心の中にいる自分の話 | どこかの誰かのメモ帳

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アニメやドラマで見る事がある心の中の天使と悪魔が会話するシーン、あれが本当にある事に驚く人もいるようだ。

これは人それぞれで心に常に一人しかいない人もいれば、二人やそれ以上いる人もいると思う。

複数いる人に何が起きているかというと、そもそも人の心は複雑で葛藤が起きたりするだろう。一人パターンは一人であーだこーだ言ってるのに対して、複数いる人は便宜上分裂して、天使と悪魔のように会話している状態になる。

何かに対してAかBかと迷っているなら
一人の場合は

Aか…いやBにしようか

 

なんて心で話しているかもしれないが、
 

Aか?

 

いや、Bも悪くない

 

というようにA派とB派の自分がいるのである。

そして二人どころか三人以上いる人はいろいろな自分がいて、会議を開いているような状態である。

分かりやすいのが漫画『あたしンち』にあった、一人会議の話。
心の中にいろんな服装や髪型で、なおかつ自分でありながらも真面目、やる気がない、冷静、陽気などいろいろなパターンの自分が意見を出し合っている。あんな感じである。

これはあくまで複雑な自分の気持ちや性格を便宜上分けてる状態であって、別の人格に支配されてしまう二重人格や人に合わせて顔を変える二面性とは全く異なる話である。
同じ人間でも冷静な時や明るい時、真面目な時やふざけてる時など、いろいろな状態があるだろう。

他に分かりやすく描いているのがクレヨンしんちゃんにでてくるしんちゃんの心の中のアクション仮面である。

しんちゃんが迷ったり、悪さしようとした時などに出てくる心の中のアクション仮面。あれもしんちゃんが作り出してる存在であり、しんちゃんの中にある良い心をアクション仮面の姿として語らせているのである。

面白いのが先程のいろいろな自分と異なり、アクション仮面という実際にキャラクターとして存在している正義のヒーローである事。そのキャラらしさと、自分の中にある近い人格をマッチさせているのが面白い。
こういう場合はこんな気持ちの自分、こんな時の自分というより、ドラマやアニメの脚本のように、それぞれに近いいろいろなキャラクターを登場させてる状態だ。

これはあくまで自分の考えだが、複数いる人は小さい頃からフィクションばかりふれてる可能性がある。
なぜかというと、本や漫画の場合はそれぞれそれっぽい役として頭の中に再生させているし、アニメやドラマだとしても面白かったシーンなどを思い出す事ある。頭の中に複数再生させる能力が鍛えられるんじゃないかと思っている。

それだけでなく話を考える事に興味を持つ → 話の多くは一人で成り立たないので、一人で複数の登場人物を考える必要があって、ここから心の中でも元気な自分や冷静な自分など、性格や気分から配役を作るのが癖になったり、得意になるんじゃかなと思っている。
そんな自分は子どもの頃は話を考えるのが好きだった。