福島の小児甲状腺がん多発の特徴  | usachanの旅ブログ

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今年のキーワードにもなっている福島の甲状腺がん多発ですが、小児甲状腺がんの特徴についてまとめてみました。
 

チェルノブイリ原発事故後に小児甲状腺がんが増加したのはよく知られていますが、 原発事故による甲状腺がんの特徴として、自然に発生する甲状腺がんよりも、発病年齢が若くて、男女差が少なく、リンパ節転移や遠隔転移が多いことが分かっています。(J Clin Endocrinol Metab 82: 356)

福島で見つかっている小児甲状腺がんも男性の割合が自然発生型の甲状腺がんより多く、リンパ節転移が75%もあり、4%は既に肺に転移していたことが報告されていて ( 第27回日本内分泌外科学会総会)、 この特徴と一致します。

 

さらに、平成28年3 月に開かれた福島県県民健康調査検討委員会では、地域別の発見率に大きな差がないことを理由に放射能の影響は考えにくいとしていますが、前述したようにこの主張も崩壊しつつあります。

 


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