元日の能登半島地震から5か月目の6月1日(土)「災害ボランティア愛・知・人」の災害支援151日目。ボランティアは22人。

自分を入れて5人(午後から6人)のメンバーは正院町で活動。公費解体が決った住居で、破損した屋根にブルーシートを張る作業でした。

解体が決っているのであれば、屋根にブルーシートを張る必要性はないのでは、と思われるかもしれませんが、家主さんは避難されていて、必要な家財道具などをすぐに運べる状態ではありません。解体が始まるまで雨漏りを防ぐためです。

屋根作業に慣れた3人が母屋の屋根に。殆どの瓦が外れていたそうです。まず割れた瓦を取り除きます。

 

 

割れた瓦を耐久性のある黒の土のう袋に入れて重りを作ります。

 

 

補修作業。

 

 

ブルーシートを張ります。

 



ブルーシートは防水テープで留めて、割れた瓦で作った土のう袋を重りにして完了しました。

 



私は今回、その母屋の下の屋根(下屋)に上って、初!屋根での作業をやらせていただきました。一番重要なのは安全確保。ハーネスの付け方などを教わりました。

 

 

高さ3m位。梯子の下でベルブロックを付け、屋根に上ったら作業中の転落防止のため小綱(命綱)を取付け、小綱の扱い方もレクチャーを受けました。瓦の上は滑りやすく万一バランスを崩しても小綱はしっかり止まるようになっています。

 

下屋はこのような状態でした。

 

 

母屋の瓦が落ち、泥も溜まっていました。まず割れた瓦の撤去。

 

 

瓦リレー。通常は地上に下ろしますが…。

 

 

安全な置き場所があったためそこに並べ置きました。

 

 

泥を土のう袋に。

 

 

お掃除です。

 

 

割れた瓦の部分はアシスト瓦で補修しました。アシスト瓦は、ダンボールに防水シートを巻き付け防水テープで留めたもの。

 

 

アシスト瓦を割れた瓦に差し込み、防水テープで留めます。

 

 

「災害ボランティア愛・知・人」の拠点が愛知県春日井市にあり、地元の中学生など子供たちに作ってもらっています。

 

 

絵が描かれていたり、メッセージが書かれています。

 



子どもたちに震災に関心を持ってもらう良い機会になっていると思います。

 


休憩時間、依頼主さんから午前も午後もドリンクの差し入れをいただきました。お天気良く、朝から暑かった。とてもありがたいです。

 

 

で、何を話しているか、と言うと。マイハーネスを買いたい、いくらする?とか、屋根用の靴をネットで買ったとか。仲間とボランティア活動で使う道具の話をするのは楽しいのだ。

 

 

隣の母屋のブルーシートが一部剥がれていたため補修も行い完了。

 


 

この日のメンバーの皆さん、屋根初心者の私に、とても分かりやすく丁寧に教えて下さり、作業中もアドバイスなど頻繁に声を掛けてくれたおかげで、怖さもなく安全に作業が出来ました。感謝!

 

これまで屋根でどのような作業をしているのか、よく分かっていない部分がありましたが、近い場所で見させて頂きながら、いかに安全を確保し作業を進めていくか。屋根での作業の大変さなども含めて、学びの深い一日となりました。今後も無理のない範囲で屋根でのサポートが出来るように努めたいと思いました。

 

 

活動した裏庭ではシャクヤクがキレイに咲いていました。


今回作業した住居は、2軒隣り合わせで姉妹が住んでいました。私たちが作業した家主さんは立ち合いに来れず、私たちが作業していない住居のお母さん(依頼主)に少しお話を伺いました。
 

地震が発生したときお風呂に入っていたそうです。「1回揺れたあと大きく揺れて右往左往しました」おケガ無く幸いでしたが、風呂に入っているときに大地震、想像するだけでゾっとしました。風呂に入っていたら、トイレに入っていたら…色んな場面で地震にあったらどうするか、そのシミュレーションも大事だと思いました。

 

季節に咲く花々を何気に楽しむことが出来る。依頼主さんのご家族にも、そんな日常が早く戻ってきますように。

 

*メンバーが撮影した写真も使わせていただきました*

(6/3 ON AIR LIST)
M1.中村雅俊/ワスレナイ
M2.中島みゆき/空と君のあいだに
M3.EXILE ATSUSHI/I always love you~いつもそばに~
M4.河合奈保子/けんかをやめて(リクエスト)
M5.小泉今日子/優しい雨(リクエスト)
M6.ASUKA/はじまりはいつも雨(リクエスト)
M7.Rake/100年先のあなたへ