

LUUP利用者の死亡事故、
なぜ “ 異例 ” の公表?
法改正後初のケースに
「 正確な情報提供の観点から 」 と説明
弁護士ドットコム 2026年6月13日(土)
9時35分 配信
東京都北区で6月2日に発生した交通事故をめぐり、電動キックボードのシェアサービスを展開する LUUP ( ループ ) 社は6月9日、利用者が死亡したことを公表した。
一方で、事故原因については、現在も警察が捜査中であり、詳細は明らかになっていない。
今回の事故はどのようなものだったのか。また、LUUP社はなぜ異例の公表に踏み切ったのか。事故の概要と同社の説明を整理した。
● 北区王子で62歳が亡くなった
警視庁によると、事故が起きたのは6月2日 午前10時10分ごろ。
東京都北区王子の北本通りで、29歳の会社員が運転する軽貨物自動車と、62歳のアルバイトが運転する特定小型原動機付自転車が衝突した。
62歳のアルバイトは同日 午後11時17分、死亡が確認された。
事故原因などについては現在も捜査中という。
LUUPは6月9日、死亡した人が同社サービスの利用者だったことを明らかにした。
● LUUP社 「 正確な情報提供の観点から 」
LUUP社は6月12日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、原則として個別の事故については公表していないと説明した。
そのうえで、今回については 「 一部報道を踏まえ、正確な情報提供の観点から、当社の判断としてこのタイミングでお知らせした 」 と回答した。
● 「 法改正後 」 では初の死亡事故となった
LUUP社によると、同社サービスにおける電動キックボードの死亡事故は今回が2件目。
1件目は2022年、道路交通法改正前に実証実験をおこなっていた際に発生したもの。東京都中央区のマンション駐車場で、飲酒した利用者が転倒し、死亡したという。
2023年7月の法改正以降、特定小型原動機付自転車による死亡事故は今回が初めてで、公道上での死亡事故としても初めてだという。
● 「 特定小型 」 の死亡事故は初ではない
ただし、特定小型原動機付自転車による死亡事故そのものは今回が初めてではない。
警察庁の資料によると、2024年8月には沖縄県内で、レンタルされた特定小型原動機付自転車を運転していた60代男性が転倒し死亡している。
当時、男性はヘルメットを着用していなかったという。
この事故について、LUUP社は、弁護士ドットコムニュースの取材に 「 当社の車両の利用者ではございません 」 と説明している。
● 電動キックボードに 「 厳しい視線 」 続く
電動キックボードをめぐっては、歩道走行や信号無視、二人乗りなどの危険運転がSNS上でたびたび話題となり、利用者のマナーに厳しい視線が向けられてきた。
SNSでは 「 いつか起きると思っていた 」 「 危険しかない 」 といった批判のほか、電動キックボードそのものではなく、 運転が危険なのだという意見もあった。
なお、現時点では事故原因は判明しておらず、どちらにどのような過失があったのかも明らかになっていない。
● LUUP社 「 警察捜査に全面協力 」
LUUP社は、今回の事故について 「 亡くなられたご利用者様には謹んで哀悼の意を捧げますとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます 」 とコメント。
そのうえで、「 現在、警察が捜査中であり、当社としては全面的に協力しております 」 とコメントしている。
これまで、警察庁監修の交通ルールテストの実施や、 安全講習会の開催、独自の危険行動検知システム 「 LUDAS 」 の運用など、 安全対策に取り組んできたという。
同社は 「 すべての利用者の皆様に安全にご利用いただけるよう、 一層の対策強化に努めてまいります 」 としている。
LUUP利用者の死亡事故
なぜ “ 異例 ” の公表? 法改正後初のケースに
「 正確な情報提供の観点から 」 と説明
弁護士ドットコムニュース 2026年6月13日(土)
10時30分 配信

画像はイメージ ( od / PIXTA )
東京都北区で6月2日に発生した交通事故をめぐり、電動キックボードのシェアサービスを展開するLUUP ( ループ ) 社は6月9日、利用者が死亡したことを公表した。
一方で、事故原因については、現在も警察が捜査中であり、詳細は明らかになっていない。
今回の事故はどのようなものだったのか。また、LUUP社はなぜ異例の公表に踏み切ったのか。事故の概要と同社の説明を整理した。
● 北区王子で62歳が亡くなった
警視庁によると、事故が起きたのは6月2日 午前10時10分ごろ。
東京都北区王子の北本通りで、29歳の会社員が運転する軽貨物自動車と、62歳のアルバイトが運転する特定小型原動機付自転車が衝突した。
62歳のアルバイトは同日 午後11時17分、死亡が確認された。
事故原因などについては現在も捜査中という。
LUUPは6月9日、死亡した人が同社サービスの利用者だったことを明らかにした。
● LUUP社 「 正確な情報提供の観点から 」
LUUP社は6月12日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、原則として個別の事故については公表していないと説明した。
そのうえで、 今回については 「 一部報道を踏まえ、正確な情報提供の観点から、 当社の判断としてこのタイミングでお知らせした 」 と回答した。
● 「 法改正後 」 では初の死亡事故となった
LUUP社によると、同社サービスにおける電動キックボードの死亡事故は今回が2件目。
1件目は2022年、道路交通法改正前に実証実験をおこなっていた際に発生したもの。東京都中央区のマンション駐車場で、飲酒した利用者が転倒し、死亡したという。
2023年7月の法改正以降、特定小型原動機付自転車による死亡事故は今回が初めてで、公道上での死亡事故としても初めてだという。
● 「 特定小型 」 の死亡事故は初ではない
ただし、特定小型原動機付自転車による死亡事故そのものは今回が初めてではない。
警察庁の資料によると、2024年8月には沖縄県内で、レンタルされた特定小型原動機付自転車を運転していた60代男性が転倒し死亡している。
当時、男性はヘルメットを着用していなかったという。
この事故について、LUUP社は、弁護士ドットコムニュースの取材に「 当社の車両の利用者ではございません 」 と説明している。
● 電動キックボードに 「 厳しい視線 」 続く
電動キックボードをめぐっては、歩道走行や信号無視、二人乗りなどの危険運転がSNS上でたびたび話題となり、利用者のマナーに厳しい視線が向けられてきた。
SNSでは 「 いつか起きると思っていた 」 「 危険しかない 」 といった批判のほか、電動キックボードそのものではなく、運転が危険なのだという意見もあった。
なお、現時点では事故原因は判明しておらず、どちらにどのような過失があったのかも明らかになっていない。
● LUUP社 「 警察捜査に全面協力 」
LUUP社は、 今回の事故について 「 亡くなられたご利用者様には謹んで哀悼の意を捧げますとともに、 ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます 」 とコメント。
そのうえで、「 現在、警察が捜査中であり、当社としては全面的に協力しております 」 とコメントしている。
これまで、警察庁監修の交通ルールテストの実施や、安全講習会の開催、独自の危険行動検知システム 「 LUDAS 」 の運用など、 安全対策に取り組んできたという。
同社は 「 すべての利用者の皆様に安全にご利用いただけるよう、一層の対策強化に努めてまいります 」 としている。
弁護士ドットコムニュース編集部

電動キックボード「LUUP」
男性が死亡 軽と衝突事故
補償金下げたばかり
テレビ朝日系 ( ANN ) 2026年6月13日(土)
12時06分 配信

電動キックボード「LUUP」男性が死亡 軽と衝突事故 補償金下げたばかり
2日、都内で電動キックボード 「 LUUP 」 を運転していた男性が軽貨物車とぶつかり、死亡する事故がありました。道路交通法改正後、車道での特定小型原付の死亡事故は、都内では初めてです。

【画像】LUUP 補償金額1000万円 → 500万円に・・・なぜ減額?

“ 複雑な交差点 ” 原因は?
現場は、東京・北区の大きな交差点でした。


119番通報
「 交通人身事故。LUUPとトラック。男性が倒れている 」
2日、交差点で軽貨物車と電動キックボードのLUUPが衝突。LUUPに乗っていた62歳の男性が死亡しました。事故を起こした車は、見晴らしのいい交差点で緩やかに右折しようとしていました。
なぜ事故は起きたのでしょうか。事故当初、軽貨物車とLUUPは2台とも同じ方向に走っていました。

ただ、 LUUPが走っていたのは、 道路にくっきりと引かれた2本の線。自転車が道路を渡るための線でした。軽貨物車が右折しようとしていたところ、LUUPが直進してきたといいます。

北区在住 ( 30代 )
「 ( LUUPが ) 自転車を抜かしてくることもある。だからちょっと怖いなっていうのはある 」
交差点をよく利用するという地元区議はこのように話します。
東京都北区 加藤みき区議
「 この地域の議員としては、まずあの交差点はすごく危険だということを知ってもらわないといけない。この4月から交通ルールの改正により、LUUPに限らず自転車の方も道路を走る方というのがすごく増えている 」
そもそも法律上、「 特定小型原動機付自転車 」 に分類された LUUPは、車道の左側走行が原則です。
警察は、LUUPが渡った横断帯が片側通行であったのか、相互通行であったのか確認していて、 片側通行だった場合は逆走にあたる可能性があります。
2023年に道路交通法が改正されて以降、電動キックボードなどで起きた都内の車道での死亡事故は初めてとのことです。
なぜ補償金を減額?
Luupは4月20日から、 事故が起きた場合の補償金額を一部下げる改定を行ったばかりです。
LUUPに乗っていた人が死亡した場合、最高1000万円が支払われる内容でしたが、半額の500万円に変わりました。
4月といえば、自転車の交通違反に反則金を科す 「 青切符 」 制度の運用も始まり、車道を走る自転車が増えて交通量が多くなったタイミングです。
なぜこのタイミングで補償金額の減額に至ったのか取材しました。

株式会社Luup
「 補償額の改定は、定期的な見直しのなかで実施したものです。特定の法改正や外部事象を直接のきっかけとしたものではございません 」
Luupは 「 今回の事故を重く受け止め、交通安全対策や啓発活動に、より一層注力して参ります 」 とコメントしています。
( 2026年6月13日放送分より)
テレビ朝日