〜他者に合わせて来た自分から、本当の自分を大切に出来る自分へ〜
2026年10月26日、午後1時12分ごろ(日本時間)、牡牛座で満月を迎えます。
今回の満月のテーマは、
「他者に合わせてきた自分から、本当の自分を大切にできる自分へ」
では、さっそく、
「星の王国へようこそ🌟」
今回の登場人物
蠍座城に移動した王様(太陽:意思、人生の方向性)
物事の表面だけではなく、その奥に隠された本質を知ろうとする王様。
何事も深く追求し、人との関係でも心からの信頼や深いつながりを求めます。
その一方で、相手の本心が見えないと、疑い深くなってしまうこともあります。
牡牛座城に滞在する王妃様(月:感情、無意識、心の安定)
穏やかで安定した暮らしを好み、自分の価値観や心地よさを大切にする王妃様。
美しいものや自然、五感を満たしてくれるものに囲まれていると、心が落ち着きます。
その一方で、変化は少し苦手。一度決めたことや、慣れ親しんだものをなかなか手放せない頑固な一面もあります。
天秤座城に滞在するお姫様(金星・逆行:愛情、美意識、価値観)
人との調和や公平さを大切にし、誰もが心地よく過ごせるように気を配るお姫様。
その一方で、周囲との関係を大切にするあまり、自分の気持ちを後回しにしてしまうこともあります。
今は少し立ち止まり、これまでの人間関係や、自分にとって本当に大切なものは何なのかを振り返っています。
牡羊座城に滞在する傷ついたヒーラー(キロン・逆行:心の傷と癒し)
「自分らしく生きること」「自分の意思を主張すること」に、心の傷を抱えているヒーラー。
自分らしくあろうとして傷ついた経験があるからこそ、同じような痛みを抱える人の気持ちを深く理解することができます。
今は、自分自身の過去の傷にも目を向けながら、本当の自分を受け入れることの大切さを見つめ直しています。
水瓶座城に滞在する霊能者で巫女(冥王星:破壊と再生、根本的な変容)
物事の奥深くに隠された問題を見抜こうとする、鋭い洞察力を持つ巫女。
社会の仕組みや古い常識、集団の中にある力関係など、当たり前だと思われてきたことにも疑問を投げかけます。
そして、すでに役割を終えたものや、本来の姿を失ってしまったものを根本から変えようとします。
その変化は、目に見える社会の仕組みだけではなく、私たちの心の奥深くにも及んでいきます。
前回のお話のあらすじ
星のエネルギーは、新月や満月になった瞬間に、突然すべてが変わるわけではありません。
月が少しずつ満ち欠けしていくように、私たちが向き合うテーマも変化していきます。
新月で新しいテーマが始まり、満月ではそれまでの取り組みの成果や課題が見えてきます。
そして、満月から次の新月へ向かう間に、気づいたことを振り返り、必要なものを残し、手放すものを整理していきます。
前回は天秤座の新月で、天秤座城の王様と王妃様は、周りの人のことを考えて
自分のことも忘れてしまうくらい多忙でしたが、改革者からの手紙によって人の気持ちばかりを優先したり、要望ばかり聞くのではなく、自分の意思もきちんと伝えることで、より良い人間関係を築くことができることができることができることに気がつきました。
さて、その後の王様と王妃様は、どうお過ごしでしょうか?
では、早速見ていきましょう。
牡牛座城にて
王妃様は、牡羊座城にいる傷ついたヒーラーと電話をしています。
王妃様
「天秤座城では、本当にたくさんの貴賓や来賓の方々がいらして、とても忙しかったわ。自分のこともままならないくらいに。
改革者は、自分の意見も伝えた方がよいと言っていたけれど……。
これまで築いてきた穏やかな関係が、私のひと言で壊れてしまったらと思うと、なかなか言い出せないのよ。
王妃としての立場もあるし、やはり皆さんとは良い関係でいたいもの。」
傷ついたヒーラー
「王妃様のお気持ちはよくわかります。
自分の気持ちを伝えたことで、相手に嫌われたり、拒絶されたりするのではないか。
そう思うと、なかなか勇気が出ないものですよね。
私も、自分らしくあろうとして傷ついた経験がありますから。」
王妃様は、少し考え込んでしまいました。
「そうなのよね。でも、私はただ、今までどおり穏やかに暮らしていたいだけなのに……。」
一方、蠍座城では
王様が、天秤座城のお姫様と電話で話しています。
お姫様
「最近、ふと思うの。
みんなが仲良く、調和の取れた世の中であってほしいと思って、これまでいろいろな人の意見を聞き、おもてなしもしてきたわ。
でも、それを私は本当に楽しんでいたのかしら?
今、お友達だと思っている方々とも、本当にこれから先もお付き合いしていきたいのかしらって。」
王様
「うむ。わしも天秤座城にいたときは、訪ねてくる者たちをできる限りもてなそうとした。
だが、すべての者を満足させるのは難しいものじゃ。
中には、わしに取り入ろうとうわべだけの言葉を並べる者や、こちらの好意を当然のように受け取る者もおった。
王としての立場もあって、その場はやり過ごしたが、改革者からは自分の意見も伝えるべきだと言われた。
蠍座城に来てから、わしは考えるようになったのじゃ。
大勢の者と仲良くすることと、本当に信頼できる者と深く付き合うことは、同じではないのではないかと。
姫も、社交上のお付き合いと、心から大切にしたい関係を、一度見つめ直してみてはどうじゃ?」
お姫様
「そうね……。でも、誰かとの距離を置くことで、その人を傷つけてしまわないかしら。
それに、今まで仲良くしてきた人たちとの関係が変わってしまうのも、少し怖いわ。」
王様は、しばらく黙って考えていました。
「確かにそうじゃな。わしも、本当に信頼できる者を見極めたいと思う一方で、相手の本心を疑いすぎてしまうことがある。
なかなか難しいものじゃのう。」
そのとき、水瓶座城では……
王様と王妃様、それぞれの心の揺れを、水瓶座城の巫女は静かに感じ取っていました。
巫女
「ふむ……。王様も王妃様も、どうやら同じ問題に向き合っておられるようですね。
王妃様は、今ある関係が壊れることを恐れている。
王様は、うわべだけの関係を続けることに疑問を感じている。
けれど、お二人とも、まだ大切なことに気づいておられないようです。」
巫女は、王様と王妃様に、それぞれ一通の手紙を送りました。
そこには、同じ問いが書かれていました。
「あなたが守ろうとしているものは、本当にあなた自身を幸せにしているのでしょうか?」
王妃様は、その手紙を読んで戸惑いました。
「私が守ろうとしているもの……? それは、みんなとの穏やかな関係に決まっているわ。
でも……そのために、私は自分の気持ちをどれだけ我慢してきたのかしら。」
一方、王様も手紙を読み、考え込んでいました。
「わしが守ろうとしているものは、信頼できる者との深いつながりじゃ。
だが、相手の本心を知ろうとするあまり、疑うことばかりになってはいなかったか……。」
巫女は、二人の心の変化を感じながら、静かにつぶやきました。
「本当の変化とは、周りの人を変えることではありません。
自分が何を恐れ、何にしがみついているのか。
まずは、そこに気づくことから始まるのです。」
今回の星の物語は、いかがでしたでしょうか?
人との関わりは、相手を知るだけでなく、相手を通して自分自身を知る機会にもなります。
自分は何を大切にしているのか。
どんな関係に心地よさを感じ、どんなときに無理をしているのか。
そして、誰かに認めてもらうことだけではなく、自分自身が自分の価値を認め、大切にすることも必要なのではないでしょうか。
今回の物語に登場した人たちのように、この満月をきっかけに、自分にとって本当に大切なものは何か、そして、どんなつながりを育んでいきたいのか。
そんなことに、ゆっくりと思いを馳せてみるのもよいかもしれませんね。
今回の満月の占星術情報 🌕
日時: 2026年10月26日(月)午後1時12分ごろ(日本時間)
満月の位置
* 太陽:蠍座 約2度45分
* 月:牡牛座 約2度45分
主なアスペクト
* 太陽と月のオポジション(180度)
* 太陽・月・冥王星のTスクエア
* 太陽と逆行中の金星のアウト・オブ・サインのコンジャンクション
* 月と逆行中のキロンのアウト・オブ・サインのコンジャンクション
今回の満月のテーマ
「他者に合わせてきた自分から、本当の自分を大切にできる自分へ」
牡牛座の月は、自分自身の価値観や心の安定を大切にします。一方、蠍座の太陽は、人との深い信頼関係や物事の本質を求めます。
そこに水瓶座の冥王星がTスクエアを形成することで、これまで当たり前だと思っていた価値観や、人間関係のあり方を根本から見直すことがテーマとなります。
さらに、逆行中の金星とキロンが、愛情や自分自身の価値、過去の心の傷を振り返るきっかけを象徴しています。
誰かに合わせることで保ってきた関係は、本当に自分が望んでいるものなのか。
自分自身を大切にしながら、他者との深いつながりを育んでいくこと。
そんな問いを投げかける満月といえるでしょう。