日本の18歳人口は1992年に205万人であったが、2005年に137万人、2006年は更に4万人減らして133万人になり、それ以降も2007年は130万人、2008年は124万人と減少していく。
高校卒業者数もほぼ、これに比例して減少の予定である。
このため、2007年は大学全入時代といわれている。大学・短大の定員数と大学・短大の志願者数が同じになるからである。
だが、本当に大学全入時代は来るのか?
結論から述べると大学全入時代は来ないと思う。
大学・短大定員数と志願者数イーコール時代がくるだけである。なぜなら、受験生はどこの大学に入っても良いなどと決して考えないからである。
2001年に大学・短大の合格率は83%程度であったが、すべての大学が定員を充足して、17%の志願者が浪人したわけではない。2001年において、すでに定員を充足していない私立大学は30%を超えている。
また、充足率が50%以下の私立大学がこのとき、すでに22校もあった。
最近は、更にひどい状態になっていよう。
なぜなら、私大の入学者が定員に満たない大学は次のように急速に増加しているからである。
1996年 3.8%
1998年 8.0%
1999年 19.8%
2000年 28.2%
2001年 30.0%
つまり、2007年は、
(1)競争率の相変わらず高い大学
(2)定員を満たない大学
の2極化が更に鮮明になる時代である。
けっして、大学全入などにはならないのである。
高校生諸君、やはり勉強しないと良い大学に入れないからね。
これから、大学はかって経験したことのない厳しい試練が待ち受けている。
厳しいときにこそ、人の真価が問われるように、これからは大学の真価が問われる時代である。
すべての大学人の奮起を待ちたい。
それぞれの大学が個性輝く大学作りを目指していただきたいと思う。