3月1日、能登半島地震から2ヵ月です。珠洲市では全壊家屋が2/20現在、4930棟(5490世帯)にも及び、震災から2ヵ月とは思えないほど復旧・復興は進んでいません。いまだに災害ボランティアが自分たちで食材を購入し、毎日炊き出しをしている現実はありえない事です。なぜ?その現実が伝わらないのか。一般ボランティアはいまだに自由に活動出来ません。ベテランの災害ボランティアに頼り過ぎていて良いのでしょうか。
また避難所の管理など様々な業務を、被災した自治体に任せている現状では復旧・復興は遅れるばかり。地震が多いイタリアでは国主導で被災者をスピーディーに手厚くサポートしています。災害大国・日本、なぜ?国主導で被災された方々を一番に考え、いち早く復旧・復興に全力を注がないのか。なぜ?もっと危機感を持たないのか。南海トラフ地震や首都直下地震など次の大災害は、今日この瞬間に発生してもおかしくないというのに。。被災された方々が1日も早く日常を取り戻すことが出来るよう願っています。
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2月25日(日)この日のボランティアは総勢20人。「災害ボランティア愛・知・人」では毎日、炊き出し班が活動。作業班は3班に分かれブロック塀の解体、ブルーシート張り・屋内の家具や畳の搬出などでした。
私は5人で活動。まず1件目は飯田町の店舗。出入口付近の被災した車の撤去と移動でした。
フロント部分が破損、前輪のタイヤが外れていたため、エンジンがかかったとしても動かすことは不可能。
まずは被災した車の正面からユニック車で吊り上げようと試みます。
結局、ユニック車を車の隣につけ、吊り上げることになりました。
荷台に載せ撤去します。
指定場所に移動。
完了。
この現場では私に出来る作業は無かったため、広報用の写真を撮る事に徹しました。いかに撤去するか。4人の男性陣の知恵と工夫が実に素晴らしく、状況を見て、判断して、実行する、何事にも繋がることだと勉強させていただきました。
車を移動させた場所は橋のたもと。大破した車や、ガレキとなってしまった家財道具などが散乱していました。
海に目をやるとウミネコがたくさん。「アン、アン」独特な鳴き声が響いていました。
2件目は三崎町。家主さんは名古屋に避難中。住居の隣、瓦を外した納屋の解体・撤去でした。納屋は屋根から激しく崩れ、放置しておくと危険な状態でした。
雨…そして寒い。まず3人が屋根に登りバールで解体していきます。
ガレキは少し離れた指定場所に。ひたすら運びました。重いものはユニック車で吊り上げ撤去。
どんどん解体を進めます。
昼休憩後、午後からは午前のニーズを終えた2つの班8人が合流し、総勢13人で作業にあたりました。さすがに仕事が早い。
解体もガレキの撤去もスムーズに進みました。この現場でもユンボやユニック車が大活躍。操作は三重県から初ボランティアの男性。的確な操作で、マンパワーとのコラボレーションは絶妙。力を結集させた現場でした。向かって左側の傾いた建物が気になりますが、納屋の撤去は無事完了しました。
この現場で「災害ボランティア 愛・知・人」赤池博美代表がNHKラジオの取材を受けました。
NHKラジオ第1 ニュース番組『NHKジャーナル』特集「進まない災害ボランティア~能登半島地震から2ヵ月」3/1(金)22:00~22:50放送。
(2/26 ON AIR LIST)
M1.Little Glee Monster/足跡
M2.西村由紀江/見果てぬ夢を探して
M3.佐野仁美/希望のカケラ
M4.The Roots/想いをカタチに
M5.ウルフルズ/ええねん(リクエスト)
M6.菊池桃子/卒業(リクエスト)
M7.渡辺美里/そばにいるよ