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ルートの86%がトンネルのリニア工事

土砂が剥がれ落ちる 『肌落ち』 に巻き込まれたか

 

メ~テレ(名古屋テレビ) 2021年10月28日(木)

17時46分配信


 

メ~テレ(名古屋テレビ) 

 

 

 

 

リニア中央新幹線の工事で、初めての死亡事故が起きました。27日、岐阜県中津川市で起きた作業用トンネル内の崩落事故。巻き込まれた作業員のうち1人が死亡し、1人が大けがをしました。警察が、当時の作業の状況など調べています。

 

 

東京と名古屋を最速40分で結ぶ、夢の超特急 「 リニア中央新幹線 」。その建設工事で、初めて死亡事故が起きました。

 

「 崩落事故が発生した工事現場前です。現在、規制線が張られていて中の様子を伺うことはできません 」 ( 記者 27日夜 )

 

 

 

 

27日 午後7時20分ごろ、岐阜県中津川市瀬戸のリニア中央新幹線のトンネル工事現場で 「 崩落事故があり、けが人がいる 」 と工事関係者から消防に通報がありました。

 

 

 

 

この事故で、作業用トンネル内にいた福井県の作業員 小板孝幸さん(44)が死亡し、愛知県長久手市の52歳の男性作業員が左足を骨折するなど重傷を負いました。

 

 

 

 

 

作業用トンネル 地上から70m彫り進めた地点で崩落か

 

瀬戸非常口の工事の様子(9月 JR東海リニア中央新幹線HPより) 

 

 

「 トンネルの一部でしょうか。建屋の裏側に繋がっています。この70m先で崩落は起こっていると思われます 」 ( ヘリコプターから撮影のカメラマン 28日 )

 

こちらは、事故が起きた作業用トンネル内部の写真。崩落事故は、この先で起きたとみられます。

 

 

 

 

作業用トンネルは全長600mで、事故が起きたのは、地上から70m掘り進めた地点でした。

 

 

 

 

JR東海などによりますと、火薬を使った爆破作業のあと、作業員が5人で内部を点検していた際に崩落が起き、2人が巻き込まれたということです。

 

 

 

全長286kmの86%がトンネルのリニア中央新幹線

 

 

リニア中央新幹線のルート 

 

 

2027年に品川・名古屋間の開業を目指す 「 リニア中央新幹線 」

 

 

 

 

全長286kmうち、86%がトンネルで、現在、各地で工事が進められています。

 

今回事故が起きた作業用トンネルは、建設予定の岐阜県駅と長野県駅の間、全長4.4kmの 「 瀬戸トンネル 」 本線へと続く、資材などを運び込むためのトンネルでした。

 

開業後は 「 非常口 」 として使われます。

 

「 午後2時、警察が実況見分のため工事現場へ向かいます 」 ( 記者 28日 )

 

 

 

警察は、業務上過失致死傷の疑いも視野に、工事関係者などから当時の状況を聴くなどし、事故の詳しい原因を調べています。

 

 

 

 

JR東海 柘植康英会長「しっかり説明をさせていただく」

 

 

JR東海 柘植康英会長(28日 午前8時15分頃) 

 

リニア中央新幹線の工事で初めて起きた死亡事故にJR東海の柘植康英会長は、28日朝、取材に対しこう答えました。

 

 

 

 

「 非常に重大なことだとは思います。初めてお亡くなりになった方が出てしまったのでね。重大な話なのでしっかり説明をさせて頂く必要がありますし、原因もしっかり。原因と対応ですね 」 ( JR東海 柘植康英会長 28日 午前8時15分頃 )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆破後に 『 肌落ち 』 に巻き込まれたか

 

 

 

 

 

瀬戸非常口の工事の様子(9月) 

 

 

原因調査はこれからという段階ですが、報告に上がっているのは・・・

 

「 斜坑70mぐらいのところで、爆破させながら進めていくわけだけど、爆破後に 『 肌落ち 』 といいますか、崩落があったのだろう 」 ( JR東海 柘植康英 会長 )

 

『 肌落ち 』 とは、トンネル内の表面の土砂や岩などがはがれ落ちることをいいます。

作業員2人は、この 『 肌落ち 』 に巻き込まれたとみられます。

 

 

 

リニア開業に期待を寄せる中津川市長や市民は ・・・

 

中津川市内にあるリニアの看板と記者 

 

 

「 【 2027年開業、リニアで世界へ 】 こんな看板が掲げられている中津川市。今回の事故に地元の人は衝撃を受けています 」 ( 記者 )

 

「 安全第一でやっていくしかない。ここまできたら、やめるということはいかないだろうと思う 」 ( 中津川市民 )

 

 

 

 

「 中津川市民は、みんな期待しているじゃないですか。リニアが通ったらいっぱい人が来てもっと繁栄するといいのかなと。二度と起きてほしくない。亡くなられた方がいるから本当に残念 」 ( 中津川市民 )

 

 

 

 

リニア中央新幹線を将来の観光資源にと期待を寄せている中津川市長も会見で ・・・

 

「 『 これは人命にかかわるような結果にならないといいな 』 という思いで1番最初は聞いた。その後、1人の方が亡くなったと聞いたときは、検証期間が必要になると感じた 」 ( 中津川市 青山節児市長 28日 )

 

 

 

 

磯崎官房副長官も28日の会見で、JR東海に対して、原因を徹底的に究明したうえで再発防止を講じるように指示したと明らかにしました。

 

そのJR東海は、「 亡くなられた方、おけがをされた方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。原因を調査し再発防止に努めてまいります 」 とコメントを発表しています。

 

 

事故が起きた場所 

 

 

 

 

事故が起きたのは、JR中央線の中津川駅から直線距離で約3km。落合川駅から約1.5kmの場所です。

 

リニア中央新幹線の予定ルートでは、中津川市に作られる 「 岐阜県駅 」 と、長野県飯田市の 「 長野県駅 」 の間に当たります。

 

 

事故が起きたのは作業用トンネルの中 

 

 

事故は、リニアが走るトンネルに直結する作業用のトンネルを掘り進めていた過程に起きました。

 

この作業用のトンネルを使って、リニアが走るトンネルを掘る重機や資材などを運びこみます。作業用トンネルは開業後は、乗客らの非常口につながるトンネルになるものです。

 

今回の現場は、2019年に着工し、今年6月に掘削が開始。全長約600mの作業用トンネルのうち、事故が起きたのは出入り口側から約70mの地点でした。

 

トンネルを掘り進めるために、火薬を使って爆破作業をしたあと、内部を点検していた際に、事故が起きたということです。

 

( 10月28日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より )

 

 

 

 

 

 

 

 

リニア新幹線工事で2人死傷

助けようとしたら2度目の崩落が ・・・

現場写真を公開  JR東海

 

中京テレビ 2021年10月28日(木)

19時12分配信

 

中京テレビNEWS 

 

 

 

 

27日、岐阜県中津川市のリニア中央新幹線の工事現場での崩落事故で、2人が巻き込まれ、福井県の小板孝幸さん(44)が死亡、愛知県の男性作業員が足を骨折するなどの重傷を負いました。

 

28日 午後4時過ぎ、JR東海が事故後初めて会見を行い、事故当時の詳細が明らかになってきました。

 

 

 

 

JR東海によりますと、事故が起きたのは、27日 午後7時20分ごろ。トンネルの掘削作業で火薬を爆発させた後、仕掛けた火薬が残っていないかなどの点検作業中に2~3トンの岩石などが作業員に落ちたということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、この崩落二回にわたって起きていたといいます。

 

 

 

 

 

 

 

その後、二人は近くの病院に搬送されましたが、最初に巻き込まれた小板さんの死亡が確認されました。

 

 

 

JR東海は作業手順については、国の定めた基準から逸脱したものではないとしていますが、この事故を受け、山岳部でのトンネル掘削工事をすべて一時中断。

 

 

 

原因究明に努めるとしています。ただ、この事故による工期への大きな影響はないということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

崩落は2回発生、

岩石に足が埋まった作業員を救出中に

頭上で大きな崩落…リニアトンネル工事

 

読売新聞オンライン 2021年10月28日(木)

23時01分配信

 

(写真:読売新聞) 

 

 

岐阜県中津川市瀬戸のリニア中央新幹線 「 瀬戸トンネル 」 の工事現場で起きた崩落事故で、JR東海は28日に名古屋市内で記者会見を開き、崩落が2回発生していたと発表した。事故では、現場付近にいた作業員5人のうち、1人が死亡、1人が重傷を負った。同日、岐阜県警は実況見分を行い、業務上過失致死傷の疑いも視野に調べを進めている。

 

 

崩落事故のあった現場へ入る関係者ら (28日午前9時6分、岐阜県中津川市で) 

 

 

県警によると、亡くなったのは福井県美浜町、小板孝幸さん(44)。ほか愛知県長久手市の男性(52)が腰や足の骨を折った。

 

 

記者会見で頭を下げるJR東海の新美憲一執行役員

(左端)ら(28日午後、名古屋市中村区で)

 

JR東海によると、崩落は本線トンネルへの資材運搬などに使う作業用トンネル ( 約600メートル ) の入り口から約70メートル地点で、ダイナマイトを使った発破作業の後に発生。現場の状況を確認していた小板さんの上で岩盤が崩れ、岩石に足が埋まった。男性が小板さんを救出しようとした際、2人の頭上でさらに大きな崩落が起きた。

 

会見でJR東海の新美憲一執行役員は 「 事故を起こし、申し訳ありません 」 と謝罪。山岳トンネルの掘削工事を一時中断する方針を明らかにしつつ、開業に向けた工程には 「 大きな影響はない 」 とした。