忍たま 30期34話 同室の思い出の段 あらすじ・感想 | どこかの誰かのメモ帳

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忍たま乱太郎 他の話
30期34話 同室の思い出の段
初回放送 2022年10月13日(木)
六年生の善法寺伊作と食満留三郎は乱太郎達、保健委員会の手当てをうけていた。
何があったでも何と戦ったでもなく、今度はどんな不運に遭われたんですかという、不運なキャラと分かりきった乱太郎w
実は伊作は薬草を煎じていたら火傷したらしい、タライに水もないので部屋を飛び出すと、ちょうど鍛練から留三郎が戻ってきた。
留三郎が井戸へつれていこうとしたら、穴に落ちた二人、四年生の綾部喜八郎が掘った穴でツルツルでのぼる事ができない。
30期で綾部の掘った穴が異様に登場するような、汎用性が高いのか。夜でキラキラした穴が星みたいに綺麗w
のぼるために伊作が鉤縄を引っ掻けようとしたら、不運にも近くにいた二年生の川西左近に引っ掛かってしまった。実は左近は風邪を引いた二年生の池田三郎次におかゆをもっていこうとしたらしい。
左近が優しい、それとも保健委員会としての心?
そして穴へ、おかゆもダメになり、ここでも火傷をした。
何気に左近におかゆをもってきてもらえない三郎次も不運だ。同室だと不運になるのがさだめ?
ここまで不運だと逆にすごいと驚いたり怖がる乱太郎達。

乱太郎が留三郎も不運になってきてるって今さらw
しかしそれでもめげない留三郎。伊作は申し訳なさそうにするが、留三郎は伊作に優しかった。それにこれは留三郎にとっても勝負だと。
一昨日に続いて留三郎の優しさが描かれている、普段よりも優しいトーンで優しさが強調されている。
ここで乱太郎は留三郎に夢を聞かれる、もちろん立派な忍者だと答える乱太郎だが、留三郎は伊作は違ったという。そして留三郎に伊作と留三郎の一年生の時の話を聞かされる。
これで今週は六年生全員の過去にふれた事に。
一年生の伊作「僕はかさぶたになりたい」
なぜかさぶたになりたいのか、かさぶたは治る時にできるもの、大人によく言われたらしい、かさぶたができたという事はもうすぐ治るという事、良かったねと。ここからかさぶたは良かったねと言われる素敵なものだと思ったらしい。
二人は一年生から同室になって、そんな伊作にはじめは呆れる留三郎だったが、そんな気持ちはすぐにふっ飛んだ。伊作は生傷がたえなかったが、それでもめげない。留三郎は伊作にとってかさぶたは自分を守る鎧みたいなもの。
そして伊作は伊作なりの勝負をしていた、敵やライバル、いろいろな勝負があるが、伊作の勝負は不運に対する勝負だった。

勝負とは、壁をぶちやぶるための呪文。
ここで今度は伊作が語りはじめる。
留三郎の先にはもっと壁がある、それは兄という壁、それをこえる事と。

留三郎は三男で少し歳の離れた兄が二人いた。家を守るのも戦に出るのは兄二人ばかり、追い付けなくて悔しい留三郎は壁にぶち当たり、強くなるために修行をした。
それで、伊作の不運と留三郎の勝負が何につながるのか、留三郎にとって伊作は勝負仲間。伊作はかさぶたになりたいといった、どんな相手でも手当てをする、例え不運に巻き込まれたとしても、それを乗り越えて自分を貫き通そうとする、それが伊作にとって勝負。勝負仲間を応援するのは当然だと。
その話に乱太郎達は感動する。二人ならこれからもどんな不運も勝負で乗り越えていくだろうと乱太郎は思った。
後日、薬草をとりにいった保健委員会と留三郎。またまた伊作が不運にも崖から落ちそうになるが、留三郎が助けてくれた。そして保健委員会一同も心配して駆けつけるが、その重さもあってか、崖ごと崩れて一同は落下した。
連戦連敗と乱太郎の困ったナレーションでおしまい。


今回は留三郎の「勝負だー!!」の言葉が深かった。

そして留三郎が三男である事が判明、名前からそんな気はしていたが、本当にそうだった。30周年になってやっと明かされたところがすごい。

 

お兄さん的存在である留三郎が弟として劣等感を抱いていたのは意外だったが、だからこそあのような兄らしい姿になったのかもしれない。

かさぶたになりたいで、はじめは笑ったけど深い話だった。
伊作は恐らく小さい頃から傷に興味をもっていたし、周りの大人からも心配されていたし、そこから人に優しくしたい、手当てしたい保健委員会の心が生まれたのだろうか。

手当ての回想もなかなかなつかしく、昔の雑渡昆奈門や花房牧之介の手当てをする映像も一瞬だけ流れた。


最後は報われるオチと思いきや、もっとひどいという、でもそこがらしいというかw

留三郎は文次郎と同じで、自分には厳しく他人には優しい。この二人が犬猿の仲なのは似た者同士だからぶつかりあっているのかもしれない。
というか、ライバルと言ったシーンで出てきたのは文次郎だったから、犬猿の仲であり、ライバルでもあるのだろう。