ミュージカル「COME FROM AWAY」を観ました。
座席からの視界が悪いことで話題になる劇場がちらほらありますが、
私が観劇したところは視界の良さとチケットの料金が釣り合っていて良かったです。
もっといろんな作品がきてくれると嬉しいのだけど・・・
9.11の悲劇と混乱の中で生まれた実話をもとにしたミュージカル。
休憩なしで100分、俳優の方々もほぼ出ずっぱりで、セットの移動も担いながら、
複数の役を演じ分けていて、気迫と勢いがとにかく凄まじい。
全体を通して明るい雰囲気で、コメディなシーンもあるのですが、
バックグランドに9.11の存在が確実にあって、情緒が揺さぶられました。
9.11がなければ行かなかった場所、出会わなかった人、過ごさなかった時間、
得られなかった思い出、生まれなかった作品。
歌舞伎とか文楽の世話物を同時代に生きる観客として観るってこんな感覚なのかな。
オペラ座の怪人とかレミゼラブルとかとは違う感覚を味わった、見ごたえのある観劇でした。
演者にとってもタフな作品らしいので、再演の日は遠そうなのが残念。
映画「オッペンハイマー」も観ました。
想定内の内容だったけど、予想外に冗長な感じがして・・・
年齢的なものもあるかもだけど、正直途中でちょっと集中力を欠いてしまいました。
日々たくさんの情報に触れて、新しい知見が生まれているけど、
歴史から学ぶことも、教えることも難しいものですね。