消えゆく 金剛山ロープウェイ ・・・ | 大阪ミナミの山小屋(別館)だより

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かなり以前から

経営が危ぶまれていた金剛山ロープウェイ

 

 

とうとう終焉の時が

近づいて来たようですなぁ ・・・

 

 

 

 

まぁ 経営の譲渡先が見つかればエエんやけど ・・・

 

 

 

 

 

 

 

金剛山ロープウェイ 事業譲渡を検討

大阪・千早赤阪村

 

産経新聞 2021年2月18日(木)

17時47分配信

 

金剛山ロープウェイ=大阪府千早赤阪村   

 

大阪府千早赤阪村は18日、府と奈良県にまたがる金剛 ( こんごう ) 山 ( 標高1125メートル ) の登山者の足として知られ、現在運休中の村営 「 金剛山ロープウェイ 」 について、採算性などから村単独での事業継続を断念すると発表した。村は今年秋までに施設の民間譲渡を検討し、譲渡先が見つからない場合は施設を撤去する方針としている。

 

村は平成30年6月の大阪北部地震発生を受け、施設の耐震性など安全確認を実施したところ、山上にある 「 金剛山駅 」 などで強度不足が判明し、31年3月から運休していた。村は再開を目指したが、事業の赤字が続いており、設備更新に多額の費用がかかるため、村単独の事業継続は困難と判断した。

 

村観光・産業振興課の担当者は 「 村民にこれ以上負担を強いることは他の行政サービス低下につながる。苦渋の決断 」 と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運休中の金剛山ロープウェイ廃止へ

村の財政で再開困難

 

朝日新聞デジタル 2021年2月19日(金)

3時00分配信

 

運転が止まったままの大阪府千早赤阪村営「金剛山ロープウェイ」 = 2020年6月 

 

大阪府千早赤阪村は18日、村営金剛山ロープウェイを廃止すると発表した。25日開会の村議会に関連条例案を提出する。村は廃止後、民間へ譲渡する可能性も探るとしている。

 

金剛山ロープウェイは1966年に開業した。中腹の千早駅 ( 標高708メートル ) と金剛山駅 ( 975メートル ) を約6分で結ぶ。開業直後は年16万人の利用客があったが次第に減少し、慢性的な赤字状態に陥った。

 

村は開業以来、のべ約6億円を一般会計から繰り入れて経営を支えてきたが、駅舎の耐震強度不足が判明し、2019年3月から運休したままだった。

 

村によると、運転再開には約12億円の投資が必要で、財政的に困難と判断した。金剛山駅近くの村営宿泊施設香楠荘 ( 休館中 ) も同時に廃止する。

 

南本斎 ( ひとし ) 村長は 「 開業以来多くの方に利用していただいたが、村民にこれ以上負担を強いれば他の行政サービス低下につながる。苦渋の決断をした 」 とコメントした。

( 白木琢歩 )

 

 

 

 

 

 

 

 

半世紀にわたり観光の 「 顔 」、

金剛山ロープウェイ廃止の可能性 ・・・

村が運営断念

 

読売新聞オンライン 2021年2月20日(土)

9時51分配信

 

読売新聞オンライン 

 

大阪府千早赤阪村は18日、2年前から運休中の 「 金剛山ロープウェイ 」 について、村による運営を断念すると発表した。

民間への譲渡を模索しているが難航しており、半世紀にわたって観光客に親しまれてきた路線は廃止となる可能性が高い。

運行再開には、駅舎の耐震補強工事や設備投資に多額の費用が見込まれ、村財政を圧迫すると判断した。

 

村は1966年、総事業費2億円をかけ、金剛山の麓の千早駅から山上の金剛山駅まで約1.3キロを結んでロープウェーを開業。高低差267メートルを移動しながら雄大な眺望を楽しめ、ピーク時の73年度には年間24万人が利用した。しかし、レジャーの多様化で次第に半分以下にまで減り、村の一般会計から毎年1000万円以上を補てんしていた。

 

2004年からは指定管理者制度による民間委託で再起をはかったが、実質的な赤字が続き、これまで村の一般会計から約6億円を繰り入れた。施設改修のために発行した起債 ( 借金 ) 残高も約2800万円ある。

 

18年の大阪北部地震などを受け、村がロープウェー施設の耐震診断をしたところ、両駅が強度不足とわかり、19年3月から運休。山上で村が運営してきた宿泊施設 「 香楠荘 」 もその半年後に休館した。

 

このため、村議会は事業についての特別委員会を設けるなどして今後のあり方を検討。昨年6月の村長選では、「 ロープウェーでこれ以上、村の負担を増やさない 」 と公約に掲げた南本斎村長が初当選。村が再検討した結果、村営による事業の廃止と、香楠荘を所有する府に返却するための関連議案を今月25日開会の村議会に提案することにした。

 

村によると、ロープウェーの運行再開には駅舎の耐震補強や、開業以来更新していない電気設備の工事などに計10億円以上が必要という。さらに、今後、民間の譲渡先が見つからない場合、自然公園内にある施設を元通りにする現状復旧工事が必要で、撤去や植林に約5億円かかる見通し。

 

村は 「 金剛山を地域活性化に生かす新たな方法を模索したい 」 としている。

 

 

 

 

大阪の住民にとって

金剛山といえば、やはり冬の樹氷がお馴染み ・・・

 

 

 

 

小屋番も半世紀も前から

学校からの耐寒登山などで親しんできましたが、やはり

金剛山は、徒歩での登山が主流で ・・・

 

ロープウェイで登る方は、少なかったんやないやろか。

 

 

 

 

 

 

 

まぁ 小屋番は、登りは徒歩

下山は、ロープウェイというのが近年のマイブーム。

 

片道のみとはいえ、結構 りようしていたんやけどねぇ ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに、

登山が主流の金剛山において

ロープウェイの経営には かなり難しいものがあるようやけど ・・・