今年2月から珠洲市にボランティア活動で通うようになり、初めて知った珠洲焼(すずやき)の存在。

 

第一印象は「渋ーい」でもこの「渋さ」珠洲に行くたびどんどん惹かれていくのです。

 

 

調べてみると、中世・平安時代から室町時代にかけて、12世紀後半から15世紀末頃に石川県珠洲市付近でつくられ、多くの人びとの心を捉えた、そうです。

 

珠洲焼(すずやき)という言葉が出来たのはわずか60年ほど前のようで、500年ほど途絶えていたため、その存在すら忘れられていたそう。え―、それは驚きです。しかも、なぜ忽然と姿を消したのか、謎に包まれているとか。

 

1979年、珠洲市や珠洲商工会議所が珠洲焼を復興させ、1989年には石川県指定伝統的工芸品の指定を受けました。

 

 

昨年2023年5月5日に発生した奥能登地震で震度6強だった珠洲市。珠洲焼も被害を受けました。

 

そして2024年1月1日、能登半島地震。珠洲市は再び震度6強。しかも昨年をはるかに上回るエネルギーの大地震で、珠洲焼の窯は全て倒壊したそうです。

 

人々の復興、町の復興とともに、珠洲焼の復興、心から祈ります。

 

 

カーネーションとカスミソウ。カスミソウだけもかわいい。

 

 

ヒペリカムだけも良き!

 

 

華やかな薔薇も素敵ですね。

 

 

ランもこんな風に。今回はピンク系でしたが、どんな色、どんな花も惹き立ててくれそうです。いや、珠洲焼の存在感、魅力もしっかり味わえます。

 

 

ずいぶん前、花屋を少しやっていたほど花が好きだけど、最近は忙しくて花を活ける余裕もなかったなぁ。この一輪挿しは花を楽しむ心をどうやら復活させてくれたようです。

 

何よりこの一輪挿しをつくった女性が、これからどのような珠洲焼をつくられるのか。それが楽しみで楽しみで仕方ない!!