10/7(土)自分としては5回目の京都府綾部市。10/15で台風7号による被害から2ヵ月になります。

今回は大阪の災害ボランティア「TEAM B-DASH」代表 藤丸剛さんが現場で指揮を執り「TEAM B-DASH」「災害ボランティア 愛・知・人(関西チーム)」地元綾部の「チーム ゼロ」など約20人が継続案件である土砂災害の現場と、新たなニーズである床上浸水の住宅で床下の泥出し作業を行いました。

 



私は床下の泥出し作業。高齢のお母さんが一人でお住まいです。市内在住の息子さんは、ボランティアにどう対応したら良いか分からないし、お金を支払わなくていいのですか、などいろいろ不安を抱え、ギリギリまでボランティアセンターに頼むべきか迷われていたそうです。でも私たちボランティアと話し、作業の様子を見られて、息子さんの表情は次第に柔らかくなっていきました。

 

この日の一番のミッションは、母屋の床下の泥出し。床下の出入り口は低めですが…。

 

 

床下はこのような状態。泥が一面に広がっていました。

 

 

泥の厚みは約7㎝。実は5年前の水害で床下浸水など、過去5回被害に遭いましたが、1度も床下の泥を取り除いたことは無かったそうです。

 

 

奥は少しねっとりとした泥。まるで大きな割れチョコレートのよう。ごっそりと泥が取れるし、床下約80㎝と高かったので、作業はやりやすかったです。ただ広い。8畳間4部屋。泥出しにどれくらい時間がかかるか…。

効率よく取り除き作業をしやすくするために、まずミホさんが中央の泥を撤去。

 

 

私たちは左右に分かれて、どんどん泥を土のう袋に詰めていきました。

 

 

 

 

なんと私と同じ西宮から参加のシモさんは私たちが泥を詰めた土のう袋を、汗だくになりながら外に出してくれていました。

 



午後からは約10人が床下に。1ヶ所、難所がありました。写真の左側。

 

 

ヒロミさんが入って行ったのは台所の床下。

 

 

泥が約5㎝堆積。床下の高さは20㎝少々。

 


ヒロミさんは手や足で泥を押し出し、私が土のう袋に詰めていきましたが、あの狭さで泥を出すスピードが早い早い!途中からリカちゃんも身体をツッコんで泥をかき出すかき出す!

母屋の床下、プラス台所。その日のうちに泥を全て出しミッション完了!

 

 

土のう袋がすんごい数!軽トラに積み込み。

 

 

実は裏にも。

 

 

恐らく400袋以上ではないかと。マンパワー発揮!

 



家主のお母さんは神経痛で足に痛みがあるため「動けなくてごめんね」と何度も…。でも休憩のたびに温かいお茶を入れて下さいました。少しヒンヤリとした風が吹いていたので、あったか~いお茶が美味しくてホッコリ!作業が終わったあとは「ありがとう!」と何度も。その言葉には優しさが溢れていました。

離れの部屋と子供部屋にも床下に泥が堆積、床を剥ぎ、床を貼るなどの作業もあるため「TEAM B-DASH」「愛・知・人」「チーム ゼロ」が事前に入念な打ち合わせや準備をされていたことを知りました。そのお蔭でスムーズに作業を遂行。ホンマに現場は学びが多い!

 

私は土曜日だけの活動でしたが、実はお母さん、亡きご主人の13回忌の大切な法事を控えておられて、それまでには!と、翌日の日曜、祝日の月曜、そして平日も、ボランティアの皆さん、出来る人が出来るときに出来る事を!と対応しています。もちろん社協さんも、全力で被災された方々に寄り添っています。

 

 

あなたにも出来る事があります!綾部市では12月まで支援金を受け付けています。