甲状腺がんの地域差無しは違っていた | usachanの旅ブログ

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福島県立医科大学の大平教授らが、福島県民健康調査の甲状腺先行調査(1巡目)のデータを使って分析した論文が昨年秋に発表されています。

この論文は、県民健康調査による個人の外部被ばく線量結果をもとに福島県を3つの地域に分けて外部被ばく線量と甲状腺がんの関連を分析したもので、甲状腺がんの有病率に地域差が見られなかったとしています。

ところが、以前に報告したように2巡目では大きく結果が違っています。つまり、スクリーニング効果が除外されると、どうやら地域差が出て来るようです。

また、この論文の弱い部分は個人の外部被ばく線量を使っている点で、半減期が短く甲状腺がんを引き起こすヨウ素131の被爆を評価したものではありません。

原発事故直後のヨウ素131の汚染状況は良く分かっていませんが、私が調べた中ではこの地図が最も実態を示しているかもしれません。

いずれにしろ
近い将来、"甲状腺がんの地域差はある" 福島県民健康調査の2巡目で明らかになると思われます。

NHK福島が報道した大平教授の分析結果


 


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