ハイテクで先生をだます生徒たち 電子カンニング : USA TODAYから | アメリカンニュースのブログ

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海外、特にアメリカ合衆国で話題になっているトピックを出来るだけわかりやすく紹介します。この記事を読んで、なんだ、アメリカ人も自分達と同じじゃん、とか、なんか面白いこと考えるね、って思って頂ければとおもいます。

USA TODAYから

このeCheatingっていうのは造語だと思うんですが、電子カンニングと訳させていただきました。EはElectric のEですね。


しかし、この手の記事、日本でも有名になりましたよね。。某大学の受験生にテスト中にかかわらずネットに試験問題を公開して、解いてもらっていた人が。。


こういう電子関係で頭がいいのは、やはり発祥元?のアメリカですよ。カンニングの格が違います


私が記事の中で驚いたのは、YouTubeにカンニング方法がStep  by Stepで紹介されている、ということ。よくも悪くもオープンなアメリカ人。まったく関心します。インターネット発祥の国ならではですね。


ここでは悪用していただきたくないので、ちょっとの紹介だけで
すが、アイデアが凄いです。

なんと、ソフトドリンクの缶にはnutrition informationが大概書いてあるんですが、それをテストの内容に書き換える、という方法を考えることがスゴイ!って何もエラくないですよ。まったく。
その動画も700万回も見られているっていうんだから。。


こういうものは”流行りもの”らしく、ただかなり見破るのは難しく、起こっていることすらわからないといいます。
"There's an epidemic of cheating,"  "We're not catching them. We're not even sure it's going on."


ここに目を付けたのは、また誰だと思いますか?


そうです、そういう会社です。お金になることは本当に鼻がきくんですね。。


iPhone用のキットを売り出して、
turns a cellphone or iPod into a hands-free personal cheating device, featuring tiny wireless earbuds, that allows a test-taker to discreetly "phone a friend" during a test and get answers remotely without putting down the pencil.
ハンズフリーのカンニング装置にしてしまい、ワイヤレスの小さなイヤホンからテスト中にわからないように離れたところにいる友達に電話をかけてペンも持たずに答えがわかる、という仕組みを販売したり。

他にはブルーテゥースシステムを300ドルで販売している会社があったり。


会社も儲けは必要ですが、人の弱み?に付けこむのはどうなんでしょう?


ただし、受ける生徒側にも問題があるようです。

ある調査によると、”more than 35% of teens ages 13 to 17 with cellphones have used the devices to cheat.”
「35%以上の13歳から17歳のティーンが携帯をカンニングに使ったことがあるとのこと。」

しかも!
More than half (52%) admit to some form of cheating involving the Internet, and many don't consider it a big deal.半分以上の子供がインタネットを介したカンニングをたいしたことがない、と思っている、ということ。


ここまでくるとため息ばかりついてしまいますね。。自分達のためにしているのに、楽に点数を取ってどうするのでしょう?これは教育側の問題でしょうね。明らかに。


ただ、この問題に対して、警察もかなりタフになっているようで、ニューヨークのロングアイランドでは最大3600ドルも取って変わりにSATのテストを受けたティーンを逮捕。
オレンジカウティ(cal)ではなんと、先生のパソコンにスパイウェアを仕込んでパスワードを盗み、グレード(成績)を変更した生徒が有罪となったり、いやはや。


でも、ここで印象的だったのはあるコンサルタントのこの言葉でした。

"This is about the pressures that kids are feeling in school,"  "The pressure to do well, the pressure to get into a good college."

「こういうプレッシャーを子供たちは学校で受けているんです。いい成績を取り、いい大学に入る、というプレッシャーを」


いいプレッシャーを子供たちに与えるのはいいですが、それがどういう理由で子供たちのためになっているのか、今一度説明してほしいですね。


カンニングは人生には通用しません
よね。

高校や大学では通用しても、社会に入るとわかるはずです。
本当に必要なのは点数ではなく、自分の努力だということを。


そういう事を教えずにどうするんでしょう?


因みに私は日本ではそういう事は教えられませんでしたね。。小中しか出ていませんが。。


ちょっと感情こもってしまいました。。長くなりすみません。


大学時代に同じくカンニングが回りで出回っていて、ガリ勉している自分がアホらしく感じたことを思いだしたものですから。
今考えたらそんな事感じなくてもよかったのにですね。


オリジナルの記事はこちら


ご紹介している今までの記事も難しくはないと思いますので、私の記事を一度みてから読んでみると、より深く理解していただけると思います。

では!