声優のTARAKOさん急死 63歳
「ちびまる子ちゃん」を35年
最近までアフレコ参加
スポニチアネックス 2024年3月9日(土)
1時00分 配信
声優のTARAKOさん(2000年撮影)
フジテレビで放送中の国民的アニメ「 ちびまる子ちゃん 」( 日曜後6:00 ) で主人公、まる子を演じている声優のTARAKOさん( 本名非公開 )が急死したことが8日、分かった。63歳。群馬県出身。死因は明らかになっていない。遺族は悲報をフジテレビと所属事務所に伝えており、葬儀は家族葬で営む。鳥山明さんと時を同じくして、日本アニメ界は大切な存在を失ってしまった。
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「ちびまる子ちゃん」の収録に臨むナレーション担当のキートン山田、TARAKOさん、
さくら友蔵役の富山敬さん(94年撮影)
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アニメ「ちびまる子ちゃん」の新エンディングテーマ曲収録でまる子ちゃん、
爆笑問題とポーズをとるTARAKOさん(左から2人目)=2004年6月
遺族から報告を受けたフジテレビ関係者は「 TARAKOさんは今年に入って体調を崩した 」 と話した。「 最近までアフレコに参加されていた。とにかく突然のことで、何があったのか ・・・ 」と言葉を失った。今月22日に公開になるアニメ映画「 デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 」にも出演しており、2月末にキャストが発表になった際には「 ここまできたら根性決めます! 私命をかけて演じますね 」とコメントしていた。
「 TARAKO 」という個性的な芸名。学生時代に「 サザエさん 」のタラちゃんのような話し方だったことから、友人が呼んだことに由来すると言われる。デビューは1981年、アニメ「 うる星やつら 」の幼稚園児役。声優のイメージが強いが、活動の軸足は演劇畑で、演劇集団「 WAKUプロデュース 」を主宰。シンガー・ソングライターの肩書もあった。
芸能活動が一変したのは、やはり「 ちびまる子ちゃん 」への抜てきだった。1990年1月7日の初回放送から現在まで35年にわたりまる子を演じているが、実は当初、まる子役は別の声優に決まっていた。2018年に亡くなった原作者さくらももこさんが、自分の分身であるまる子のイメージと違うと再度オーディションを行い、自身の声に似ている TARAKO さんを選んだ。それ以来、独特の声でまる子を演じ続け「 TARAKO=まる子 」のイメージで国民的な人気者だった。
体調の急変と、突然の知らせに周囲は驚くばかりだが、昨夏に受けたインタビューでは「 死生観 」について語っていた。両親が急死だったことを明かし「 死は怖くなくなった。天国に行けば、両親や、愛犬、愛猫に会える。天使になった友人たちにも会える 」と吐露。自身の葬儀についても「 喪服は着ないで。普段会う時のような服で 」と要望し、自分が書いた演劇の脚本を追悼上演してほしいとも願っていた。
TARAKO さんは、さくらさんが亡くなった際「 私がそっちにいったら似たような声でいっぱいいっぱいおしゃべりしてくださいね 」とメッセージを送っていた。さくらさんと天国で再会し、どんな話をするのだろうか。
TARAKOさん事務所
「 病と闘いながら仕事をしておりましたが、
容体が急変して亡くなりました 」
日刊スポーツ 2024年3月9日(土)
12時21分 配信
亡くなったTARAKOさん
フジテレビ系アニメ「 ちびまる子ちゃん 」で「 まる子 」役を演じた声優のTARAKOさんが4日未明に亡くなった。63歳だった。
TARAKOさん、亡くなる2週間前の姿・・・車いすに乗って・・・
所属事務所のトルバドール音楽事務所は9日、公式サイトで訃報を発表。「 TARAKOは 2024年3月4日 (月) 未明、永眠いたしました。今年に入り病と闘いながら仕事をしておりましたが、容体が急変して亡くなりました 」と、今年に入り闘病していた中、急逝したと明かした。
そして「 多くのファンの皆様、関係者の皆様、生前のご厚情に深く感謝致します。詳細については、個人情報に関する情報の為、公表は控えさせて頂きます。ご了承下さい 」と詳細は明かさないとした。
葬儀については「 なお葬儀は近親者のみの家族葬で執り行われました。また、後日お別れの会を執り行うよう検討しております 」とし、お別れの会を行う可能性を示した。
TARAKOさん死去、63歳
「ちびまる子ちゃん」34年
時事通信 2024年3月9日(土)
19時48分 配信
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TARAKO(たらこ)さん
テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」((C)さくらプロダクション/日本アニメーション)
テレビアニメ「 ちびまる子ちゃん 」( フジテレビ系 ) の主人公・まる子役などで知られる声優のTARAKO ( たらこ ) さんが4日、病気のため死去した。63歳だった。所属事務所によると、今年に入って病気と闘いながら仕事をしていたが、容体が急変したという。群馬県出身。葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く予定。
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テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」((C)さくらプロダクション/日本アニメーション)
TARAKOさんは1981年、「 うる星やつら 」の幼稚園児役でデビュー。「 まじかる☆タルるートくん 」のタルるート役や、「 みかん絵日記 」のみかん役など多数の作品に出演した。
代表作となった「 ちびまる子ちゃん 」では、90年の放送開始から現在に至るまで34年にわたってまる子役を演じてきた。放送1500回を超える長寿番組となり、劇場版も製作された。
フジテレビによると、今後の「 ちびまる子ちゃん 」は10日以降、当面の間は過去の回の再放送で対応する。TARAKOさんが出演する最後のエピソード 「『 まる子、水の味がわかる?』の巻 」は24日に放送する予定。後任の声優の決定や後任の声優によるエピソードの放送開始時期は検討中という。
TARAKOさんはアニメ作品以外にも、テレビのバラエティー番組やCMのナレーションで出演。シンガー・ソングライターとしても活躍し、演劇集団「 WAKU 」を主宰し、 舞台の演出や出演も手掛けた。
アニメ『ちびまる子ちゃん』
エンディング曲で『100万年の幸せ!!』が流れて
TARAKOさんをしのぶ編成に
中日新聞Web 2024年3月10日(日)
18時22分
フジテレビ系人気アニメ『 ちびまる子ちゃん 』( 日曜午後6時 ) の主人公・まる子役で知られる声優の TARAKO( たらこ )さんが4日未明に63歳で死去したことを受け、10日の放送では冒頭で番組として追悼メッセージを流すとともに、エンディングでは桑田佳祐作曲で2012~17年に使用された『 100万年の幸せ!!』が ” 復活し ”、TARAKOさんをしのぶ編成となった。
TARAKOさん
番組冒頭では、「 1990年の放送開始から34年以上にわたりまる子役の声優を務めていただいたTARAKOさんが逝去されました。天真らんまんで、みんなに愛される『 まる子 』を大切に演じてくださったTARAKOさんのご冥福を心からお祈りいたします。長い間、本当にありがとうございました。キャスト・スタッフ一同 」と追悼と感謝のテロップが流れた。
また、「 ちびまる子ちゃん 」の公式X( 旧ツイッター )はこの日、TARAKOさんが出演した最後のエピソード 「『 まる子、水の味がわかる?』の巻 」を24日の1時間スペシャルの中で放送し、それ以外の放送については当面の間、過去の作品を放送することを報告した。