どうも〜、ジャンケンでグー志向の奴は情熱家だと決めてるURYUです。
前回はオーストラリアで味わった焦燥感を書きました。
1番の下積み時代
サッカーをやるって選んだ道でも、サッカーに注げない。
加えて、
経済面、語学面でも全く充実していなかった。
とにかく、「今やってることよりも本当にしたいことがある。早くシーズン終わってくれ…。」という気持ち。
今でもそうですが、『この生活よりもっと良い暮らしが…。』と現状に満足しなかったり、
たとえ以前よりも待遇や環境が良くなったとしても、"あれもこれも"と更に欲が出てくる。
多くの人にこういう感情はあると思うけど、好きなことで勝負(生活)していくと尚更なのか?
まぁそれがあるから必死になれるだろうし、そういう感情は大切にしてます。
そこでは大体《10:00〜14:30ー休憩ー16:30〜20:30》の勤務時間。
暇だったら早めに帰らされたり、忙しかったら22:00くらいまで残らされました。
賄いは昼・夜あったけど、時給はだいぶ安かったし、週に2日くらいしか働けなかったです。
たまに試合のある土曜日の午前中に働く日があったし、そのままアウェー会場に向かう時もあった。
店内(モニターには日本料理屋らしからぬ堂々のブールノ・マーズさん君臨)
あと、
車の免許も持っていなかったので、あのブリスベン郊外で自転車行動だった事もお話しましたね。
家からバイト先までのルート↓
練習が19:00に始まって、クラブハウスを出るのが21:00。
なので家に着くのは21:30。
そっからシャワー浴びて、料理して、洗濯して寝る。
夜飯は23:00頃。
寝るのは必ず0:00を過ぎる。
バイト後もサッカー後も夜だから、いつも帰り道は真っ暗。
街灯の少ないオーストラリアの夜道はマジで怖かったです。
木の下を通るとバサッ!っと飛び立つ。
小便もかけられたことある😂
週に2日しか練習がないから毎日自主トレは欠かさなかった。
でもバイトがある日は1日中勤務なので、グラウンドには行けない。
そのため、仕事後帰宅してから家の周りでボールを蹴ったり、ひたすら走ってました。
22:00以降なので人も通らず、車もあまり通らないからこの路上トレーニングは成り立っていた。
それでも、「危ねえだろ!」って車から叫ばれたり、頻繁に野次を飛ばされました。
まぁあの時間にあんな所でトレーニングしてる奴なんていないからな(笑)
※できるの武井壮くらい。
数少ない街灯を頼りにボールを蹴るというより触る。
サッカー少年に戻った気分だった。
オーストラリアの広大な土地に真っ暗な道路がすげー孤独を感じさせたけど(笑)
夜に現れるコウモリ、カンガルー、野良犬、何か分からないデケェ鳥にはマジでビビってたな〜😂
現在も下積み時代だと思ってますが、
特にオーストラリアの1年目は「これが下積み時代ってやつか〜」と思ってたし、
振り返ると社会人になってから1番苦しい時期でした。
貯金は無し、生活がやっと。
親に借りた金を返すので精一杯の稼ぎ。
世を見渡せば、
バリバリ働いてる同級生はいるし、サッカー界でも大活躍してる連中はいる。
俺は安い時給で1日中働いて、夜中自転車で帰ってきて、そこから1人で路上トレーニング…。
周りと比べてしまい、先が見えなく泣きべそかきながらの日々でしたが、
今ではこの経験が凄く貴重だったと思うし、めっちゃ強い土台になってます!
ブリスベン選抜に
シーズンが終わる直前に、ブリスベンサッカー協会から一通のメールが届きました。
内容は、
『ブリスベンロアーと試合をする為のブリスベン選抜チームに選ばれた。』
というもの。
ちなみに、このブリスベンロアーはクイーンズランド州唯一のAリーグ(1部リーグ)のプロクラブ。
1年目のシーズンはチーム事情もあり、センターバックでプレーしました。
学生時代はずっとボランチという中盤のポジションだったので、慣れるまでかなり手こずりましたね。
荒削りでしたが、英語か日本語か分からない言葉で後ろから指示してる姿や、捨て身でタックルする姿を評価されたのか🤔
ありがたい事にブリスベン選抜(リーグ選抜)の22人に選んで頂けました。
次回へつづく…。