12回目の石川県珠洲市でのボランティア。2日目 9月8日(日)は19人のボランティア、この日も4班に分かれて活動。
私は蛸島町の仮設住宅での支援活動、サンシェードの取付け作業を行いました。
以前お伝えしたように「災害ボランティア愛・知・人」では、仮設住宅で日除け用のサンシェードを、希望者に無料で取付けています。
仮設住宅にエアコンは付いていますが、日差しが室内に入り込むとエアコンが効かない。だけでなく、洗濯物を干すスペースが外から丸見え。さらにガラス戸が下はすりガラスですが、上の部分は外から丸見え。プライバシーを守るお手伝いです。
出発前に内職!?です。シート用ゴムバンド。
片方を結びます。サンシェードを固定するために使います。
ではサンシェードの取り付けです。サンシェードを真ん中あたりで引っかけられるように、胴縁(板状の木材)を短くカットしたものを、インパクトドライバーでビス打ちします。
もちろん左側も。
サンシェードを下に垂らした時に風で煽られないように、同様に下の方にも固定出来るように取り付けます。
脚立に上ってサンシェードを取り付けます。
風で煽られないように、サンシェードの下に胴縁を取付けるため、インパクトドライバーでビス留めします。
下をゴムバンドで固定。
出来上がりです。
真ん中まで巻き上げて、固定することも出来ます。
私自身はサンシェードの取り付け作業、今回が初めてでした。
最初は、脚立を移動させたりなどの補助作業。そして、インパクトドライバーでビスを留める作業をやらせて頂きました。
あらら、すんなり打てない。実はこれまで扱ったことがない長さのビスでした。少し長いだけやのに、悪戦苦闘。さらに…。
風に煽られないようサンシェードの下と、胴縁にビスを5か所留めるのですが、サンシェードの生地が巻き込まれてしまうので、慎重にビスを打たなくてはいけません。勉強になりました。長めのビスでもすんなり打てるよう自主練しておきます。それにしてもリーダーはこんな優しい顔で見守ってくれていたんですね~。
ということで、午前は私も含めて9人、皆さんで手分けして活動。
私たちが取り付けていると、1人、また1人、またまた1人と、お母さんたちが外に出てきて、にこやかな顔で「ありがとう!」「助かるわ!」とお礼を言って下さいました。サンシェードは「外からは見えず、中から外が見えていい。」など大好評です。
ある男性は「ボランティアさんに頼みたいことがあるけど、社協に連絡したらいいのかな?」「はい、社協にぜひ連絡して下さい!」まだまだ困りごとを抱えている住民さんは沢山いらっしゃると思います。
ところで、この日、京都の綾部チームとご一緒しました。昨年8月15日、台風7号の影響で、京都府綾部市では浸水や土砂災害の被害がありました。私は「愛・知・人」の一員として、綾部で床下の泥出しなど数回活動。綾部チームは昨年の災害で助けて頂いたお礼にと、珠洲市の支援に何度も来られています。恩送りですね。災害現場ではこのような支援の輪、絆が生まれています。
この日は午前で上がらせて頂き西宮に帰りました。午後からは4人で作業され、この日、合計で27軒の仮設住宅にサンシェードを取り付けたそうです。今回もお世話になりました。
「災害ボランティア愛・知・人」では、今後も、珠洲市内の応急仮設住宅にお住まいで、サンシェードを希望される全お宅に、無料で順次取り付けていきます。