バブルの頃は
みんな、着道楽な人ばかりでした
冬になると
15万円からもっと高い30万円もするような
革ジャンを
新しい革の匂いをさせていて
私鉄の新宿から帰りの
車内はきついけど色っぽい香水の匂いと
男女の革ジャンのニオイとが
混ざってました
イケメンとかでもなくとも
普通の男も香水とか匂わせてたし
自分も緑の小瓶のHERMESの香水を
たまにつけてました。
12月に裸に革ジャンとか
パンチパーマの人もいたし
町田の吉野家の裏の
テレクラの看板が見える路地裏には
『夜露死苦』
とあの名文句がスプレーで落書きされてました
暴走族もまだ多かったです
純金の喜平ネックレスとか
みんなしてたし
だから
デパートなどの
5万円とか10万円の服でも
すぐ売れていき
いろんな新製品は行列に並んで
競って買ってました
ユニクロなんかまだなくて
個人のテーシャツ屋の
どうでも良さそうな無難な
テーシャツでも5000円とか
普通でした