9      ガチョウの見る夢は  と  うんちく

ここで言ううんちくとは、雑学に豆知識ほどの意味で、昔から色んな分野の先生や、その道に詳しい方の努力で成り立つ知識を、本好きで尚且つ何にでも興味津々の私が、運良く知り得た知識です。

なので、本来の意味に於けるうんちくとはちいと違いますねん

ガチョウとは、ガンを家畜化したカモの一種です

                                                              Photo S・MORI

        朝のお散歩で

  見上げた先に見える山

  でも あんなに高い···

  雲さん隠れて朝寝坊

  顔を洗ったお日さまは出番待ち


  まっ いいか

  しかたがないから

  近くの湖まで歩いて行くさ

  ちょっぴりだけしか飛べない僕

  もしも 自由に飛べたなら

  あのガチョウのモルテンのように

  また ニルスを背中に乗っけて

  大空に羽ばたくよ 

    この羽根大きく広げ

  どの鳥よりも

  かっこよく飛んでやる

  たぶん きっと 

  僕の夢

   🍂 凹 凹 凹 🍂凹 凹 凹 🍂。。。。。。 

                           

        眠ったふり。。。

ニルスの不思議な旅

怠け者のニルスが、木箱の中にいた妖精に悪戯をして、罰として小人にされてしまう。

一方、ガチョウのモルテンは、たまたま通りがかった雁の群れに「鳥のくせに飛べないのかい?」とからかわれ悔しくて飛び上がった。

モルテンを捕まえようとしてニルスも一緒に飛び立つことになる。

この雁の群れに助けられながらする冒険の旅は、面白くて、そして、泣けるお話しでもあるのです。

TVで子供向けに放映される漫画に、この頃 夢のあるお話が無くなったような、夢は楽しくて魅力的なのに


    ”うんちく“

    ガチョウは漢字で「鵞鳥」と書きます。我の下に鳥
    上の部分は、鳴き声を表しているのだそうです。
    ガーガーと鳴くので鵞鳥

    はブーンと耳元でちっこいのに煩くて。
    はクークーと鳴く。

    因みに椋鳥

                                                           日本の椋鳥
         ムクノキ(椋木)のを好んで食べるからが
         大凡の説と  なっているが、ムクノキ以外の種や
         昆虫なども食べる。

      曽祖父の住む、田舎の屋敷の裏庭の椋木の下には
      小さなお稲荷さんの祠があった。
      何故お稲荷さんだったのか?
      その理由は聞かずもがなである。

      京都の宇賀神社の椋の木の大木
      古木になると「樹洞」と呼ばれる空洞ができやすい

      椋の木に成る黒い実
      黒い小さな実はシワのあるレーズンそっくりで
      味は母曰く柿を酸っぱくした様な。。
      「うちゃ 好かん!」って。私は好きやった。

      う•ん•ち•くの蛇足

      書き溜めている中に、夢集めの日記がある。
      その中に、曽祖父の屋敷の裏に、大きなとてつもなく大きな椋の木があり御神木で、しめ縄に雷がぶら下がっていた。
      大人が数人で輪を作るほど。
      そして私は、この椋の木の実が好きやった。
      大木で落葉樹で、秋にハラハラと散る前の、黄色くなった葉の大木は、子供心にも力強く美しく威厳があった。
      そして、干しぶどうの様な小さな黒い熟れた実。
      田舎へ遊びに行き、この実が生っている季節には
      きっと私は、椋鳥に負けない勢いで食べたのだ。

      以前にも書いたが、しめ縄に付いているギザギザした形の紙垂(しで)が表しているのは、実は「雷」です。
      古くから日本民族は、雷がたくさん鳴る時期を過ぎたら稲穂が実ることから「雷と田んぼが愛し合い支え合うことで稲に魂が宿る」と考えられていました。
      稲作は命をつなぐために欠かせないもの。
      自分が自分であること、さらにはそうした自分が、他者や社会から認められているという感覚でその稲作を守ってくれる雷と、それを落とす神さまへの感謝。
      そして、翌年の豊作への願いを込めて、雷の形ㇳ成りを作るようになったと教わりました。
      漢字って、当て字が多いのが面白くて職業柄こんな事まで興味津々は、本間に私は面倒くさい人なのです。
                                       終