少年は、亡くなった妹を背負って、火葬場の順番を待っていた。
口を真一文字に結んで気をつけの姿勢で立っていた。
順番が来ると係りの人が丁寧に妹の亡骸を少年から下ろし、火葬に付した。
火葬が終わると、少年は去っていた。親も兄弟も亡くなり、最後まで面倒を見ていた妹を亡くして、どんな気持ちだったろう。
8月7日、NHKスペシャル「米軍カメラマン(オダネル)の苦悩ー原爆の真実」の中のヒトコマである。
この放映は以前にも見て、衝撃を受けたことがある。
今回の放送は、前回の放送を若干、組み直しての放送だと思う。
そのためか、再放送とは、書いてなかった。
軍律を破って、ひそかに長崎の悲劇を撮影して、米国の非を訴えつづけたオダネル氏、
父親の意思を継いで、原爆の悲劇を訴えているオダネル氏の息子、
今まだ、米国には、広島、長崎の悲劇と正面から向き合える勇気のある人の少ないなか、
オダネル氏とその息子の正義心と勇気を讃えたい。
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後書き
上の写真の少年の名前も、その後の職業、住所などが、この写真を見た友人が教えてくれました。
詳細はプライバシーの観点から書けませんが、まず本人だと思います。
オダネル氏が何年もかかって不明だった少年の名前が数日で私には分ったのは、何かの因縁ですね。
NHKには、連絡しました。
