2024 J1リーグ 第13節。
前節、アルビレックス新潟線を1点差で勝ち切り、勝ち点2差で首位の町田ゼルビアを追う神戸は、ここ4試合未勝利の5位セレッソ大阪との「神阪ダービー」どちらも負けるわけにはいかない一戦を、アウェイ ヨドコウ桜スタジアムで戦う。
写真：神戸公式
今日のスターティングメンバーは以下の通り。
ほぼいつものスタメン。
パトリッキが先発する。後半投入が多いが、最初からパワーを掛けていく組み立てか。
サブに初瀬、汰木、佐々木、宮代を置く贅沢なメンバーで臨めるのは大きい。サイドの井出が使えるようになって来たのが戦力として充実している証か。
神戸のキックオフで前半開始。
セレッソはプレスを掛け、その間に最終ラインを上げコンパクトに攻める体制。
開始3分で扇原がスライディングし、相手を蹴った格好になり、イエローカードが出てしまった。
アンカーポジションでは、今後の不用意なファールは禁物だ。
両チーム主導権を取りたいせめぎ合いが続く。
ややセレッソが流れを掴もうとしているか。
しかし神戸が隙間を見つけた。
38分、山口がPA左の武藤からのパスを受け、中央にドリブルで入り、間髪入れずにシュート。
大迫の位置がオフサイドかVARが介入したが、ゴール右に決まり神戸が少ないチャンスを生かして先制した。
さらに44分、セレッソ陣内の右で得たFKは、飛び出したGKキム・ジンヒョンを超えて、ファーサイドの武藤がヘディングで中へ折り返すと、中の本多がヘディングシュート。
これが見事に決まり、神戸が2点差とした。
本多は加入後初得点‼️
キム・ジンヒョンが追いかけるくらい奥深い位置までキックした扇原のボールが素晴らしかった。
攻め所に苦労していただけに、前半で2点差を付けられたのはアドバンテージとしては大きい。
神戸は選手交代なく開始。
開始早々、神戸がゴール前に攻める時間が続く。
すると49分。
扇原のインスイングのCKをファーサイドの大迫がヘディングシュート。
DFにマークされながらも、瞬間一歩下がりポジションを取りゴールにねじ込んだ。
神戸が追加点を挙げて3点差とした。
57分、セレッソのルーカスフェルナンデスの左からのボールをレオセアラが押し込み1点を返した。
3対1となった。
61分、井出と宮代が交代した。より攻撃力を高めたい投入だ。
セレッソが早めの縦パスを使いシンプルな攻撃が増えてスピード感が出て来た。
70分、パトリッキと佐々木が交代した。
神戸が中盤のボールへのプレッシングを徹底している。
81分、扇原、大迫と井手口、初瀬と交代した。
レオセアラにボールが入るようになりセレッソもチャンスが増えて来た。
今日2アシストの武藤は、足が攣りそうになりながらもビッチを上下に駆けている。攻守にありがたい存在だ。
アディショナルタイムは5分。
アディショナルタイム3分に神戸はまだ攻める。
佐々木からのパスを受けた宮代が、タイミングをうまく外しPA外から迷わずシュートを放った。
グラウンダーの見事なシュートが左隅に決まり、決定的な4点目をあげた。
大迫がベンチに下がっても、宮代が決める層の厚さが出来上がって来た。
4対1で勝利‼️
セレッソのとのアウェイゲームで10年ぶりの勝利。
今の強さは「鬼門」を打ち破って行く。