第二講義 VOL4 | 不幸のブログ 

不幸のブログ 

三次元と四次元の狭間 に関しての記事と生命の科学と宇宙の法則
について語ります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


本題です。

【心が作り上げる物】


次に感覚器官を司る私達の心が
如何に心地良さばかりを求めるかという話をします。


私達の心は際限なく心地良さを求めると言う話です。


例えば日々の食事を考えてみてください。


空腹で何も食べるものもない状態でいれば
口に入れられるものは何でも美味しく感じる事を
多くの方々が体験しているかと思います。


私達はお金がなくて何も食べるものがなく空腹を続けている時には
塩むすびを食べてもそれを美味しいと思うはずです。


でも一旦満たされてしまうと私達の意識は豹変します。


私達の心は継続的に満足を受け続けると其の状態に慣れ親しんでしまい
決して其の状況に満足する事は出来なくなるのです。


一時は美味しいと感じた塩むすびでも
そればかりを食べ続けていれば
それに飽きて美味しいと思う事もなくなる事でしょう。


その状態でホカホカ弁当の幕の内弁当でも食べる機会があれば、
色々なおかずが食べられて味のバリエーションに魅力を感じて


今度は多くのおかずの乗っている幕の内弁当を
食べ続けたいと欲する事になるかもしれません。


当然塩むすびを食べて満足をする事が出来なくもなるでしょう。


更に毎日幕の内弁当を食べ続けたとすれば
今度は幕の内弁当にも飽きて、


もしも焼肉やお寿司でもご馳走になる機会があれば
それを美味しいと感動し毎日食べたいと願うようになるかもしれません。


懐石料理や懐石御前でも食べてそれに満足すると、
今度はその高級素材の味が忘れられず
安い食材では満足できなくなるかもしれません。


私達の感覚器官の好きと嫌いは、
心地良さを求める私達の心の欲と結びついては
果てしなく快楽を求め続ける事になるのです。


これは物欲でも似た傾向があります。


自動車に乗るのが大好きな人が
免許を取った時の事を考えてみてください。


その人は免許を取った後には
自動車に乗りたくてたまらないはずです。


レンタカーや人から借りた自動車を乗り回すかもしれません。


しかしそれでは不自由を感じて、今度は自ら中古の自動車
を買って、それに乗る事を願うようになるでしょう。


しかし人の欲は果てしなく続きます。


他人が新車に乗っているのを見る事で
今度は自分も新車を欲しいと願うようになるかもしれません。


スポーツカーに対する憧れを持っている人間であれば
街でポルシェを見かけて、


今度は自分もポルシェやフェラーリに乗りたいと
考えるかもしれません。


私達の心はこのように際限のない欲求を
持ち続ける事になりがちなのです。


そしてそれを抑えるのは私達の理性であり
其の根源はおそらくは魂という事になりそうです。


つまり心が心地良いとする事をばかりをし続けようとすれば
私達はどんどんと心のエゴを増幅することになるので


どこかでそれに歯止めをかけなければならないと言う事になります。


其れができる人間こそが自分の心を理解し
魂の意識を感じる資質が高い人間ではないでしょうか。


私達は誰もが本能と独自の価値観を持って
大量のエゴを心にこびりつけた状態で暮らしています。


ただ、其の事に気がつき、心のメカニズムを理解できた私たちは
そんな状況から脱却する事も出来るはずです。


私達は独自の価値観にばかり従って生きてはいけないと言う事
そして心が心地良いと思うことばかりをし続けていてはいけないと言う事


天使達とはかけ離れた存在であるからこそ
私達にとって真理の実践はとても大変で心にとって不快なものであるという事を
理解して欲しいと思います。


【貴方に無限ある力の祝福がありますように】