2024 J1リーグ 第25節。
久々の開催となるJ1リーグ。
首位町田と勝ち点7差で4位の神戸は、アウェイで14位の川崎フロンターレとの一戦。
リーグ戦はなかったが、トッテナム、スタッドランスとの親善試合があり、調整にもなったか。
写真:神戸公式
今日のスターティングメンバーは以下の通り。
酒井、山口はベンチ外。
神戸のキックオフで前半開始。開始から神戸、川崎がスピード感ある攻守を展開していたが、やや膠着した状況になりつつある。
神戸のサイドから中に入れる得意の展開がなかなか出来ない。さすが川崎の守備陣だ。
神戸も集中し、川崎に最終ラインに入らせていない。
45分、DFラインの裏に出たボールを飯野がPAに持ち込もうと相手との競り合いで倒れたように見えたが、主審の判定は「シミュレーション」
飯野は31分にもイエローカードを貰っていたため、2枚目のカードで『退場』となった。
先発で気合いの入ったプレーをしていただけに残念だ。
このまま前半スコアレスで終了。
神戸は後半10人で戦う事になり、苦しい展開が予想される。『どうする神戸』
川崎のキックオフで後半開始。
神戸は、まずは交代無しで戦う。
川崎は当然、数的不利な神戸のスペースを突いてくるだろう。
51分、川崎に攻め込まれ、菊池がクリアしようとしたボールをPA近くで拾われ、シュートを撃たれるが、DF陣が攻撃のコースを切り、シュートは前川がセーブしCKに逃れた。
川崎の攻撃が強まって来た。
56分、川崎が脇坂のCKをファーサイドの家長が神戸守備陣の裏でほぼフリーでヘディングシュート。
これが見事に決まり川崎に先制点を許してしまった。
59分、神戸は扇原、佐々木に代わり鍬先、パトリッキを投入した。
俄然、川崎が攻撃の強度を上げて来た。
その矢先、64分神戸のトゥーレルが、ゴールキックになったため、ピッチにあったボールを蹴り出した際に、意図的に副審に向かって蹴ったとの判定で『一発退場』となった。
特に強いボールでもなく、高いボールでもなかったが、VARでの確認もあり審判への乱暴な行為とされたのか。トゥーレルには全くそのような意図はなかったと考えるが、主審の反応が少し厳し過ぎる判定に思われる。
さらに数的不利が強まった。
68分、武藤と広瀬が交代した。
71分、PA左から川崎の三浦が折り返したボールがブロックに入った山川に当たり、ゴール右に浮き玉が上がった。これをファーサイドの山田がヘッドで押し込み、川崎が2点目を挙げた。
78分、神戸は大迫、井手口を下げて山内、井出を投入した。
パトリッキがワントップの形か。
川崎がうまく時間を使いながら試合を進めて行く。
84分、川崎が家長のゴール前への縦パスを受けた山田が見事にゴールを決めて、神戸はさらに点差を拡げられた。
神戸はさすがに攻め込もうとしても、2枚少ない分パワーが足りない。
神戸は個々の選手が頑張っても、数的な不利はカバーしきれなかった。
痛恨の敗戦となった。
シミュレーションと副審への乱暴な行為。
何となくすっきりしない退場処分で、試合の趨勢が決まってしまった。
残念な結果で終わったリーグ再開戦となった。
今日の敗戦は切り替えないといけない。
次節の横浜FMとの戦いに集中したい。