
米国産米の輸入拡大案が浮上
関税交渉巡り 政府、来週にも提示検討
毎日新聞 2025年4月21日(月)
21時01分 配信

日米協議後に記者団の質問に答える赤沢亮正経済再生担当相
= 米首都ワシントンで2025年4月16日
トランプ米政権との関税交渉を巡り、政府内で米国産米の輸入拡大案が浮上していることが分かった。政府は来週にも米国で赤沢亮正経済再生担当相とベッセント米財務長官らによる閣僚協議を開き、非関税障壁の見直しなどを盛り込んだ日本政府案を提示する構えで、米国産米の輸入拡大も盛り込まれる可能性がある。
アメリカ在住の日本人に人気のコメ「錦」

ネット通販で購入した「錦」= 米東部メリーランド州で2025年2月25日

アジア系スーパーで売られているカリフォルニア産米「錦」
= 米東部メリーランド州で2025年2月22日
日本は「ミニマムアクセス(最低輸入量)」として年約77万トンを輸入している。2024年度のミニマムアクセスのうち米国産は45%。そのうち主食用となるコメは通常とは異なる方式で国が業者と契約しており、米国産は57%だった。
主食であるコメの輸入拡大には農家の反発も予想されるが、昨年から日本国内ではコメの高騰が進んでいる。米国産のコメの輸入を拡大することは、物価高対策にもつながるため、政府内には「一石二鳥の方法だ」といった声もあり、ミニマムアクセスの輸入枠を拡大する案が検討されている。
16日(日本時間17日)の赤沢、ベッセント両氏らの会談では、米側から自動車の非関税障壁の緩和や農産物の市場開放などについて要求があった。
政府関係者によると、石破茂首相は米側の要求を受け、経済産業、農林水産、国土交通などの各省に対策の検討を指示。政府は今週中にも米側に提示する案をまとめる方針という。
【 田所柳子 】
「手を出してしまった ・・・ 」
米騒動で急浮上、物議の “ アメリカ米 ”
日本の元料理人が絶賛するワケ
ENCOUNT 2025年4月24日(木)
9時40分 配信
カリフォルニア産のカルローズ米、試してみる人が続出

米国産のお米がにわかに注目を集めている
【 本人提供 】
全国的な米不足と価格高騰が深刻化する中で、“ アメリカ米 ” がにわかに注目を集めている。トランプ政権との日米関税交渉を巡り、日本政府内で米国産米の輸入拡大案が急浮上。賛否の物議を醸しているのだ。日本人の主食であるお米に関する議論は尽きないが、SNS上では
、米国産米を買ってみた・食べてみたという報告が相次ぎ、「これは普通に美味しい」 と、味を受け入れる声も上がっている。米国産米の浸透を歓迎しているという元料理人に本音を聞いた。
カリフォルニア米を料理の付け合わせに ・・・
にわかに注目の米国産米、実際の活用法

「米不足のおかげでカルローズが世の中に浸透してきて嬉しい。
しかし日本米と同じつもりで炊くと粘り気が全然違うのでその辺り しっかり説明して売らないと ・・・
粘りが少ないのでリゾットにおすすめです。
昔リゾット用にわざわざ注文してました。
しかし安くなったな ・・・ #カルローズ」
カリフォルニア産の品種「カルローズ」について意見をつづったのは、30代のふじふじい ( @y1124f ) さんだ。ふじふじいさんが店頭で見つけたのは、5キロで税抜き3199円のカルローズ米だ。
調理師専門学校を卒業後、飲食業に就職。2012年夏、3か月の期間で、米国オレゴン州ポートランド周辺でイタリア料理店を中心にさまざまな飲食店を見て回ったという。「食べ歩きをしていない時は小遣い程度に屋台で唐揚げ弁当や親子丼を売る傍ら、友人宅に赴きイタリアンのフルコースのケータリングサービスなどをしていました」。
日本に帰国後は、都内の高級イタリア料理店に勤め、「現在は飲食業とはかけ離れた医療系のエンジニアをしています」という。
日本米に比べると、粘り気が少ないというカルローズ米。ふじふじいさんが注目している調理法は、リゾットだ。「帰国後、飲食業の第一線からは退いたものの副業としては続けていたのですが、その時、2016年当時に、卸業者さんからリゾット用にと紹介されたのがカルローズでした。当時勤めていたイタリア料理店でもやはりリゾット用に炊いて使っていましたが、個人的にも使い勝手がいいと感じていたのでプライベートでリゾットを炊く時はカルローズを使っています。ただ、食味については私は米としてではなく、あくまでもリゾットのベースとして愛用しているので比較はできません」。リゾットへの相性が抜群であることを強調する。
おすすめの食べ方は「みじん切りの玉ねぎとブイヨンでバターライス」
“令和の米騒動”によって、日本の食卓に訪れた変化。スーパーなどの店頭で売られているカルローズ米に初めてトライした人も多く、SNS上では「とうとううちの食卓にも。少し安かったらしい」「日本のお米とたいして変わらない美味しさでした」「カルローズ米って結構美味しいよ」「備蓄米よりカルローズ米のほうが安い もっと輸入して」「他より安かったのでカルローズ米に手を出してしまった ・・・ 」「外国米はまずいという先入観は、ただの偏見でした」など、味や価格に関する率直な感想が続々寄せられている。一方で、「やっぱり国産米」「いつか食べる日が来るんかな~」 などの多様な意見が上がっている。
ふじふじいさんは「カルローズは日本米に近い食感で、特に硬めのご飯をよく食べる人は違和感なく食べられると思います。おすすめの食べ方はみじん切りの玉ねぎとブイヨンでバターライスにして小分けでストックすることです。アルデンテに炊いた状態で、蒸れないようにしっかり冷ましてから小分けにすると、カルローズの特徴である粒状の食感を損なわずにいただけます」と、プロならではの食べ方を紹介する。その際の注意点として「普通のお米を炊く時より玉ねぎの分だけ減らした水分量で早炊きで炊くことです。こうすることでアルデンテになります」と教えてくれた。
ここに来て米国産米の輸入拡大案のニュースが飛び出すなど、令和のコメ事情は不透明さが増している。
ふじふじいさんには思うことがあるといい、「米不足についてですが、正直に申し上げて、これと言った理由が思い当たりません。強いて言うなら、綱渡りの減反政策によって、減る生産者と増える流通のバランスの面で、過大な負荷に耐えられなかったのではないかと思います。今は長い目で見る時期かなと個人的には感じています」と、米不足の現状を分析。
そのうえで、「外国米の流通は単純に物理的な問題だと受け止めています。関税問題はあるとしても、日本米が高ければ安価な代替品に取って代わられるのは自然な流れですし、それでも日本米を好む人は食べればいい。嗜好品的な位置付けになるのではないでしょうか。あくまでも流通が落ち着くまでの一時的なものですが。日本人の米に対する視野が広がるいい機会だとも思っていますし、その結果日本米に戻ってくれれば、なおいいのではないでしょうか」との見解を示している。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム
《いまも続く令和のコメ不足と高騰》
「お金さえ出せば手に入ると日本人が信じ過ぎた」と他人事のように語る江藤農水大臣
「必要な分だけ買っていただく」に消費者から出る不満
「買い占めるほどコメはないよ」
NEWSポストセブン 2025年4月27日(日)
16時15分 配信

政府備蓄米で作ったおにぎりを試食する江藤拓農林水産相 ( 時事通信フォト )
ごはんを炊くのにコンニャクなどでかさ増しをする、なんて生活の知恵は、近年ではダイエット目的でしか聞かれなかった。ところが、最近は高いコメを食べ繋ぐためのノウハウとして共有されている。全国のスーパーで1週間に販売されたコメの価格が15週連続で値上がりし、前年同時期の5キロあたり2078円に対して、4217円(農林水産省4月21日発表)と倍以上を記録している。人々の生活と社会の変化を記録する作家の日野百草氏が、コメをめぐる政府と国民のすれ違いについてレポートする。
* * *
コメはどこに消えた。
コメなんてあってあたりまえだった。
いつでも店頭にあって、安くて、それでもちょっと前まで「コメが売れない」「コメ離れ」なんて話もあった。
あったというか、いまから30年以上前の1993年ごろ、いわゆる「平成の米騒動」の収束以降ずっと、コメに関してはそうだった。減反と補助金頼み、農協支配の果てに「もう内需が見込めないから輸出産業に転換しては」だった。
しかしもう、ずっとコメの価格が上がり続けている。上がり続けるどころか店によっては米がない。安いコメが無いどころか、そこそこ出して買うレベルのコメも品薄だ。
「申し訳ないと、思っておりますよ」
「(コメの品薄について)お金さえ出しさえすれば手に入るということをですね、日本人が信じ過ぎたがゆえにですね、私は食料自給率が低過ぎたという、私は側面があると思っています」
はいはい、またテレビのよくわからないコメンテーターの戯言か、と思うかもしれないが、この国の農林水産大臣、江藤拓氏(自民党・宮崎2区)の4月22日の会見上で出た言葉である。「日本人が信じ過ぎたがゆえ」だそうだ。
「(コメの価格について)今年ですね、なかなか国民のご期待に応えられない。備蓄米を出してもですね、店頭価格が下がらないということについては、責任を重く感じておりますし、申し訳ないと、私自身もですね、思っておりますよ」
そして、ついに大臣は謝罪した。

スーパーでのコメ販売価格は5キロ当たり4000円を3月に突破。以後も上がり続けている。
3月21日、東京都練馬区のスーパー「アキダイ関町本店」 ( 時事通信フォト )
通信社や全国紙はこれを「責任を重く感じている」「申し訳ないと思っている」など要約しているが、端折ることなくこうして一字一句きちんと起こしてみると印象は変わるものだ。ちなみに謝罪なのに 「申し訳ないと、私自身もですね、思っておりますよ」の「よ」は「余計」だと筆者も思っておりますよ。
「(コメの輸入について)日本の米の国内生産がですね、大幅に減少してしまうということがですね、国益なのかということはですね、国民全体として考えていただきたい」
この江藤農水大臣の会見、農林水産省の公式 YouTube チャンネル 「m
affchannel」 でも観ることができる。4月23日20時40分時点で1338 回視聴しかなく可哀想なのでぜひ観てあげて欲しい。案の定コメント欄は閉じられているが。まあ、大臣のこの発言も姿勢もまた「ご覧の通り」である。国民全体として考えていただきたいそうだ。どうしよう。
筆者は2024年9月に『《令和の米騒動リポート》足りないのは安い米
? 米は本当に不足しているのか 米農家は「価格の知覚がおかしな消費者が増えた」』を書いたが、あれから半年以上を経ても解消されない。むしろ米の小売価格は上がり続け、都内ではブランド問わず5キロで4000円から5000円程度、これまで知られていない国内産地の銘柄でも4000円を切ることは少ない。有名産地のブランド米なら5キロ6000円とか7000円、それ以上という店もある。
「この辺には買い占めるほどないよ」
都内の中堅スーパーマーケット、副店長の話。
「倍近い価格ですね。コメがあるだけましというか、この周辺のスーパーでコメがない店もありますから」
副店長の言う通り別のスーパーの「お米コーナー」はパックご飯が山積みだった。眺めていた高齢女性に聞くと「お米がないって怖い」と語った。
主食が無くなるのではという潜在的な不安感、少し離れた業務用食品系のスーパーでは高齢の男性が少ない選択肢の中から一番安い 4000円ちょっとの馴染みのない産地のブランド米を買っていた。「それでも4000円を超えるなんてね」と苦笑い。「ちょっと前まで2000円で買えたのに」とも。
中学生の娘さんを連れた母親いわく「うちは家族が多くてね。麺類を増やしてる」とのこと。確かに各スーパーのお米コーナーにはパスタやうどんを代わりに並べている店もあった。パックご飯すら品薄の店舗もあった。

2月14日、都内米穀店の棚。備蓄米放出後の現在も、あまり様子は変わっていないと消費者は言う
( AFP=時事 )
農水省によれば、およそ全国1,000店のスーパーにおける平均価格は5キロで4217円 (4月21日発表) 。筆者の東京に限らず首都圏の多くのスーパーではこれより高値がついているが、地方のスーパーと平均すればこの調査はおおよそ間違いないように思う。
かくして15週連続の値上がり、それも備蓄米を放出してこれである。
江藤農水大臣は先の会見で理由として卸売業者の仕入れ値の高さが原因とした。しかし1ヶ月前(3月14日)の会見では「たくさん買っちゃだめよ」など義務化はできないことを前提として、
「流通を円滑化する上で重要なファクターである、キーを握っている
のは実は最終消費者です。最終消費者の方々がですね、必要な分だ
け買っていただく」
と見解を述べた。ここでも、必要な分だけ買わない 「最終消費者」 だそうだ。
「安いのが出たからこの機会に、たとえば今までの3倍も4倍も買って
おこうとか、何かあの、私昨日、参議院の農産、農林水産委員会で言
われたんですが7月に大災害が起こるって噂が流れてるんですか?
ネット上で。知ってる?ね?なんの根拠があるのか知りませんけど、
それによってコメを買い占める人が出るんじゃないか、っていう質問
を昨日受けましたが、まあ、あの、これだけSNSがですね、あの、台
頭する時代になるといろんなことがあるかもしれませんが」
これはある漫画の「大災難が2025年7月に来る」という予言がSNSの一部を中心に広まっていることを指しているが、質問も質問なら大臣も大臣である。その後の 「消費者の方々も少し考えて購入していただきたい」にこんな仮定の話を持ち出されても。
「ただですね、消費者の方々がですね、安定的に合理的な価格でお米
をですね、手に取るためにはですね、消費者の方々も少し考えて購
入をしていただきたい」
とにかくこれ、少し長く引いたがその辺の飲み屋で偉そうにうんちくを傾けているのではなく農水大臣の会見なのだ。
この3月の会見も1ヶ月以上を経て1885回視聴 (4月23日 23時40分時点) とまったく可哀想なので農水省公式YouTube「maffchannel」を観てあげて欲しいのだが、まるで消費者が買い占めて、それこそオイルショックのトイレットペーパー買い占めを例に挙げて消費者がコメを買い占めていることも原因のように語るのはどうかと思う。

精米工場で袋から出される政府備蓄米 ( 時事通信フォト )
そもそもずっと 「コメの価格は安定する」 「備蓄米など出さなくても」 「備蓄米を出せば安定する」と言い続けて何ひとつその通りになっていない原因は政府そのものではないか。なのにいまさら消費者にも責任とは。
都合が悪くなるとすぐ「日本人」と全体責任に転嫁するいつものやり口、昨年から秋には落ち着く、年明けには落ち着く、年度明けには落ち着くと言ってこれ、消費者は買い占めてなどいないしそもそも最終消費者が買い占めたところでそこまでの影響があるというエビデンスは何なのか。「変な風評に惑わされることなく」と言われてもこれでは政府見解、とくに農水大臣の会見のほうがよほど「変な風評」ではないか。
別のスーパーで話を聞いた。東京都西部の大型スーパー、お米売り場はさみしい限り。
「5000円超えるとちょっと考えちゃいますね。だから4000円代のコ
メを買います。これは美味しかった」
妻と二人暮らしの60代男性が買い求めたのはやはり馴染みのない産地のコメ。ブランド名もあまり聞かない銘柄だが「あんまり気にしない」とのこと。
江藤農水大臣の一連の会見について話すと
「ひどいね、この辺には一般人が買い占めるほどコメなんかないよ」
とのこと。他の各スーパーでも概ねそのような感想、中には「減反」「農協」「備蓄米の放出不備」 と詳しい方々もいらっしゃった。「日本人が信じ過ぎたがゆえ」「消費者の方々も少し考えて」などと言ったところで、とうに政府の失策であることはバレている。
昨日今日の話でなく、農家を犠牲にした長きにわたる利権と失策のツケが来たということも。
備蓄米放出がまったく機能しない
備蓄米を入札できる限られた卸売業者に偏在した落札と流通、ようやく23日からの10万トンから卸売業者同士の売買が認められたが、ではこれまで「投機目的」「マネーゲーム」と自身の口でさかんに指摘していたはずの江藤農水大臣のエビデンスもまた何だったのか。
昨年夏、「次の収穫前の端境期だから慌てる必要はない」「新米が出回る9月ごろには解消される」と農水大臣や一部専門家が盛んに喧伝していたが、結果としてオオカミ少年であった。SNSを中心にコメ不足とか米価の上昇なんてウソだ、陰謀だ、でっちあげと言い張っていた連中もコメについてはとても静かになった。ただし昨年コメ不足の9月解消を言ったのは江藤農水大臣でなく坂本哲志前農水大臣 (自民党
・熊本3区) なので誤解のないように。
都内米穀店の60代店主は「それでもコメがないというほどではない」としながらもこう語る。

1994年2月、カリフォルニアから輸入されたコメの販売 ( 時事通信フォト )
「備蓄米放出がまったく機能していない、これからも放出すると言っても効果がないことが不気味ですね。政府はもうそういった能力を失いかけているのではというか、実は機能してないんじゃないか、そう思わされてしまう。そして政府の失策のつけを消費者に押しつけるようなことを大臣が平気で言う」
これは筆者旧知の食品専門商社のバイヤーも同様のことを語っている。「近年の政府の食料政策はヤバいを通り越している」として、
「知識がないのか官僚の言いなりなのか、自民党の食料政策が裏目裏
目に出ている、結果として食料自給率が下がるような政策をとって
いる。口では食料自給率を上げる、農家を守ると言っているが、やっ
てることは買い負けと抜港(コンテナ船などが日本の港を避けるこ
と) を招いている。日本そのものに力がなくなったからと言うなら、
ではその原因は政府とその裏にいる官僚としか言いようが無くな
る」
強い言い方だが彼は財務省の名も出した。農水省の話になぜ、となる向きもあるだろうが結局のところ食料問題も財務省の意向が絶大だという。輸出入米に絡む問題でこれから大きな騒動になるかもしれないとも。なるほど財務省が国交省から自賠責積立金約6000億円を借りパクしている問題もそうだが、農水省もまた強くは出られないということか。自公の政治家すら。
それにしても、なぜ昨年の政府の予想がことごとく外れるほどにコメが不足し、コメの値段が上がり続けているのか、ようやく放出した備蓄米も効果は薄い。いずれ効果が出るというにはオオカミ少年が過ぎる。
実際問題、買い占めるほど店頭にはないし実際、そこまでのパニックはない。ただコメが高くなり生活が苦しくなるばかり。輸送問題や農協問題など言われるがそればかりでもないように思う。転売ヤーなど忌々しいが巨大なコメ市場からすればごく限定的だ。
コメはどこに消えた。
江藤農水大臣の言う「最終消費者」のほとんどの感想はそれしかない。備蓄米すらスーパー等に0.3%しか流通していない状況で消費者に責任転嫁されても、である。
日野百草(ひの・ひゃくそう)/出版社勤務を経て、内外の社会問題や社会倫理、近現代史のルポルタージュを手掛ける。日本ペンクラブ広報委員会委員。