【 工事中 】 世界一不気味な遭難 ・・・ | 大阪ミナミの山小屋(別館)だより

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コロナ禍の中、各地で山岳遭難が多発 ・・・

 

 

 

 

まぁ 山岳遭難といっても ・・・

呆れるような安易な登山での道迷いや行動不能から

突然の天候の急変による荒天の中での壮絶な遭難、

果敢 ( 無謀?) な冒険のような山行の末の遭難 ・・・ と、

 

様々 ありますが ・・・

 

60年もの長い間、謎に包まれた

世界一不気味な遭難事故 ・・・

 

どういう訳か 先月から小屋番が読み始めた書籍。

それが ・・・

 

 

 

『 死に山 』

          ( ドニー・アイガー 著 安原和見 訳 )

 

 

旧ソ連時代、

ウラル山脈のホラチャフリ山 ( 別名 死の山 ) で起きた遭難事故。

当時、原因は 「 未知の不可抗力 」 とだけ発表され調査は終了された。

 

しかし、なぜか2010年頃から、この出来事が

「 新たな謎 」 として発掘され、昨年から再調査が開始されたという ・・・

 

 

 

 

 

ロシア検察、60年前の 「 ディアトロフ峠事件 」 を再調査

雪山で9人怪死の謎

 

AFP 2019年2月2日 15時33分

発信地:モスクワ/ロシア

 

 

 

 

レニー・ハーリン監督の映画『ディアトロフ・インシデント』の1シーン。ロシアの映画配給会社A Company Russia提供(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / A COMPANY RUSSIA

 

【 2月2日 AFP 】 ロシア検察は1日、1959年に雪深いウラル山脈 ( Ural Mountains ) で9人の登山グループが謎の死を遂げた 「 ディアトロフ峠事件 」 を再調査していると明らかにした。

 

1959年2月1日夜、イーゴリ・ディアトロフ ( Igor Dyatlov ) 氏率いる経験豊富な登山者9人がウラル山脈で死亡した。60年前に起きたこの事件は旧ソ連時代に解決されず、死因について遺族を悩ませているほか、宇宙人説から核実験の失敗説まで、さまざまな臆測を呼んできた。

 

 空からの1週間にわたる捜索の後、放棄され、切り裂かれたテントが発見された。それから、山腹のあちこちで、ひどく傷ついた9人の遺体が見つかった。刑事事件として2月26日に捜査が開始されたが、3か月後に打ち切られた。事件は1970年代まで機密とされていた。当時のソ連の捜査当局は、殺人ではないとして捜査を打ち切ったが、9人の死因についてそれ以上説明しなかった。

 

数十年にわたって流布してきた説の中には、脱獄囚か先住民、イエティ ( Yeti ) のような未確認生物による襲撃説、秘密裏に行われた兵器実験による爆発説、ロケットの残骸の落下説、はては謎の精神的な力によって夜にテントから出て殺し合いをさせられたという説まである。

 

ロシアのテレビ局TV-3は1日、放映予定の連続ドラマ 「 ディアトロフ峠 」 の予告編を放映。事件の超常的な解釈をほのめかした。

 

昨年9月からディアトロフ峠事件の包括的な見直しを行ってきたアンドレイ・クリャノフ ( Andrei Kuryanov ) 検事によると、検察は75種類の説について調査してきた。空飛ぶ円盤や別世界の物を含む幻想的な説は一蹴し、殺人説も排除したという。

 

遺体にあった多数の傷は死後にできたことが分かり、頭部の大きな外傷は遺体の凍結によって生じたもので、事件はおそらく 「 自然な 」 原因によって起きたとみられるという。専門家チームが今年、現地入りしてサンプルを採取し、事件の原因が雪崩だった可能性について気象専門家が判断することになっている。

(c)AFP/Maria ANTONOVA