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なんで割引ダメなんだ!」

   適用されず宿に苦情相次ぐ 北陸応援割、

混乱含みの本格スタート

 

J-CASTニュース 2024年3月13日(水)

20時39分 配信

 

石川県の応援割公式サイト

 

能登半島地震を受けた観光支援策「 北陸応援割 」の予約受け付けがスタートしたが、対象になるホテルや旅館などが、予算を使い果たして割引が適用されなったことなどへの苦情が相次ぎ困惑していると、X上で訴えている。

 

 

「苦情は控えて」富山県も訴え      

 

北陸応援割は、富山、新潟、福井の3県で2024年3月8日に先行して受け付けがスタートし、石川県でも12日から始まった。1人1泊2万円を上限に、16日から4月26日の宿泊代金が最大50%引きとなるといったものだ。

 

 

 

 

■「 何も悪いことしてないのになぜ謝らねばならないのでしょう?」

 

「 なんで割引ダメなんだ!」 。富山県黒部市内にある宇奈月温泉「 ホテル黒部 」は3月8日、応援割が使えないと知ると、電話越しに怒鳴ったり嫌味を言ったりする人が相次ぎ、電話に出る社員を増やして対応したとX上で明かした。

 

割り当てられた予算が受け付けから約30分でいっぱいになり、割引適用ができなくなったという。相次いだクレームについて、「 私達は何も悪いことしてないのになぜ謝らねばならないのでしょう?」と複雑な心境を漏らした。

 

理由説明してるうちにヒートアップしてくるし、電話時間は長くなって、他の方からなかなか繋がらなかったといきなり言われるわ、もう散々です

 

割引無しをお伝えすると消えていく電話ばかりでツライです

 

割引ないならキャンセルします といった電話もあり、対応に追われて一時的に留守番電話にするほどだったという。「 クレーム対応に追われてしまい、社員達は疲弊してしまいます と苦境を訴えていた。

 

また、同じ富山県では、氷見市内にある「 民宿あおまさ 」の女将も9日、ホテル黒部の投稿に反応する形で、「 うちも、北陸割でさまざまなお客さまが電話をかけてこられました 」とX上で告白した。

 

 

 

 

北陸割できないならキャンセル」という人もいたといい、「 通常料金で来ることがないでしょうから . . . 当館とはご縁のない方だと思うようにしています 」として気持ちを切り替えているとした。「 現在、北陸応援割でのクレームやキャンセル対応で疲弊している宿泊施設が多いです 」と明かし、「 みなさんにお願いしたいのは、優しい気持ちで被災地の宿泊施設の方々に接してほしいということです 」と訴えていた。

 

 

 

 

12日スタートの石川県「『 電話してもつながらない 』といった話は耳にしています

 

新潟県などの他のホテルや旅館でも、電話が来て開口一番「 北陸応援割は終わりましたか?」と聞かれてがっかりした、など客への対応に困惑していることを明かすX上の投稿が相次いでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月12日に北陸応援割がスタートしたばかりの石川県では、どのような状況になっているのだろうか。

 

応援割を所管する県の誘客戦略課は13日、J-CASTニュースの取材に対し、「 45分で予算がなくなったといったニュースがあり、少なくともいくつかの施設では割引が適用されなくなっているようです 」としたうえで、こう話した。

 

「 予約の電話が鳴り止まず、『 いくら電話してもつながらない 』といった話は耳にしています。事前の予約を割引適用するのはルール違反になりますので、『 割引にならなかったのでキャンセルしたい 』という電話が来ることもゼロではないでしょう。割引がなくなったことに客から捨て台詞を言われたとしても、各施設では丁寧に説明しているのではないかと思います。各施設の公式サイトには、割引が終わったことが出ていますが、見られていないこともあるのではないですか。割引が終わると、それを断るのが大変で、施設も苦労されているのだと思います

 

 

 

 

政府による過去の旅行キャンペーンと同様に、宿泊料金が高いホテルや旅館に予約が殺到しており、予算が早期終了している状況だとしている。

 

( J-CASTニュース編集部 野口博之 )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苦情・キャンセル相次ぐ ・・・

富山県内宿泊施設は対応に苦慮

北陸応援割

 

KNB北日本放送 2024年3月13日(水)

19時45分 配信

 

北日本放送

 

 

 

 

能登半島地震を受けた国の観光支援策「 北陸応援割 」は予約が3月8日に始まりました。

 

しかし、県内の宿泊施設のなかには、応援割の予約が取れない客から苦情やキャンセルが相次ぎ、対応に頭を悩ませているところが出ています。

 

 

 

 

ホテル黒部 中島ルミ子女将

「 取り消しが多くて。う―ん。ため息がでます、はぁ。うーん

 

宇奈月温泉にあるホテル黒部の女将、中島ルミ子さんです。

 

 

 

 

3月8日、ホテルは北陸応援割の予約の受け付けを始めましたが、30分も経たないうちに予約枠は完売したといいます。

 

 

 

 

しかし、そのあとも予約を希望する電話は鳴りやまず、応援割が適用されなかった客からは、苦情とキャンセルが相次ぎました。

 

 

 

 

 

 

中島ルミ子女将

「 どうして電話したのに北陸割が使えないんだとか、北陸応援割が無

   くなってもう使えないんだったらもうキャンセルするとか

 

 

 

ホテルによりますと、北陸応援割の事務局から制度の詳細についてのメールが届いたのは、予約開始の前日、7日の午後6時前でした。

 

 

 

 

 

 

 

さらに配分された予算額は思っていたよりも少なく、不安を感じたといいます。

 

中島ルミ子女将

「 わぁー、たくさんの方にご予約頂いているのに、あしたは大変なこ

  とになると思って

 

 

 

 

このホテルでは、3月8日以降これまでにインターネット経由の予約のおよそ300件がキャンセルに。

 

 

 

 

特に来月、4月は、空きが目立つ状態になってしまったということです。

 

 

 

 

 

 

中島ルミ子女将

「 北陸に行こうよってみんなが思ってくださって、たくさんの方がご

   予約をしてくださったにも関わらず、北陸のイメージダウンにもつ

   ながりかねないようなそんな事態になったのではないかと、ちょっ

   と懸念していますね 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北陸応援割の予約は県内250余りの施設のうち12日までにおよそ3割で割引適用が終了しています。

 

宿への直接予約分がまだ販売しているかどうかは、県の特設サイトで確認することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石川の応援割、初日「完売」続々

富山は3割、福井8割

 

北國新聞 2024年3月13日(水)

8時02分 配信

 

●「 もう少し予算あれば 」

 

石川県内で12日、能登半島地震を受けた観光復興支援策「 北陸応援割 」の予約受け付けが始まり、宿泊施設や旅行会社に予約が殺到した。16日に北陸新幹線駅が開業する小松市や加賀市では予算上限に達する旅館が相次ぎ、2次避難者を受け入れる施設にも多くの予約が入った。8日から予約を受け付けている富山県は3割の施設で完売、新幹線敦賀延伸を控えた福井県は8割の施設が売り切れており、沿線では観光客増加への期待が高まっている。

 

「 売り切れまで1時間もかからなかった。異例の予約スピードだ 」 。加賀市山中温泉の旅館「 白鷺湯たわらや 」の田向公太郎専務は予約の勢いに驚いた。12日 午前0時に受け付けを開始し、 1時間たたずに予算上限に達した。

 

午前9時の発売から約1時間半で売り切れた小松市粟津温泉の旅館 「 のとや 」では午後になっても電話がやまず、担当者が完売の説明に追われた。被災者約130人を受け入れている加賀市のホテルアローレも連絡が相次ぎ、週末がほぼ満室となった。

 

金沢市の金沢ニューグランドホテルは午前9時の受け付け開始から2時間半で予約者が千人を超えた。担当者は「 電話が多すぎて、入力が間に合わない 」と話した。

 

旅行会社も好調だ。金沢市の「 ほっこく観光 」では片山津ゴルフ倶楽部でのプレー付き宿泊プランの予約が相次いだ。別の旅行代理店は約45分で受け付けを終え、担当者は「 もう少し予算があれば 」 と漏らした。

 

石川県誘客戦略課の担当者は完売した施設数は集計中とした上で、 「 南加賀を中心に予約は好調に推移したと聞く 」と話した。

 

福井県は12日午後5時時点で応援割の対象となる約370施設のうち8割が予算上限に達した。芦原温泉を抱えるあわら市では26施設のうち25施設が完売した。

 

福井県観光誘客課の担当者は「 16日の北陸新幹線敦賀開業で、全国から旅行先として注目されている 」と話した。福井県全体の予算が8億円と少ないことも要因に挙げた。

 

富山県では12日午後5時時点で252施設のうち89施設が受け付けを終了した。一部の施設では15分で受け付けを終えた施設もあるといい、県は国に予算増額を要望する準備を進める。新潟県の担当者は 「 多くの施設が既に販売を終えた 」と説明した。

 

★ 北陸応援割 能登半島地震で落ち込んだ観光需要を喚起する政府の支援策。1人1泊2万円を上限に、16日から4月26日の宿泊代金が最大50%引きとなる。交通費込みの旅行商品も対象。旅行会社や宿泊施設に割り当てられた予算がなくなり次第終了で、ビジネス利用は対象外となる。石川県は2次避難を受け入れた宿泊施設も参加できるよう、5月の大型連休以降に第2弾を実施する。