明日から新しい仕事が始まります。
昨日、ボスから電話があって、パスポートの番号を聞かれました。
確実に航空券の手配ですやん↓↓↓
何日飛ばされるんだろう↓↓↓
不安と緊張でドキドキしすぎて、すでに凹んでいます。
仕事の勝手がわからない、気持ちはあせるけど使い物にならない。
仕事始めの時期が、一番苦手です。
役に立たない自分というのが、一番いや。
友人たちに「不安で凹んでいるの」とメールをしまくって、激励メールを強要しています。
たくさんの方から「きよこさんなら大丈夫~♪」と励ましてもらったので、ちょっと元気でました。
今日はとある大学のラボに遊びに行きました。
大好きな方がいるラボです。
引っ越してから離れてしまったのと、仕事が始まると会えなくなるから、せめて一目でもと会いに行きました。
お仕事の邪魔はしたくなかったので「コーヒーは私がいれます!」とコーヒーミルをゴリゴリ回していたら、
その方が世間話でもするように「耳鳴りがするんですよ」と言いました。
「ストレスからじゃないの?」と、不安になって聞くと
「医者もストレスだって言ってました」と、まるで他人事のような返事。
じつは私も経験があります。
ストレスから耳が聞こえなくなりました。
あのときの不安を思い出すと、今でもとても悲しくなります。
「ちゃんとストレスを無くしましょうよ。いまのストレスはなあに?」
「ストレスなんて、無いですよ~。この仕事、遊んでお金をもらっているようなもんなのに」
彼の仕事は学生の指導です。彼をたよって他の大学から学生が来るくらい。
遊んでいるわけがない。
実際にいつ行っても生徒がいて、彼が指導しています。
準備、授業、後片付け、それとはべつにコンペの指導、論文の指導、彼個人の仕事だってあります。
若い人たちに何かを教える。
それは人間に、行き方を教えるという仕事です。
彼が学生に影響を与えたのなら、その学生の人生は大なり小なり彼の影響を受けます。
そしてその学生がまた、誰かに影響を与える。
水に波紋が広がるように、彼の影響はどこまでも広がります。
それを彼がわかっていないわけがない。
「大事なお仕事をしているのは、わかっているのでしょう?」
彼は笑いながらパソコンのキーボードを叩いています。
「遊んでなんかいるわけないでしょう?」
それでも彼は笑っています。
「ストレスがないなんて、そんなことないでしょう?」
彼はやっと口を開きました。
「ほかの人に比べたら、ぼくの仕事でストレスなんて言っちゃあだめでしょ~。」
ほかの人って、誰のことなの?
あなたの仕事は、とてもとても大切でたいへんな仕事なのに。
彼にそのことを言っても、彼はずっと笑っていました。
「ストレスなんて、ないですよ~。」って。
自分の仕事のたいへんさを過小評価する彼に、等身大の彼の大きさを言うことはできませんでした。
いま等身大の彼を突き付けたら、彼がこわれてしまうかもしれないと怖くなったから。
ストレスがないという彼と、耳鳴りがする彼。
どちらも彼の本音でしょう。
身体が悲鳴をあげているのに、それを見て見ぬふりをする彼。
どうしたらいいのか、わたしにはわかりません。
ただ、
「楽しいことをたくさんしてね。
もしもストレスがあるとしても、楽しいことをすればプラスが大きくなるでしょう?
プラスでマイナスを消せるのなら、たくさんたくさん楽しいことをしてね。」
とだけしか言えませんでした。
彼のラボから外にでると、冷たい雨が降っていました。
ラボに傘を忘れてきたけれど、取りに戻るのはやめました。
また傘を取りにくるという口実が欲しかったから、雨に濡れて帰りました。
「きよこさんなら大丈夫!」彼はそう言って元気をくれたのに、
わたしは彼に何にも言えませんでした。
もっともっともっと強くなりたいです。
私に関わるすべての人を守れるくらい。
それができないのならせめて、冷たい雨で彼らを濡らさないくらい。
いまの等身大のわたしは、あまりにも小さいです。
もっと大きく、もっと強くなりたいです。