2024 J1リーグ 第15節。

前節、対福岡戦で、大迫ー宮代ラインで見事なゴールを決め、1対0で勝ち切り、得失点差で首位にたった神戸が、勝ち点差3で3位に付ける鹿島アントラーズとのアウェイ 県立カシマサッカースタジアムでの一戦。


写真:神戸公式


スターティングメンバーは以下の通り。


宮代、佐々木を先発起用し、より攻撃的な布陣となった。

サブにも初瀬が控え、相手に脅威の推進力を持つパトリッキがいる。


神戸のキックオフで前半開始。

5分、佐々木とGK早川が競り合い、溢れたボールを酒井がボレーシュートを打つが、鹿島DFの関川にブロックされた。


序盤は鹿島の前線へのプレスが強めだったが、徐々にスペースが出来て来て、神戸のプレッシャーがかかり始め、やや神戸ペースになりつつある。

鹿島の鈴木に起点を作らせていない事が、神戸に流れを作っている。

しかし神戸も得点に結びつく攻撃が出来ていない。


鹿島のポポビッチ監督が主審に不満を持ちアピールするほどゲームコントロールに苛立ちが見える。


アディショナルタイムは1分。

鹿島がCKを得たが、関川のヘディングシュートは枠を外れた。

スコアレスで前半を終了した。


後半、両チーム選手交代なく鹿島のキックオフで開始。

52分、パスを受けた武藤が後ろから来たDF関川に対して肘を大きく振って倒した事でVARが介入したが、イエローカード判定が支持され、退場なしの判定。


球際で激しいコンタクトが増えたが、前半よりも両チームが活発な攻守を展開し始めた。


63分、佐々木に代えてケガで離脱していた広瀬を投入した。


鹿島が前半とは違うチームのようなアグレッシブなプレーを展開している。

この流れで神戸は撹乱されず、自分達のサッカーをやるだけだ。


74分に鹿島が強烈な得点力を持つチャブリッチを投入して来た。


神戸が前半のような起点を作り流れを掴み辛い展開となっている。


81分、鈴木にDFの裏に入れられ、名古にシュートを撃たれ、前川が弾いたボールが右に流れ、走り込んでいた濃野に押し込まれた。

神戸痛恨の失点。

鈴木を気にし過ぎたためか、真ん中に集中し、守備の背後に濃野が来ている判断が遅れた。


84分、宮代、本多に代わりパトリッキ、初瀬を投入。巻き返しを図る。


88分には、扇原に代えて菊池を投入。

パワープレーの図式か。

菊池と大迫のツートップ。

アディショナルタイムは6分。

最終盤にCKでチャンスを迎えたが、山川のヘディングシュートはゴール上に外れた。


敗れた神戸は勝ち点で鹿島に並ばれたが得失点差で2位。



前半と姿を変えた鹿島に押し込まれ敗れた神戸。

決められるチャンスに決めないと、いくら押し込む時間が長くても、ワンチャンスで相手に切り返されてしまう。

いつも通りの攻守が完全にできなかった事が敗因と言えば敗因。


もう一度出直しだ。

また水曜日にはYBCルヴァン・カップのカターレ富山との試合が入る。そして次節の東京Vも日にちを置かずやってくる。

厳しい日程だが、選手層の厚さで乗り切って欲しい。

今日の敗戦で下を向いてはいられない。


町田はセレッソ大阪に勝利し、首位に立っている。