけでした


10日後、最後まで脈打っていた 足の付け根の脈も止まりました


ちょうど、私が付き添っていた時でした


父の死も、母の死も、夫の死も 立ち合いました


みんな 静かな別れでした

ふっと、隣に、移っただけのような

そんな日常の一コマのような・・・


だからでしょうか

別れることは、悲しいけど、

私自身の死については、恐れる気持ちは、あまりない


ただし、『痛みだけは、とってほしい』

“エンディングノート”に書いてあります


 これは、母の形見

小さな小さなリング

私は、指輪をしないから、眺めてるだけ

 今、ちょっとはめてみた

母を思い出した

 

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