テント内から男性の遺体
北アルプス燕岳の野営場、標高約2700m
50代くらいで中肉
紅葉の名所・雨飾山で
50代女性がスリップして転倒 腕骨折の重傷
山岳遭難相次ぐ
NBS長野放送 2023年10月12日(木)
20時55分 配信
資料 北アルプス燕岳付近
12日も長野県内の山岳で遭難が相次ぎました。北アルプス燕岳ではテントの中から身元不明の遺体が発見されました。また、紅葉の名所・雨飾山では50代の女性が転倒し重傷を負いました。
12日午前8時過ぎ、北アルプス燕岳の野営場 ( 標高約2700メートル ) の管理者がテントの中で男性の遺体を発見し、午前11時半ころ、県警ヘリに収容しました。
身体の特徴は50歳代くらいで、中肉だということです。
警察が身元の確認を進めています。
資料 雨飾山
長野県小谷村の雨飾山では、石川県白山市の団体職員の女性(51)が登山道上 ( 標高約1700メートル ) でスリップして転倒しました。
通り掛かった登山者を通じて、午前10時半過ぎ、消防に救助要請があり、新潟県消防防災ヘリが救助、糸魚川市内の病院に搬送しました。女性は左上腕骨折の重傷を負いました。
女性によりますと、「 靴に泥がついていて、岩に足をかけた時に滑った 」と話しているということです。
女性は12日、3人パーティーで雨飾山に入山し、登山中でした。
雨飾山は紅葉の名所として知られ、この時期、多くの登山客が訪れます。
県内の山岳では、週末から遭難が相次いでいます。
県警は「 秋山は雪が降ることもある。天候や体力、技量を見極め装備を整え登ってほしい 」と呼びかけています。