2022年度大阪市の消費者物価指数発表
上がり幅3%超え
1990年度以来32年ぶり
読売テレビ 2023年3月31日(金)
19時12分 配信
読売テレビニュース
大阪府は31日、大阪市の今年度の平均の消費者物価指数を発表しました。前の年度に比べて3.1%上昇していて、上がり幅が3%を超えるのは1990年度以来32年ぶりです。
大阪府によりますと、大阪市の今年度の平均の消費者物価指数は、気候の変動などで値動きが激しい生鮮食品を除いた総合指数で102.6となり、比較可能な1970年1月以降で最高値となりました。
前の年度と比べると3.1%上昇していて、上がり幅が3%を超えるのは1990年度以来32年ぶりのことです。ガス代などの光熱費や食料品の値上がりがあったことが大きな要因だということです。
また、31日に発表された東京23区の消費者物価指数と比較すると、東京23区は前の年度と比べて2.9%の上昇となっていて、3.1%の上昇だった大阪市の方が物価の上がり幅が大きくなりました。
これについて、民間調査会社の帝国データバンクの担当者は「 価格に厳しい関西地方で、企業努力によってこれまで抑えられてきた物価が、原油価格の高騰などのタイミングで一気に値上がり傾向に転じたのではないか。消費者は値上がりに敏感だが、価格転嫁は賃上げにもつながるため、物価上昇が悪いとは必ずしも言い切れない 」と分析しています。
食品や運賃、値上げの春
年金は目減り、暮らし重荷
共同通信 2023年3月30日(木)
16時18分 配信
東京都内のスーパーの売り場
新年度が始まる4月は原材料高で食品値上げが続き、鉄道や宅配便の運賃も上がる。公的年金は増えるが物価高で実質的に目減りし、暮らしの重荷は増す。出産時に受け取れる出産育児一時金は原則42万円から50万円に増額。「 こども家庭庁 」が発足し、子ども政策充実に向けた節目となる。残業抑制策強化など労働分野の制度変更も多い。
帝国データバンクによると、4月の食品値上げは5千品目近く。大手が1日以降にマヨネーズやチーズを値上げし、キッコーマンのしょうゆは約5~11%高くなる。
首都圏に続き、1日は関西の鉄道大手6社が値上げ。JR西日本は近畿の一部区間の運賃に加え山陽新幹線「 のぞみ 」「 みずほ 」の指定席特急料金を最大420円上げる。宅配便は佐川急便が平均8%、ヤマト運輸も3日から平均約10%上げる。
夏用タイヤの出荷価格も相次ぎ上がる一方、自動車損害賠償責任保険( 自賠責保険 )の保険料は事故減少を反映し、全車種平均11.4%下がる。
関西の鉄道大手6社
あす4月1日から運賃値上げ
業績悪化や駅のバリアフリー化を理由に
読売テレビ 2023年3月31日(金)
11時53分 配信
読売テレビ
JR西日本など関西の鉄道大手6社は、新年度となる4月1日から一斉に運賃を値上げします。
近鉄は新型コロナウイルスによる業績悪化を受け、全区間を対象に最大で580円、通勤と通学の定期券を含め全体で約17%引き上げます。消費税の増税を除くと28年ぶりの値上げで、大阪上本町駅では案内を張り出し、利用者に呼びかけています。
JR西日本では、他の区間に比べて運賃が割安な一部区間で10円から50円、山陽新幹線の特急料金を最大で420円引き上げます。
大阪メトロ、阪急、阪神、京阪では、駅のバリアフリー化に充てる国の新制度を活用して運賃を一律に10円値上げし、JR西日本もこの制度を活用します。
「 心苦しいが理解を ・・・ 」
山陽新幹線のぞみ・みずほ 1日から値上げ
特急料金の乗継割引も廃止【 岡山 】
OHK岡山放送 2023年3月31日 (金)
18時04分 配信
岡山放送
4月1日から山陽新幹線などで特急料金が値上がりすることについて、JR西日本岡山支社の藤原乗将支社長は、値上げに理解を求めました。
( JR西日本岡山支社 藤原乗将支社長 )
「 コロナの影響が長引いていて厳しい経営状況が続いている。物価が高騰する中で大変心苦しいがなにとぞご理解いただきたい 」
31日の定例会見で藤原支社長はこのように述べ、値上げに理解を求めました。
JR西日本では、4月から山陽新幹線の「 のぞみ 」、「 みずほ 」で、指定席の特急料金を110円から420円の範囲で値上げすることにしています。
岡山駅で新幹線に乗り継ぐと岡山と四国や山陰を結ぶ特急料金が半額になる「 乗継割引 」も1日から廃止されます。このほか、5月20日からは、岡山駅と四国を結ぶ特急のしおかぜ、南風、うずしおの特急料金も値上げされることになっています。