津波で被災「旧女川交番」が震災遺構に
NHK NEWS WEB 2020年2月29日
15時42分
東日本大震災の津波で被災した宮城県女川町にある 「 旧女川交番 」 が震災遺構として整備され、29日、工事の完成を記念する式典が開かれました。
震災の津波で横倒しになった宮城県女川町の 「 旧女川交番 」 は、津波の威力のすさまじさを後世に伝える 「 震災遺構 」 として整備が進められてきました。
この工事が震災から9年を前に完了し、29日開かれた記念の式典では、出席者が全員で黙とうをささげ犠牲者を悼みました。
震災遺構として整備された 「 旧女川交番 」 の周辺はおよそ5メートルの高さまで盛り土された広場となっていますが、津波で横倒しとなった鉄筋コンクリート造り2階建ての 「 交番 」 は、そのままの状態で保存されています。
FNN
また、近くには復興に向けたこれまでの歩みなどをまとめた写真やパネルも設置されています。
中学生の時に保存を求めて活動した勝又愛梨さんは(21) 「 原爆ドームのように保存して100年後も震災のことを伝えるようにしたいです。実際に来て見てもらい、津波の恐ろしさを感じてほしい 」 と話していました。
また、女川町の須田善明町長は 「 震災遺構として、あの日の津波の威力、そこから立ち上がった町の姿を伝えていきたい 」 と話していました。
共同通信
津波の恐ろしさを見て感じて
被災した交番が ” 震災遺構 ” に
宮城・女川町
仙台放送 2020年2月29日(土)
18時30分配信
東日本大震災の津波で被災した女川町の交番が、震災遺構として整備され2月29日から一般公開が始まりました。
旧・女川交番は震災の津波で横倒しになり、町が津波のすさまじさを伝える震災遺構として、保存に向けた整備を進めてきました。震災後の再開発で、交番の周りは3mほどかさ上げされましたが、見学用スロープが用意され当時の姿を間近に見ることができます。
女川1000年後のいのちを守る会 勝又愛梨さん
「 実際にこの建物の大きさ、頑丈さを見て津波の恐ろしさが伝わるんじゃないか。話だけでは伝わらない、実際に見て感じるものがある 」
旧女川交番は29日から一般公開となり、周辺には今後、公園が整備されます。
整備中の女川交番
3月といえば、思い出すのが ・・・
東日本大震災。