2024 J1リーグ 第20節。

J1リーグも前半を終え、初昇格の町田ゼルビアが脅威の快進撃を遂げ、首位に立っている。

神戸は現在4位につけるが、前節は吉田監督が珍しく憤慨していた「疑惑のVAR」の主審の判断により、神戸が試合の主導権を掴めず、決定機にも決め切れず、ガンバ大阪の高い集中力の前に悔しい敗戦となった。

折り返しの初戦に、いきなり前半首位の町田との戦いが待っていた。

中3日での試合は今の環境下では厳しい。

そのため疲労感を軽減するためにも主導権を早く握りたい。


写真:神戸公式


今日のスターティングメンバーは以下の通り。


累積警告で出場停止のDF山川に代わり、久々に菊池が先発する。

体力的なコンディションも含めて、大迫がベンチからのスタート。

前半で試合を神戸の流れに持って行き、後半も大迫の出番がなければ一番良いが。

宮代が最近後半からの投入だけに、前半から貪欲にゴールを狙って行くことだろう。


前回の対戦で勝利しており、今日は完勝して雄叫びをあげたい。

神戸のキックオフで前半開始。

開始当初は町田ペース。それから神戸がゴールに迫る機会が増えた。
両チーム集中しており、切り替えが早い。

途中から雨が降って来た。

宮代がゴール前のチャンスに絡んでいるが、シュートが打てず、パスで振ったり迷っているのか。自分のシュートタイミングではないのか。
宮代には思い切ったシュートを撃ってもらいたい。

36分、右から切込もうとした佐々木が昌子に倒されPA外でFKを獲得。
初瀬が直接狙ったが壁に当たりゴールまで行かず。

佐々木、パトリッキが前線に活力を与えている。
神戸が攻める時間が増えたが、決定機を決められていない。

アディショナルタイムは4分。
前半無得点で終了。
これで神戸は20試合連続で前半無失点となった。
チャンスは増えているだけに、後はゴール前の決定力か。
大迫が後半からピッチに立つのか。

前川と谷。両日本代表キーパーの壁をどちらが破るのか。緊張感が高まる。

町田ボールで後半開始。
神戸は選手交代なし。

パトリッキがゴール前に再三走り込みシュートを放つが、DFのポジショニングのうまさか、ゴールの枠を決めきれない。

大迫が準備を始めた。
佐々木と交代して入った。
やはり決定力が足りない判断か。

中盤にスペースが出来てフリーで持てる時間が増えた。

74分、パトリッキに代えて広瀬が投入された。
大迫が入ると前線でのゆとりが生まれる。

85分、武藤、宮代がゴール前をパスで揺さぶって、最後は大迫が左足でゴールを狙ったが谷にセーブされゴールならず。

89分、宮代と飯野が交代した。

アディショナルタイムは5分。

町田のゴール前への攻めを菊池がパワフルに阻む。

このままお互いの隙を突こうと緊張感のある試合はスコアレスで終わり、勝ち点1ずつを分けた。
さすがに首位にいる町田だ。
簡単には勝てない。



久々のこの試合で結果が出なかったら辞めるくらいの覚悟で臨んだと言う菊池。



そのファイトは十分に伝わった。
まだまだ菊池への期待度は高い。
青森山田での恩師、黒田監督に成長した姿を見せられたのではないか。

次節は6/29(土)ホームで鹿島を迎える。
厳しい戦いが続く。
次こそクリーンに勝ち切りたい。