【 大雪 】 電車が運転見合わせで「 帰れない 」
JR湖西線、途方に暮れる利用客
京都新聞 2023年1月24日
21時41分
雪が降り積もる中、足早に行き交う人たち
( 24日午後6時47分、京都市下京区・JR京都駅前 )
大雪の影響で、JR湖西線大津京駅( 大津市 )では午後6時ごろからほぼ運転見合わせとなった。帰宅途中の女子大学生(22)は「 少し早めにバイトを上がらせてもらったのに電車が来ないのでは帰れない。1人暮らしなので迎えに来てもらうこともできない 」と困り顔。おごと温泉駅まで帰宅中の看護助手の女性(64)は「 夫も山科駅付近で電車が止まり、身動きできないようだ。寒くて頭痛がする 」とつらそうだった。
ホームでは、スマートフォンを手にした女性が「 子どもを迎えに行けない 」と保育園と連絡を取る姿も。雪が吹き付けるホームは寒く、午後8時すぎに複数の信号トラブルで運転再開のめどが立たないとのアナウンスで流れると、多くの乗客がホームを後にした。大津市の公務員の男性(46)は「 先が見えないのでどうしようもない。職場に戻って一晩泊まることも考えている 」と話した。
【 大雪 】
JR湖西線の山科 ― 京都間で
電車が停車、乗客取り残される
京都線の桂川 ― 西大路間でも一時ストップ
京都新聞 2023年1月24日
22時55分
JR西日本によると、24日午後10時45分現在、湖西線の山科 ― 京都間で近江舞子行き普通電車が客を乗せたまま停車している。京都線の桂川 ― 西大路間でも播州赤穂行きの新快速電車が一時ストップし、急病人が出ているという。
京都市災害対策本部によると、JR山科駅付近で停車している列車に閉じ込められた乗客から気分不良を訴える通報が市消防本部に複数、寄せられているという。
複数電車が数時間立ち往生
JR西、京都線や琵琶湖線
共同通信 2023年1月24日(火)
23時48分 配信
JR鳥取駅で、大雪の影響により列車が運休したことを知らせる案内を見る人=24日午後
JR西日本によると、京都線と琵琶湖線で24日、雪の影響で発生したポイント故障や強風のため、複数の電車が乗客を乗せたまま数時間にわたって立ち往生した。
24日は、北陸や山陰、近畿地方などで在来線の運転見合わせや遅れが相次いだ。岡山と島根県の出雲市を結ぶ特急「 やくも 」が同日午前8時半ごろから運転を取りやめるなど、日本海側の路線を中心に影響が出た。25日も日本海側の路線で、除雪作業が追いつかないなどの理由で始発からの運休が計画されている。
一方、大阪環状線や山陽・北陸の両新幹線は25日も運転予定だが、ダイヤが乱れる可能性があるという。
【 大雪 】
JR京都線で立ち往生した新快速の乗客がSOS
「 満員で5時間。助けて 」
京都新聞 2023年1月25日(水)
0時02分 配信
JR京都線を走る新快速
大雪の影響により、24日夜、JR京都線の桂川 ― 西大路間で京都方面に向かう新快速電車が一時ストップし、乗客が車内に取り残された。
他の列車も停車、乗客取り残される
この列車に乗り合わせていた京都市山科区の会社員男性(54)が午後11時過ぎに京都新聞社にメールを寄せ、「 満員電車で5時間。助けてください。みんなトイレに行きたがっている。命が危ない。警察、消防の出動が必要です 」とSOSを送った。
JR西日本によると、大雪の影響で駅と駅の間に停車した列車は、特急を含めて高槻( 大阪府高槻市 )― 山科( 京都市山科区 )で計15本に上った。雪の影響で線路のポイントが転換できなくなったことが要因とみられ、信号待ちで駅に停車する列車が多かったため、後続列車が進めなくなった可能性があるという。
25日午前1時半現在、複数の列車で車内に閉じ込められた乗客を徒歩で最寄り駅などに退避させているという。体調不良を訴える乗客も多く、救急搬送されるケースも相次いでいる模様だ。